ミドリ色の屋根は永遠に~René Simardに首ったけ~

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「青空の向うへ」の楽譜

2013年10月27日 | ルネの日本語の歌
 今から39年前の1974年10月1日にルネのファーストアルバム「ミドリ色の屋根 ルネ」が発売されました。


 A面は日本でのデビュー曲「ミドリ色の屋根」をはじめとする日本語の曲6曲。B面はカナダのデビュー曲”L'oiseau-鳥-”、日本でデビューするきっかけになった「美しい星」を含めた仏語のヒット曲6曲から構成されており、日本のファン待望のアルバムでした。
 B面は、デビュー当時の幼い声から、ボーイソプラノの最盛期の、来日前の声まであって、そのことを知らずに初めて聴いた時は、声の違いに少々戸惑ってしまいました。収録曲の中で、個人的には「ミドリ色の屋根」と同時期に録音された ”Les dimanches apres-midi-日曜の午後-”が一番好きでした。

▲東京音楽祭世界大会出場曲”Non ne pleure pas”と日本語で歌った「ミドリ色の屋根」を収録したことをジャケットに明記した来日前発売のアルバム(こちらの画像はデビュー25周年記念CD集の一枚)

 
 そして、ファースト・アルバム収録の日本語の曲は全て、「スーパー・アイドル ルネ」に楽譜が掲載されており、当ブログで紹介していないものは、今回の「青空の向うへ」のみになりました。
 この曲は、前出のアルバム ”Les dimanches apres-midi”に仏語版「青空の向うへMerci pour toutが収録されていました。そして「青空の向うへ」は、ルネが第3回東京音楽祭世界大会でグランプリとフランク・シナトラ賞を受賞した後にカナダで発売された、”Ma Petite Japonaise”にも収録されました。

 歌詞の内容は少年の可愛い恋の歌。
 日本の少年少女が歌う歌謡曲は恋愛の歌が多い傾向にあり、ヒット曲はたいてい恋愛の歌です。しかし、過去ログでも書きましたが、ルネはデビュー当時、ティーンよりもケベックのお母さんたちのアイドルだったせいか、母親や家族をテーマにした歌をたくさん歌っていました。大人っぽい曲はといえば、『サンタルチア』等のカンツォーネ、映画のテーマ曲などで、恋の歌は、カーペンターズの『遙かなる影』やアルバムにもなった”Pascale”など、ごく一部でした。もちろん年齢的に恋愛の歌を歌うには幼かったからなのでしょう。しかし、カナダではそうでも、日本ではオズモンズの末っ子で、当時7歳だったジミーに、『ちっちゃな恋人』なんて曲を歌わせたりしているので、国による感覚の相違なのでしょう。

 なお、”Merci pour tout”の歌詞は、私が乏しい仏語の知識を総動員して訳したものを、次週紹介する予定です。
 この曲は、仏語歌詞をつけて歌われた曲の中で、最も歌詞の内容が変わってしまった曲だと思います。また、訳すのが難しく、計画しながら何年も放置したままになっていた曲でもありました。

 それでは、『青空の向うへ』の歌詞と楽譜をアップいたしますので、カナダのシャンタルさんの音楽サイトやルネのCDを一緒にお聴きください。楽譜をもとに、歌ったり演奏したりしていただければ幸いです。

▲「青空の向うへ」が収録されたカナダのアルバム”Ma Petite Japonaise”

♪「青空の向うへAozola No Moukoe」
http://discographiesimard.musicblog.fr/2861141/Rene-Simard-Aozola-No-Moukoe/




          青空の向うへ

     さいとう大三作詞/村井邦彦作曲/馬飼野康二編曲

小さな涙ををふいて 明るく笑ってごらん
この僕がこれから 君を守ってあげる
悲しい思いに君を させないつもりさ僕は
離さずにこれから 君を大事にするよ
いつでも君と僕 ふたりは恋人
いつでも君だけを 愛しているから
青空のむこうへ 二人で行こう
はてしなく夢がほら 二人に広がる
いつでも君と僕 二人は恋人
いつでも君だけを 愛しているから

これから二人は一緒 心配しなくていいよ
この僕がいつでも 君の近くにいるさ
きれいなお花のように かわいくほほえむ君と
どこまでも片寄せ 僕は歩いて行くよ
いつでも君と僕 二人は恋人
いつでも君だけを 愛しているから
青空のむこうへ 二人で行こう
はてしなく夢がほら 二人に広がる
いつでも君と僕 ふたりは恋人
いつでも君だけを 愛しているから


       ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪


       cloverシマ姉のグリーンライフclover


 職場のパッションフルーツ(写真右上)は次々に花が咲き、既に13個実が大きくなっています。ところが、台風26号の暴風雨を乗り越えたと思ったら、出張中にグリーンカーテンのネットが外されていてショック★ グリーンカーテンの責任者は、しばらくパッションフルーツの所だけは外さないと言っていたのに、指示が行き渡ってなかったみたいです。実が取れたりはしていなかったのでよかった…。 昨日の台風27号の影響もなく、今日からお天気が続く予報♡ このまま熟すまで霜が降らないことを祈るばかりです。

 今年の冬は寒いらしいのですが、夏咲き切ったはずの百合(写真左 支柱は台風26号対策で立てたもの 後ろにパッションフルーツ)が二度咲きしている職場の花壇。台風26号接近の際、パッションフルーツの棚でアマガエルを発見し、捕まえて寄せ植えと一緒に室内に取り込もうとして失敗★ 仕方がないので寄せ植えとオリズルランの大鉢をアマガエルのために犬走りに残し、他の鉢は全部部署に取り込みました。その内の2鉢で、昨年外に捨て置かれ、危うく霜で枯れるところだったシャコバサボテン(写真右下)は、すっかり元気になって花芽を付け始めました。まだまだ小さいですが、全ての葉先に付いているので、花が咲くのが楽しみです♪

 そして先週、あるお肉屋さんの店の脇に、実が生っているパッションフルーツのグリーンカーテンを発見! 冬越しをどうするのか聞いてみようと思っています。店先で焼き鳥を焼いているお店なので、夕食のおかずを買いながら聞いてみようかな♪
 

            cat猫アスカ通信cat3

 このところ朝晩は冷え込んで寒いくらいになりました。シマ姉家の愛猫アスカは、寒くなると私の布団の中に潜り込んで寝るようになり、早朝の狩りはすっかりご無沙汰(笑)。
 某ホームセンターで見つけたキャットハウスが目に止まり、つい猫バカで買ってしまいました。息子のランドセルが大好きで、中の教科書・ノート類をかき出して無理矢理入るアスカは、フワフワで温かいので気に入ったらしく、その晩からその中で寝ています。
 画像は、買ってきてまだタグが付いたままのキャットハウスでまどろむアスカです。最初は香箱座りしていましたが、中が温かくなったので身を乗り出しています。昨夜はいびき(ちょっと鼻風邪もひいてるけど…)をかいて爆睡だし(笑)! これで冬の備えは万全?!


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「水色の天使」の楽譜

2013年10月19日 | ルネの日本語の歌
 今年はルネが初めて来日した39年前、1974年(昭和49年)とカレンダーの並びが同じ年であることは、過去ログで何度もお知らせしてきました。そして来年は、ルネ来日40周年の記念すべき年! そんな中、ルネ・ファンにとって貴重なお宝映像がYouTubeでアップされました!! facebookのルネ友さんの間でも盛り上がっています。


 そこで今回は、その3つの映像を紹介したいと思います。その中のひとつは、今回の記事の『水色の天使』が収録された、カナダのルネのアルバム”Ma Petite Japonaise”が、ルネの第3回東京音楽祭音楽祭世界大会でのグランプリ受賞を受けて組まれた特別番組で紹介されています。その番組”JEUNESSE”の写真は、ルネが山口百恵さんと翌年のイメージ・キャラクターをすることになって、特集記事が集中的に掲載された『中一時代』にも載っていました。

▲「ぼく、カナダでは週3本のレギュラー番組もっているよ。その中の1本はジュネス・バラエティーショーっていうんだ。しばらくカナダを離れて日本にきていたからたいへん忙しいんだ……。」
 ジュネス----青春。歌あり、コントありのショー。ルネはこの番組の司会もし、そして歌も歌う。ルネがいなければ始まらない番組ってわけ。


▲下の映像で紹介されている番組を伝える記事(②インタビュー PASSION SIMARDより)

♬YouTube映像"VTS11"

