「翼をください」や、ルネの「愛の翼をひろげて」等の作詞者でもある、山上路夫の歌詞も一緒に紹介いたします。ルネ・バージョンの仏語詞は、過去ログでご覧ください。
※過去ログ「ルネ・シマール物語⑧美しい星」
http://green.ap.teacup.com/rene_simard/49.html
※過去ログ「美しい星」
http://green.ap.teacup.com/rene_simard/19.html
※過去ログ「「美しい星」の平和を願って」
http://green.ap.teacup.com/rene_simard/64.html
※過去ログ「村井邦彦氏が語る”ミドリ色の屋根”」
http://green.ap.teacup.com/rene_simard/133.html
※過去ログ「もう一つの『美しい星』」参照
http://green.ap.teacup.com/rene_simard/492.html
ここで興味深いのは、日本語詞は美しい地球への讃歌であるのに対し、仏語詞の方は2つとも、公害等による自然破壊が社会問題になり始めた地球において、太陽や青空など、豊かな自然を未来のために残すことを切望する歌になっていることです。
また、この曲がルネに向いていると感じて、カナダに楽譜を持ち帰った音楽出版社キャロル・ミュージックのクリスチャン・ルフォール氏、またはカナダのノーベル・レコードのスタッフが、何故歌詞を新しく作り変えたのか、その経緯を知りたいです。著作権等の問題が絡んでいたであろうことは察しがつきますが…。
そしてもう1つ、ルネとLes Poppysの歌い方が、ルネのカナダでのデビュー曲「L'oiseau―鳥―」同様、はっきりと違っていることにも注目したいですね。
Beautiful planet (ne nous prenez le soleil)
La mouette et l'albatros s'étaient posés sans se douter,
Que sur le sable
La vague noire les attendaient pour refermer leurs ailes
En les couvrant de sa nuit, un son humble,
Et c'est ainsi :
Que sont mort des milliers d'oiseaux,
De poissons dans la mer,
Dans les lacs et les rivières.
Que pour avoir été mal aimé
Les fleurs se sont fanées.
Le génie cache la lune, les étoiles et le soleil
dans un nuage
Mais des enfants voulant continués à vivre heureux,
Sous le ciel bleu qu'ils ont aimé, se mettent ensemble
à lui chanter:
Ne nous prenez pas le soleil,
Laissez-nous les oiseaux,
Les poissons, les fleurs des champs.
Rendez-nous la mer et les plages d'or
Que vous avez connues.
Ne nous prenez pas le soleil,
Laissez-nous les oiseaux,
Les poissons, les fleurs des champs.
Rendez-nous la mer et les plages d'or
Que vous avez connues.
Ne nous prenez pas le soleil,
Laissez-nous les oiseaux,
Les poissons, les fleurs des champs…
美しい惑星(私たちから太陽を取り上げないでください)
カモメとアホウドリは 疑うことなく止まっていた
砂の上に
黒い波は 彼らが翼を閉じるのを待っていた
夜を覆い隠し 目立たぬよう
そして同じように…
何千もの鳥
海や湖、川に住む魚が
死んでしまったことを
愛されなかった花が
色褪せてしまったことを
神様が 月と星と太陽を
雲の中に隠してしまった
でも 幸せに暮らし続けることを望む子供たちは
大好きだった青空の下で 一緒に
神様に向かって歌い始める
私たちから 太陽を取り上げないでください
鳥や魚 野の花を
残しておいてください
私たちが知っている 海と金色の砂浜を
私たちに返してください
私たちから 太陽を取り上げないでください
鳥や魚 野の花を
残しておいてください
私たちが知っている 海と金色の砂浜を
私たちに返してください
私たちから 太陽を取り上げないでください
鳥や魚 野の花を
残しておいてください…
美しい星
作詞:山上路夫 作曲:村井邦彦
あなたと私は 生まれてきたよ
大きなこの宇宙のなか
地球に 地球に 生まれてきたよ
蒼く光る星へと
緑がもえて花が咲き 鳥はとびかい
いつの日も回るよ この星は
誰でも一つの命を持って
生きているのさ 星の上で
地球に 地球に 生まれて知った
生きることの楽しさ
夜と朝とをくりかえし 人々を乗せ
いつの日も回るよ この星は
愛と夢とをくりかえし 今日も明日も
いつの日も回るよ この星は
もう1つの「美しい星」は如何でしたか? そしてどちらがお好きですか? …愚問でした。もちろんルネ友の皆さんはルネの「美しい星」ですね!!