ミドリ色の屋根は永遠に~René Simardに首ったけ~

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ルネのクリスマス・ツリー

2010年12月12日 | クリスマス
 息子はサンタさんから何をクリスマス・プレゼントにもらうかまだ悩んでいます。せっかくだから「ずっと長く使えるものを」と考えているようです。私へのリクエストはクリスマスに渡されなくても良いもの(手縫いせねばなりませんが…★)なので慌てず済みますが、早く決めてもらわないと、いろいろと準備する方は大変です。皆さんのご家庭では如何ですか?





 さて今回は、カナダのルネ・シマール・ファン・クラブ会誌のクリスマス特集号から「ルネとナタリーのクリスマス飾りの作り方」を紹介いたします。

▲特集記事のトップページ


 タイトルの直訳は「私たちのように あなたのツリーを飾ろう」と題し、ルネとナタリーの国際的なクリスマス・ツリー」の作り方を紹介しています。

 ちなみに、ルネが第3回東京音楽祭世界大会でグランプリとフランク・シナトラ賞を獲得し、アメリカやフランスでも活動し始めた1974年のクリスマスには、フランスに飛行機でクリスマス・ツリーを贈っています。そしてその年、「世界中のクリスマス」というタイトルのクリスマス・アルバムをリリースし、仏語と日本語の「ホワイト・クリスマス」やイタリア語の「アヴェ・マリア」、英語の「まきびと羊を」等を歌っています。

 また、ルネが1回目に来日した時、七夕の話に興味深く聞き入っていたという記事がありましたが、”LANTERNES DU JAPON(日本の提灯)”というのは日本の七夕飾りです。写真ではラッピング・ペーパーを使っているようです。写っている手はルネの手なのかしら?
                                                
▲クリスマス飾りを作っているルネとナタリー

▲”LANTERNES DU JAPON(日本の提灯)”


 クリスマス・ツリーというと「もみの木」を使うのが一般的ですが、北米ではバルサムモミ、フレーザーモミ、グランディスモミ、ヨーロッパアカマツ、カナダトウヒ、コロラドトウヒ、アメリカトガサワラなどを用いることが多いそうです。常緑樹が使われるのは、冬の間も緑を保つため強い生命力の象徴とされたから。また、『クリスマスの起源』(O.クルマン著)によれば、中世の聖夜の降誕祭の序幕において行われた、アダムとイヴの堕罪の舞台劇で使われる「知恵の樹(善悪の知識の樹)」として、冬に葉が落ちてしまうリンゴの木の代用に、常緑樹のモミの木が禁断の木の実を飾るために使用されたのが由来ともされています。

<ツリーの起源>
 クリスマス・ツリーの原型は、北欧に住んでいた古代ゲルマン民族の「ユール」という冬至の祭で使われていた樅(もみ)の木で、冬でも葉を枯らさずにいる樅は生命の象徴とされていました。こうした「祭を行う際に樅の木を飾る」という行為はドイツにも伝わり、キリスト教の普及と共にキリスト教との混淆が起こりました。

 そして、1419年にドイツのフライブルクでパン職人の信心会が聖霊救貧院にツリーを飾ったことが、クリスマスツリーをクリスマスに飾った最初とされています。1600年代のドイツ各地に記録が残され、ベルリンには1800年に伝わったそうです。イギリスへはヴィクトリア女王の時代に、女王の夫アルバート卿がドイツ出身であったため、彼のためにクリスマス・ツリーを飾って見せたことから、女王を通じて伝わったそうです。また、アメリカ合衆国の最初のツリーは1746年にドイツ移民によってに飾られました。その当時、アメリカ建国当初からいたイギリス系清教徒のアメリカ人から「クリスマス・ツリーは異教の文化だ」と断じられ、反発されたこともあったそうです。

 現在では、キリスト教徒が少ない日本のような国でもこの風習が根付き、ロシアのヨールカなど、日本の門松と同じく新年を祝うものも、クリスマスの時期から飾られているそうです。

<代表的なオーナメント>
♪ツリー・トップ(星、天使)
 ツリーの先端には、キリストの降誕を知らせたベツレヘムの星(Star of Bethlehem)にちなんで星が飾られます。イギリスなどではクリスマス・エンジェルという天使が飾られます。
♪リンゴ
 アダムとイヴが食べた知恵の樹の実を象徴したもので、現代ではクリスマスボールと呼ばれる飾りになっていることが多い。
♪キャンディケイン(杖の形をした飴)
♪ロウソク・電飾
 現代ではロウソクの代わりに豆電球などの電飾を飾る方が多い。
♪モール、ガーランド、リボン、ベル
 モールやガーランドなど金属光沢のある飾りをツリーに直接かけて飾りますが、ガーランドにはポップコーンを糸で通してつなげたものもあります。また、リボンやベルなどを糸で吊り下げます。
♪菓子類他
 箱入りのポップコーン、クッキー、ビスケット、ドーナツなど糸で吊り下げます。実物(クリスマスツリー用に販売されるものなど)あるいは実物を模したものや、雪を模した綿(スノーブランケット)や雪の結晶の形を模したプラスチック製の装飾(スノーフレーク)なども飾ります。

▲クリスマス飾りの作り方の紹介

・デンマークの飛ぶハート(左ページ上)
 …フェルトで作ったハートの飾り
・ドイツの「幸福の門」の鳥(左ページ中央)
 …フェルトで作った鳥の飾り
・ケベックのカーニバル人形(左ページ下)
 …毛糸を巻いて作った人形 男女両方あります
・アメリカのパッチワークのクリスマス・ボール(右ページ上の左)
 …発泡スチロールのボールにフェルトを付けた飾り玉
・日本の提灯(右のページ上の右)
・イギリスのヴィクトリア調ブーケ(右ページ下の左)
 …桜紙とペーパー・コースターの花束 イギリスではヴィク
 トリア女王を通じてツリーが伝わったそうですので、
 当時の飾りを再現したものなのでしょう
・色紙とポップコーンのガーランド(右ページ下の右)
 …ここではペーパー・ガーランドのみ 紙の輪をつなげ
 たり、ポップコーンを糸で通して鎖状にします
・メキシコの神の目(下の記事の下)
 …妻楊枝とひもで作ったお守り

▲手作りのオーナメントで飾ったクリスマス・ツリーを前に、プレゼントの包みを持って立つルネとナタリー


 身近にある毛糸やフェルト、桜紙や色紙を使って作るオーナメントは家庭で簡単に作れて、幼稚園や小学校でも利用できそうですね。みなさんも手作りのオーナメントを作って、オリジナルのツリーを楽しんでみませんか?
コメント
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