今から28年前の3月27日、第12回東京音楽祭世界大会が開催され、第3回のグランプリ受賞者であるカナダのルネ・シマールがプレゼンターとして招かれました。
プレゼンターはルネ・シマールとその妹ナタリー・シマール。26日の前夜祭では、ルネが9年前の第3回でグランプリを受賞した「ミドリ色の屋根」を二人で歌いました。この来日は、プレゼンターとして招待されたこと以上に、ナタリーの日本デビューが目的だったようです。カナダのファン・クラブの会誌でも、日本人がルネを忘れずにいたことや、前夜祭で「ミドリ色の屋根」を歌ったこと、ルネが大ファンの特別ゲスト、バリー・マニローやライオネル・リッチー、ジョー・コッカー&ジェニファー・ウォーンズらと交流したことも報告されていましたが、それ以上に、ナタリーの日本進出のことが大きく取り上げられていました。ギー・クルティエ氏もかなり力を入れていたようで、レコードの発売枚数やコンサートの予定も報告されていました。しかし、日本で発売されたナタリーのレコードは最終的にシングル1枚。同年12月に発売予定でレコーディングも進められていたアルバムは発売中止になりました。また、カナダではB面の「海の中のあなたへー La Mer Ma Mere」の方が有名のようで、記事でもこちらの曲が紹介されていました。それから、ナタリーは「小さな生命」の仏語版をはじめ、ルネのヒット曲をたくさんレコーディングしていたので、もしかすると、発売中止になった幻のアルバムに収録されるはずだったのかもしれません。
この来日は、過去ログでも書きましたが、日本のルネ・ファンによるルネの来日を要望する署名活動もあって実現したことだと思っています。何故なら、ルネのちびっ子物まねで優勝し、芸能プロからスカウトされて歌手デビューの準備に入っていた友人が発起人の署名活動に私も参加していたからです。これとは別に、ルネ・ファン・クラブ「メープル・メイツ」のメンバーの間でも署名活動が行われていたと、しゃむねこさんから聞いていました。その来日は署名活動をして1年しない内に実現していたので、少なくともルネを招待するきっかけくらいにはなっていると思っています。
※過去ログ「9年後の”ミドリ色の屋根”」
私の第12回東京音楽祭世界大会の想い出です。
http://green.ap.teacup.com/rene_simard/276.html
♪第12回東京音楽祭世界大会の前夜祭でルネとナタリーが歌った「ミドリ色の屋根」をご覧ください。
Rene & Nathalie in Japan
http://www.youtube.com/watch?v=KMvxqdG31xc
♪前出の映像が初回されたカナダのTV番組で「海の中のあなたへ」を歌うナタリー
Nathalie Simard - Ma Mere La Mere in Japanese
http://www.youtube.com/watch?v=5R1_WPiKKEc
▲カナダのファン・クラブ会誌の表紙になった写真
PASSION SIMARSより
第12回東京音楽祭世界大会(12th Tokyo Music Festival)は、1983年3月27日、日本武道館で開かれました。前年の1984年11月1日から12月17日の期間中に世界各国の応募曲(13ヶ国、41曲)からテープ審査の結果、海外11曲、日本から4組、計15曲が参加し、ライオネル・リッチー、ジョーコッカー&ジェニファー・ウォーンズがグランプリをダブル受賞しました。
司会者は井上順と朝比奈マリア。スペシャルゲスト(Guest Singer)はバリー・マニロウ Barry Manilow (初来日)。プレゼンターとしてルネ・シマールと妹ナタリー・シマール。 審査員(Judges)は審査委員長に服部良一。服部克久(音楽家)、岡野弁(ミュージックラボ社長)、スペインからアウグスト・アウゲロ(FIDOF名誉会長)、イギリスよりダニー・オドノヴァン(ダニーオドノヴァンエンタープライズ社長)、アメリカよりサルヴァトーレ・T・キャンティア(MCAミュージック社長)、グレゴリー・ペック(俳優)、トニー・スコッティー(スコッティーブラザーズ会長)、ビル・コンティ(作曲家)、バーバラ・カレラ(女優)、ハル・デイビット(ASCAP会長)、ウィリアム・ワードロー(ビルボード誌協同発行人)。
<ファン・クラブの会誌で紹介された記事>
▲ダブル・グランプリ受賞者ライオネル・リッチーとナタリー・シマール PASSION SIMARSより
▲前夜祭での様子 ゲストや審査員たちと一緒に
記事の内容の半分はナタリーの日本での売り出しについて
PASSION SIMARSより
<世界大会エントリー参加15曲(出場順)>
曲順・エントリー歌手・参加楽曲・賞(国)
1、キャンディ&ランディ「ホワット・ユー・アー・ドゥーイン」
Candy & Randy”Oh What You're Doin'”
チャーミング賞 TBS賞 (アメリカ)
2、野口五郎 「19:00の街」19:00 City
フリオ・イグレイアス賞(日本)
3、コニー・スティーブンス「恋のジェラシー・ゲーム」
Connie Stevens”They're Jealous of Me”
銀賞 ステージング賞(アメリカ)
4、ジョー・コッカー&ジェニファー・ウォーンズ「愛と青春の旅だち」