TV番組”JEUNESSE”より
①「ミドリ色の屋根」:スプリング・コンサートの衣装で
②インタビュー 背景に日本で出版された雑誌
③”Ma Petite Japonaise”:白のスーツ(秀樹とのインタビュー時着用)
④”Bozo”:サーモンピンクのジャンプスーツ(2回目の来日時着用)
⑤”Fout pas s'en faire avec ca”(同上)
⑥”Papa on s'ennui de toi”(同上)


♬YouTube映像"VTS12"

TV番組”JEUNESSE”より
①”Yoyo”:ファースト・コンサートの衣装
②”Ma Petite Japonaise”:同上
来日以前の映像より
③”Coeur de maman”(1973)
④”L'oseau”(1971)
⑤”Pascale”(1973)
⑥”Triste Noel”(1971)


♬YouTube映像「ルネ・シマール/ジミー・オズモンド」

①第3回東京音楽祭世界大会のグランプリ受賞シーン
 記憶違いでなければ、東京音楽祭世界大会の総集編として放送されたものだと思います。
②第12回東京音楽祭国内大会のオープニングで、ルネの紹介映像とルネの日本語での挨拶
 「皆さん、こんばんは。ルネ・シマールです。あれからもう10年経ちました。僕もこんなに大きくなりました。またお会いできて…」続きの言葉を忘れてしまい、英語に切り替えて話しましたが、ルネのクリアな日本語には驚かされます。
③第12回東京音楽祭世界大会での妹ナタリー・シマールとのインタビューと『ミドリ色の屋根』のデュエット


 ここに来て、こんな映像を見ることができるなんて…symbol1 ルネ友の皆さんも、13歳と22歳のルネを十二分に楽しんでくださいね♬


       ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪


 さて、今回の本題です。
 1974年10月1日に発売されたルネのファーストアルバムの日本語の曲は全て、『スーパー・アイドル ルネ』に楽譜が掲載されました。過去ログで紹介していない楽譜はあと残り2曲。今回紹介する『水色の天使』と『青空の向うへ』。ルネの全曲集「GOLDEN☆BEST limitedルネ・シマールが発売になり、ラジオ番組のリクエストで『ミドリ色の屋根』が度々流れるようになった今、他の曲も是非、ファンの方に歌って欲しいし、演奏して欲しいです!



♪「水色の天使Mizouiro No Tenchi」
http://discographiesimard.musicblog.fr/2861157/Rene-Simard-Mizouiro-No-Tenchi/


          水色の天使

    さいとう大三 作詞/村井邦彦 作曲/川口真 編曲

白い野バラの中で
眠る天使のように
青い瞳の君は
二度とほほえまないの

僕の胸は凍りついて
何もできない
祈りも悲しい 悲しい

花びらの中を鐘が
悲しげにきこえる

僕は歌う君のために
忘れられない君に

白い野バラの香る
丘の小さな家で
そっと瞳をとじて
君は暮らして行くの

僕はじっとひざまずいて
君をみつめた
別れが苦しい 苦しい

悲しみの歌が流れ
さよならが言えない

涙こらえ 僕は歌う
忘れられない君に
 


 この曲は、友だちが歌ってカセットテープに吹き込み、私の誕生日にプレゼントしてくれた思い出の曲でもあります。歌心のある方、楽器の演奏をされる方、ぜひこの楽譜を使って『水色の天使』も広めてくださいね!!

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ルネと秀樹の友情④

2013年10月13日 | ルネと西城秀樹
 今日は3連休の中日。そして明日は体育の日。ルネ友の皆さまにおかれましては、いかがお過ごしでしょうか。

 昨日は季節外れの暑さで真夏日の記録を更新…今日は関東地方はおさまるようですが、この気温のせいか、職場のパッションフルーツは現在13個生り、蕾が次々にふくらんでいます。8月に咲き切ったはずのユリから一本だけわき芽が育ち、もうすぐ花が開きそうだったり、夏に落ちたプチトマトの実から芽が出てすくすく育っていたり、朝顔がまだまだ元気に花を咲かせていたり…。やっぱり地球温暖化の影響で日本は亜熱帯気候になっているのかと考えると不安になります。
 それから、シマ姉家の愛猫アスカは、昨日シャンプーされてふわふわでいい香り♡ シャンプー後のブラッシングでとれた毛でまた猫フェルトの毛玉ができたので、今度はためておいてチョーカーかネックレスを作ってみようなんて考えている猫バカシマ姉です。