Joe Cocker&Jennifer Warnes Up”Where We Belong”
グランプリ(イギリス・アメリカ)
5、ビリー・フィールド「恋とタバコとスウィングと」
Billy Field”Bad Habits”
金賞(オーストラリア)
6、倉橋ルイ子「哀しみのバラード」
”The Ballad of Sadness”
外国審査員団賞(日本)
7、ナンシー・ウイルソン「ユア・アイズ」
Nancy Wilson”Your Eyes”
最優秀歌唱賞 作曲賞(山下達郎)
ベストコスチューム賞(アメリカ)
8、杉山清貴&OMEGATRIBE「SUMMER SUSPICION」
TBS賞(日本)
9、ケビン・アイ「愛する人へ」
Kevin I.”One In Love”
国際友好賞 TBS賞(アメリカ ハワイ)
10、ライオネル・リッチー「ユー・アー」
Lionel Richie”You Are”
グランプリ(アメリカ)
11、アニタ・ムイ/梅艶芳「唇をうばう前に」
Anita Mui”Fantasy of Love”
アジア特別賞 TBS賞(香港) 12、エルベール・レオナール「楽しみのために」
Herbert Leonard”Pour Le Plaisir”
銀賞(フランス)
13、ソンゴルメ「ラブ・ストーリー」
Song Gol Mae”Love Story”
音楽祭協力賞 TBS賞(韓国)
14、エマヌエル「ふたりの絵」
Emmanuel Sera 銀賞 (メキシコ )
15 森進一 「冬のリヴィエラ」
”Winter In Riviera”
金賞 編曲賞(前田憲男)(日本)
▲ルネのファースト・コンサートにも参加されたミュージシャンの深町純氏と前夜祭で PASSION SIMARSより
ルネ来日当時の深町氏、若いです~っ!(当たり前か)
♪バンブー・ボングー深町純('75)
http://www.youtube.com/watch?v=4M29eg8IvTc&feature=related
♪散歩ー深町純('71)
http://www.youtube.com/watch?v=WdPjy8VkBQQ&feature=related
♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪
先週3月20日、「たのみこむ」におきまして、「ルネ・シマールの『ミドリ色の屋根』のCD化」を希望する発案は、賛同者が40名になりました。
日本が今、大震災と原発の事故で混乱している時だからこそ、息子が母親を思いやるこの歌が、傷ついた日本人の心を癒やしてくれると信じています。
そして、日本人が一丸となってこの窮地を乗り越えられるよう、命あることに感謝し、今自分に出来ることを考え、希望をもって一人一人が精一杯頑張っていきましょう!
プレゼンターはルネ・シマールとその妹ナタリー・シマール。26日の前夜祭では、ルネが9年前の第3回でグランプリを受賞した「ミドリ色の屋根」を二人で歌いました。この来日は、プレゼンターとして招待されたこと以上に、ナタリーの日本デビューが目的だったようです。カナダのファン・クラブの会誌でも、日本人がルネを忘れずにいたことや、前夜祭で「ミドリ色の屋根」を歌ったこと、ルネが大ファンの特別ゲスト、バリー・マニローやライオネル・リッチー、ジョー・コッカー&ジェニファー・ウォーンズらと交流したことも報告されていましたが、それ以上に、ナタリーの日本進出のことが大きく取り上げられていました。ギー・クルティエ氏もかなり力を入れていたようで、レコードの発売枚数やコンサートの予定も報告されていました。しかし、日本で発売されたナタリーのレコードは最終的にシングル1枚。同年12月に発売予定でレコーディングも進められていたアルバムは発売中止になりました。また、カナダではB面の「海の中のあなたへー La Mer Ma Mere」の方が有名のようで、記事でもこちらの曲が紹介されていました。それから、ナタリーは「小さな生命」の仏語版をはじめ、ルネのヒット曲をたくさんレコーディングしていたので、もしかすると、発売中止になった幻のアルバムに収録されるはずだったのかもしれません。
この来日は、過去ログでも書きましたが、日本のルネ・ファンによるルネの来日を要望する署名活動もあって実現したことだと思っています。何故なら、ルネのちびっ子物まねで優勝し、芸能プロからスカウトされて歌手デビューの準備に入っていた友人が発起人の署名活動に私も参加していたからです。これとは別に、ルネ・ファン・クラブ「メープル・メイツ」のメンバーの間でも署名活動が行われていたと、しゃむねこさんから聞いていました。その来日は署名活動をして1年しない内に実現していたので、少なくともルネを招待するきっかけくらいにはなっていると思っています。
※過去ログ「9年後の”ミドリ色の屋根”」
私の第12回東京音楽祭世界大会の想い出です。
http://green.ap.teacup.com/rene_simard/276.html
♪第12回東京音楽祭世界大会の前夜祭でルネとナタリーが歌った「ミドリ色の屋根」をご覧ください。
Rene & Nathalie in Japan
http://www.youtube.com/watch?v=KMvxqdG31xc
♪前出の映像が初回されたカナダのTV番組で「海の中のあなたへ」を歌うナタリー