 さて今回は、ルネと西城秀樹の友情」の最終回『夢はさらにふくらんでを紹介いたします。別のカテゴリの記事で紹介した、西城秀樹氏の『傷だらけのローラ』についてのYouTube映像や雑誌に掲載された記事をまとめ、再度紹介していますのでお楽しみいただければ幸いです♪


アイドル情報
=西城秀樹がルネの友情にこたえて
『傷だらけのローラ』をカナダで発表=


夢はさらにふくらんで

 ルネとクルティエさんは、9月20日にカナダへ帰ったが、荷物の中にはヒデキのレコードやテレビを撮ったビデオテープ、ラジオの録音テープなどが、ぎっしりつまっていた。
 ヒデキは日本のビッグスターだが、カナダではまだ名を知られていない。レコードを発売する前にヒデキがいかにすばらしい歌手であるかを、カナダの人たちにアピールするためクルティエさんは日本滞在中にできるだけ資料をあつめた。
 そしてカナダのテレビ局やラジオ局に呼びかけ、まず放送で西城秀樹の人気をもり上げようと、プロモートを開始した。
 まもなくヒデキの歌がカナダでも流れだし、、それにかぶせてレコードが発売される。カナダではトップスターのルネも、ヒデキをけんめいに応援してくれる。ふたりの美しい友情が、歌を通じて実を結ぶのだ。
 ルネ君は帰国をまえに、ヒデキと、東京プリンスホテルで会って、別れを惜しんだ。また逢う日まで、それはヒデキがレコーディングにカナダを訪れる日になるだろう。
 そのときルネ君は、ヒデキにこういった。
「来年、ぼくはまた大好きな日本を訪問するつもりでいます。日本で縦断コンサートをひらくプランがあるんです。
 そのコンサートで、もしサイジョーさんとジョイントすることができたら、ぼくはとってもうれしいんだけど!」
 ヒデキもルネの歌唱力はバツグンと認めている。弟みたいにかわいいルネの希望なら、なんとかしてかなえてやりたい。
「ジョイント・コンサートなんて、すごく楽しいだろうね。きみとなら、ぜひやってみたいよ。スケジュールが合う限り、きっとやろうね!」
 ふたりは固く握手した。日本とカナダのビッグワンが、燃えるハートでジョイントする。音楽に国境はない、ヒデキの歌が世界に羽ばたく日は、もうそこまで来ている!



 西城秀樹氏の「傷だらけのローラ」のオリジナルは1974年8月25日発売。仏語版は、1975年1月17日にレコーディングされ、2月15日にカナダ他、フランス、スイス、ベルギーで発売されました。
 また、今回の2人の対面記事はカナダでも芸能記事で取り上げられ、ルネが西城秀樹氏を紹介し、ギー・クルティエ氏がプロデュースしてカナダで大々的に売り出すことも書かれていました。下の記事では、1975年の5月か6月に2週間滞在して活動すること、その際にはルネも一緒に仕事をすることが書かれています。
 ルネの3回目の来日は、仏語版「傷だらけのローラ」のレコーディングに合わせたように1975年1月7日から20日までの20日間。秀樹のカナダでの活動予定も、1975年3月19日から4月12日までのルネの4回目の来日の後ですから、カナダのルネ・サイドと日本の秀樹サイドでスケジュール調整をしていたことは間違いないでしょう。
 それにしましても、カナダでの活動の様子は日本でも放映されたのでしょうか? ルネのスプリング・コンサートで秀樹とジョイントできなかったのは残念でしたが、カナダで実現させることができていて、もし映像が残っているのなら、是非見てみたいですね!!

ルネ・シマールはケベックの人たちに
      西城秀樹を紹介するだろう

▲右上:日本の№1歌手西城秀樹とルネはすぐに親友になりました (1974年9月20日 2回目の来日の最終日、東京プリンスホテルで行われた西城秀樹とのインタビュー記事の写真と同じもの) 
右下:腕相撲をすることに理由なんてありません 
 (腕相撲の様子は私が所有する日本の記事にはありませんでした。)


 先週お伝えしたとおり、現在、ルネ・シマールはたくさんの成功を得た日本に滞在し、4月13日、しかしとても短い期間ケベックに帰って来る予定です。日本においてルネは、日本の№1歌手である西城秀樹や何人かの歌手と大変早く友情で結ばれ、日本での彼の新しい仕事として秀樹の推薦者となりました。 はっきりとした帰国の日程は分かりませんが、秀樹が5月末か6月初めにケベックに来る時、ルネは彼のために一緒に仕事をするでしょう。
 ギー・クルティエは、この日本のスターがカナダで2週間弱行う活動を管理する仕事をします。私たちは彼(秀樹)のレコードの中に、希にしか存在し得ない、このタレントの持つ生来の声を聴くことが出来るでしょう。友情が芽生えた異なる国のアーティスト同士の交流は真実であり、良き仕事となります。



 そして、西城氏か仏語で歌った「傷だらけのローラ」は、氏のアルバムに収録され、その件について西城氏本人が説明をし、仏語版を歌ってるアルバムがYouTubeでアップされています。また、カナダ(ケベック)で発売されたレコードは、この記事にも書かれているとおり(「ルネと秀樹の友情③」参照)シングル盤のA面が仏語版、B面が日本語の「傷だらけのローラ」。カナダのルネ・ファン、シルヴィーさんの情報でも、西城氏本人の話でもカナダで2位になったとのことです。



<西城秀樹氏の解説>
「そして、いよいよ世界…実はカナダの方で、『傷だらけのローラ』を吹き込んでみないか…ということがありました。それというのも、ルネ・シマールという青年がありましたね。少年が…。その子ととても仲良くなりました。その時彼が『傷だらけのローラ』を大変気に入りましてね、是非カナダの方でレコードを出してみないか…そういう話が決まりました。出しました。そして見事、カナダで2位になりました。さあ、そのフランス語版『傷だらけのローラ』、そして、阿久先生たちと知り合った、三木先生にも知り合いましたね…。あの三部作を聴いていただきたいので、その三部作の中より『君よ抱かれて熱くなれ』、2曲続けてお聴きください。」




 ルネはこの取材の後、すぐに帰国の途につきました。空港でママと一緒の所をファンが撮影した写真が、日本のルネ・ファン・クラブ「メープル・メイツの会報に掲載されていました。ルネはふざけてカメラの前に手をかざしたり、とってもお茶目だったようです。
 そして、この帰国の途中、アメリカに寄って、ラスベガスでオズモンズのステージを見たり、ディズニーランドで遊んだりしていました。それについては、過去ログでも紹介していますので、カテゴリ『2回目の来日』でお読みいただければ幸いです。

※カテゴリ『2回目の来日』参照
http://green.ap.teacup.com/applet/rene_simard/msgcate24/archive


 余談ですが、現在も親しくしているルネ来日当時4人グループだった友人の1人が秀樹ファンでした。あの頃、2人とも芸能雑誌を買っていなかったために、ルネと秀樹が仲良しなったことを知りませんでした。もし知っていたら、ファン同士同じ話題で盛り上がっていたと思います。

 それから、先週日曜日の息子の小学校の運動会で、入場行進曲の1つに“Exodus”が使われていてちょっと興奮しました。…というのも、この曲は、ルネのカナダのファースト・アルバムの最後に収録された、映画『栄光への脱出』のメイン・テーマだったからです。
 今年創立140周年を迎える小学校だからという訳ではないのですが、運動会の駆け足行進曲や競技中の音楽の選曲がとにかく渋い! 何故こんな古い曲? 誰のチョイス?!…と、いつも疑問に思います。今年は『巨人の星』くらいで済みましたが、以前は『笛吹き童子』が流れたことも…(笑) ルネ・ファン世代の親の年代の曲でしょう?
 …という訳で、ルネの“Exodus”をお聴きくださいsymbol1

♪Rene Simard"Exodus"
http://discographiesimard.musicblog.fr/2860387/Rene-Simard-Exodus/

♪YouTube映像「栄光への脱出 Exodus(1960)Main Theme」



 そしてもうふたつ、ミドリ色の屋根のピアノ弾き語り楽譜がダウンロード販売され、facebookのしゃむねこさんのグループに寄せられた情報によると、8日(火)にニッポン放送の「上柳昌彦ごごばん! GOGOBAN」でルネの「みどり色の屋根」が流れました。この日、当ブログのアクセス数が92(アクセス解析では186)に跳ね上がったのもそのせいだったのでしょう。ルネの全曲集CD「GOLDEN☆BEST limitedルネ・シマール」が発売されたことで、ルネ人気が再燃したらいいですね!