Nathalie Simard - Ma Mere La Mere in Japanese
http://www.youtube.com/watch?v=5R1_WPiKKEc
▲カナダのファン・クラブ会誌の表紙になった写真
PASSION SIMARSより
第12回東京音楽祭世界大会(12th Tokyo Music Festival)は、1983年3月27日、日本武道館で開かれました。前年の1984年11月1日から12月17日の期間中に世界各国の応募曲(13ヶ国、41曲)からテープ審査の結果、海外11曲、日本から4組、計15曲が参加し、ライオネル・リッチー、ジョーコッカー&ジェニファー・ウォーンズがグランプリをダブル受賞しました。
司会者は井上順と朝比奈マリア。スペシャルゲスト(Guest Singer)はバリー・マニロウ Barry Manilow (初来日)。プレゼンターとしてルネ・シマールと妹ナタリー・シマール。 審査員(Judges)は審査委員長に服部良一。服部克久(音楽家)、岡野弁(ミュージックラボ社長)、スペインからアウグスト・アウゲロ(FIDOF名誉会長)、イギリスよりダニー・オドノヴァン(ダニーオドノヴァンエンタープライズ社長)、アメリカよりサルヴァトーレ・T・キャンティア(MCAミュージック社長)、グレゴリー・ペック(俳優)、トニー・スコッティー(スコッティーブラザーズ会長)、ビル・コンティ(作曲家)、バーバラ・カレラ(女優)、ハル・デイビット(ASCAP会長)、ウィリアム・ワードロー(ビルボード誌協同発行人)。
<ファン・クラブの会誌で紹介された記事>
▲ダブル・グランプリ受賞者ライオネル・リッチーとナタリー・シマール PASSION SIMARSより
▲前夜祭での様子 ゲストや審査員たちと一緒に
記事の内容の半分はナタリーの日本での売り出しについて
PASSION SIMARSより
<世界大会エントリー参加15曲(出場順)>
曲順・エントリー歌手・参加楽曲・賞(国)
1、キャンディ&ランディ「ホワット・ユー・アー・ドゥーイン」
Candy & Randy”Oh What You're Doin'”
チャーミング賞 TBS賞 (アメリカ)
2、野口五郎 「19:00の街」19:00 City
フリオ・イグレイアス賞(日本)
3、コニー・スティーブンス「恋のジェラシー・ゲーム」
Connie Stevens”They're Jealous of Me”
銀賞 ステージング賞(アメリカ)
4、ジョー・コッカー&ジェニファー・ウォーンズ「愛と青春の旅だち」
Joe Cocker&Jennifer Warnes Up”Where We Belong”
グランプリ(イギリス・アメリカ)
5、ビリー・フィールド「恋とタバコとスウィングと」
Billy Field”Bad Habits”
金賞(オーストラリア)
6、倉橋ルイ子「哀しみのバラード」
”The Ballad of Sadness”
外国審査員団賞(日本)
7、ナンシー・ウイルソン「ユア・アイズ」
Nancy Wilson”Your Eyes”
最優秀歌唱賞 作曲賞(山下達郎)
ベストコスチューム賞(アメリカ)
8、杉山清貴&OMEGATRIBE「SUMMER SUSPICION」
TBS賞(日本)
9、ケビン・アイ「愛する人へ」
Kevin I.”One In Love”
国際友好賞 TBS賞(アメリカ ハワイ)
10、ライオネル・リッチー「ユー・アー」
Lionel Richie”You Are”
グランプリ(アメリカ)
11、アニタ・ムイ/梅艶芳「唇をうばう前に」
Anita Mui”Fantasy of Love”
アジア特別賞 TBS賞(香港) 12、エルベール・レオナール「楽しみのために」
Herbert Leonard”Pour Le Plaisir”
銀賞(フランス)
13、ソンゴルメ「ラブ・ストーリー」
Song Gol Mae”Love Story”
音楽祭協力賞 TBS賞(韓国)
14、エマヌエル「ふたりの絵」
Emmanuel Sera 銀賞 (メキシコ )
15 森進一 「冬のリヴィエラ」
”Winter In Riviera”
金賞 編曲賞(前田憲男)(日本)
▲ルネのファースト・コンサートにも参加されたミュージシャンの深町純氏と前夜祭で PASSION SIMARSより
ルネ来日当時の深町氏、若いです~っ!(当たり前か)
♪バンブー・ボングー深町純('75)
http://www.youtube.com/watch?v=4M29eg8IvTc&feature=related
♪散歩ー深町純('71)
http://www.youtube.com/watch?v=WdPjy8VkBQQ&feature=related
♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪
先週3月20日、「たのみこむ」におきまして、「ルネ・シマールの『ミドリ色の屋根』のCD化」を希望する発案は、賛同者が40名になりました。
日本が今、大震災と原発の事故で混乱している時だからこそ、息子が母親を思いやるこの歌が、傷ついた日本人の心を癒やしてくれると信じています。
そして、日本人が一丸となってこの窮地を乗り越えられるよう、命あることに感謝し、今自分に出来ることを考え、希望をもって一人一人が精一杯頑張っていきましょう!