※「上柳昌彦ごごばん! GOGOBAN」10月8日(火)
http://www.1242.com/program/gogoban/2013/10/08/

1時台 今日の話題と曲をたっぷりと!より一部抜粋
今、気になる話題の他、曲をたくさんかけます!
・「ミドリ色の屋根」 ルネ 
 「なにこの歌!悲しすぎる!!」と拒絶反応を示す増山さん!
 ルネさんカナダ出身の男性で、
 東京音楽祭でグランプリをとり、
 フランク・シナトラさんにも称賛されて
 シナトラ賞を獲った方です。


♪YouTube映像「ミドリ色の屋根-ピアノ弾き語り楽譜/ルネ(・シマール)/"Midori Iro No Yane(Rene Simard)-Vocal,piano accompaniment score.」

♪購入はこちらから 視聴もできます
http://www.dlmarket.jp/products/detail.php?product_id=238695
<商品詳細>
商品ID 238695
ファイル形式 pdf
ファイルサイズ 134.27KB
商品ファイル名 MidoroIroNoYane.pdf
商品登録日 2013/09/26
販売価格 315円


 秋の夜長、ルネの歌声を聴いて、夏の暑さや日頃の疲れを癒してくださいねsymbol1


<追記>
 YouTubeに、ルネが第12回東京音楽祭世界大会の前夜祭で妹ナタリー・シマールと『ミドリ色の屋根』をデュエットした映像や国内大会で日本語で挨拶する映像、カナダのアルバム”Ma Petite Japonaise”のアルバムを紹介するルネの特集番組で、日本のコンサート等で着た衣装で歌う映像がアップされました。次回改めて紹介いたしますが、掲示板「ルネ・シマール日記」で紹介いたしましたので、そちらでご覧下さい。

※掲示板「ルネ・シマール日記」参照
http://8123.teacup.com/renee/bbs?
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ルネと秀樹の友情③

2013年10月05日 | ルネと西城秀樹
 今日は息子の小学校の運動会だったのですが、台風23号の影響による天候不良のため明日に順延になりました。そのため、予約投稿していた記事の最初の部分を書き換えています。

 今年の運動会を、熱中症対策のために例年より2週間遅らせることは、すでに昨年度末に決定していました。今年の残暑はすでに収まって朝晩涼しくなり、運動会を行うにはちょうど良い気候になっていたのですけれど…。
 よく考えると、ルネの来日のあった1974年当時、私たちルネ・ファン世代の運動会は、10月10日だった体育の日か、それに近い平日に運動会を行いました。いつから9月になったのかは記憶していませんが、わが県の中学校の運動会は、現在、9月の第1土曜日に実施する学校が多いようです。夏休み明けの残暑厳しい中、一気に練習しての実施は、夏休みボケと暑さで疲れた体にはきついものの、終わってしまえば後は勉強に集中できるので、かえって良いのかもしれません。
 話はそれましたが、明日も早起きして、主人は場所取り、私はお弁当作りです。小学校最後の運動会なので、親としては気合を入れて応援に行って来ます。今週ずっと風邪気味だった息子も、いつになくやる気満々だったので、今日は体調を整えて、明日も頑張って欲しいです。


 そして今回は、「ルネと秀樹の友情」のその3です。
 前回の予告通り、『傷だらけのローラ』を熱唱する西城秀樹に惚れ込んだルネとギー・クルティエ氏が、西城氏をカナダで売り出すプロジェクトのために動き出します。


アイドル情報
=西城秀樹がルネの友情にこたえて
『傷だらけのローラ』をカナダで発表=


『ローラ』をフランス語で

 この会談でクルティエさんは、ヒデキの生のステージをぜひ見たい、と希望したが、ちょっと時期が悪かった。
 それではと、8月3日に大阪球場で開かれた熱狂のコンサート『ヒデキ・イン・スタジアム』の資料、写真、テープなどを渡すことにした。
 もし、ルネやクルティエさんが、ヒデキの歌に2万人の女性ファンが陶酔し、エキサイトしたあの日のコンサートを見たら、どんなに感動したことか。
 クルティエさんはこういう。
「『傷だらけのローラ』の歌詞をフランス語に訳し、サイジョーをカナダへ呼んで、レコーディングさせたい。ルネの住んでいるケベック地方には、フランス系カナダ人が多く、みなフランス語を話している。
 そのほか、フランス本国やベルギー、スイスなどでも、このレコードはきっと歓迎されるだろう。サイジョーの表現力は国際的なレベルだし、必ず世界に通じるタレントになれると思う。世界各国で彼のレコードを発売することも可能だ。」
 話はいよいよ煮詰まって来た。
 クルティエさんはカナダへ帰ったらさっそく”ローラ”を仏訳し、譜面をヒデキに送り届けようと、約束した。
 ヒデキも、まだフランス語にはツヨくないが、
「シャンソンは好きだったし、これからマスターしたい。”ローラ”はフランス語のソフトなムードにぴったりの曲だと思うんです。
 いまのところ、カナダで発売するレコードは、A面をフランス語、B面を日本語で吹き込む予定。『傷だらけのローラ』を外国の人たちにも聞いてもらえるのはすごく楽しみですね。
 ルネ君とはすっかり仲よくなったし、クルティエさんもりっぱなマネージャーで、今度の話が具体的になったのはラッキーだと思ってます。やる以上は、みんなの期待にそむかないように、一生懸命がんばらなくちゃ」
 と、固い決意の色を見せる。
『ローラ』の仏訳はまもなく届くだろうし、レコーディングの準備も進められる。問題は、ヒデキがいつカナダに行けるか、というスケジュール調整にある。
 秋から暮れにかけては、1年中で最も忙しいシーズンだ。あるいは何かの都合で時間が取れたとき、電撃的にカナダへ飛んでレコーディング、ということになるかもしれない。


 西城秀樹氏の「傷だらけのローラ」の仏語版は、1975年1月17日にレコーディングされ、2月15日にカナダ他、フランス、スイス、ベルギーで発売されました。
 そして、ルネの3回目の来日は1975年1月7日から20日までの14日間。ルネの来日に合わせたようなレコーディング日程は、ルネが秀樹のレコーディングに立ち合うためなのでしょうか? また、ルネの通訳を務めていた道上雄峰氏がフランス語の指導もしていたようです。この来日には、秀樹の才能に惚れ込み、カナダで売り出すことを決めた、当のクルティエ氏ではなく、ルネ・アンジェリル氏が同行していました。この記事では秀樹がカナダへ飛んでレコーディングを行うかもしれないと書かれていましたが、ルネの歌唱指導もしていたアンジェリル氏が、ノーベル・レコードから一任されて、仏語版のレコーディングに立ち会ったのかもしれません。

 下は過去ログで紹介した『月刊明星』掲載の記事。余談ですが、ルネの髪を金髪と記憶している方が結構います。この写真だとかなり明るい色に写っているので、これだけを見たら勘違いしてもおかしくないですね。

 そして、次回は「ルネと西城秀樹の友情」の最終回『夢はさらにふくらんで』です。別のカテゴリの記事で紹介した、西城秀樹氏の『傷だらけのローラ』についてのYouTube映像や雑誌に掲載された記事も一緒にまとめ、再度紹介していますのでお楽しみに!



●あこがれのヒデキサン
ルネと秀樹がツヨーイ友情で結ばれてること きみたち知ってる 全身エネルギーのかたまりとなって表現する秀樹の力唱にルネが感動 秀樹もルネの美しいボーイ・ソプラノに魅了されたのです
「『傷だらけのローラ』を外国にいっぱい紹介するよ ふたりで舞台に出よう」と約束 来年のお正月また会おう ルネ!



       ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪


       cloverシマ姉のグリーンライフclover

 今週金曜日の職場のパッションフルーツ♡ 次々に花が咲き、なかなか全部は受粉がうまくいかないものの、実が生り始めました。植物栽培が趣味の上司の家にもあり、昨年秋にも生って熟したとのこと。霜が降りる前に収穫し、鉢に植え替えなければ…!!
 また、プチトマトのこぼれた実から芽が出て、どんどん成長しています。昨年実験的に鉢に植え替えたものは、冬には花が咲き実をつけたので、こちらもどうしようか思案中です。

            cat猫アスカ通信cat3

 まだまだ腕白なシマ姉家の愛猫アスカ。去勢手術したこともあって、この角度だとかなりお腹周りがポッチャリに見えます。 久しぶりに猫ハウスでまったりしているところです。 
 最近は朝晩冷え込むようになったので、早朝の散歩はやめて、誰かの布団の上や中でぬくぬくするようになりました。その分家の中で運動会しています★ また、家族の見送りと出迎えを、スリスリしながらするようになって、可愛さも増しました。息子の言葉を借りれば、「猫のいる生活って、癒される~symbol1」な毎日を送っています。

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