ミドリ色の屋根は永遠に~René Simardに首ったけ~

ルネ・ファンのルネ・ファンによるルネ・ファンのためのルネ・ブログ シマ姉のルネ・データ・バンク

ケベックの大晦日

2008年12月31日 | ルネの画像
 今日は大晦日。刻々と迫ってくる新年☆ 満足のいく状態でなくても目をつぶり、取りあえず年越しそばとお煮しめは作ろう…(溜息)。
 今年は息子の小学校入学を初め、いろいろなことがありました。ブログも3年目に入り、素敵な出会いや思いがけない展開にワクワクドキドキしながらも、仕事に追われて駆け抜けた1年でした。来年は職場で新しいプロジェクトが始まる予定もあるし、またまた慌ただしい年になりそうですが、『継続は力なり』で計画的に記事をアップしながら4周年を迎えられるよう頑張りたいと思っています。


▲オルレアン島の「船長の家」の雪かきをするルネ

 今シーズンのケベックはと言うと、10月29日に雪が降って寒さが厳しいようです。1年で最大のイベントであるクリスマスを終えた後は、のんびりムードのケベック。でも子どもたちは冬休みを満喫していることでしょう。

 12月31日の大晦日も、子どものいる家庭ではカウントダウンにシャンパンを開けてお祝いするくらい。”10、9、8、、、Bonne Annee!(ボナネ:明けましておめでとう!)”という掛け声とともに、みんなでお祝いのキスを交わし、一瞬盛り上がった後はシャンパンを飲んで、「じゃあ、おやすみ」って寝るだけという家庭も多いとか。


▲ルネと妻マリー=ジョゼ(デビュー25周年誌より)

 大晦日の夜だけは、外で飲んで御機嫌で「Bonne Annee!」と叫んでいる人がいたり、若者や独身者は夜通しあちこちのバーやパブで催される年越しパーティーを楽しむようです。
 仕事帰りにバーやパブでビールを飲んで、会話を楽しむのはケベックの人たちの楽しみの1つでもあります。映画「普通の子供”Un enfant comme les autres”(日本公開時『ルネ・オン・メロディ』)」の、ルネが兄レジスのギターで歌を歌ってお小遣いを稼ぐシーンにもでてきますが、健康的な感じで、広くて、たいてい真ん中に簡単なダンスフロアがあり、踊れるようになってます。フロアの周りにはビール片手に、踊る人たちを見ている人やおしゃべりをしながら立っている人の輪ができます。壁沿いには座って飲めるスペースがあり、夏には外にテーブルを出した席でも楽しめます。
 ケベック人はビールが大好き。ビールは小瓶で出てきますから、ラッパ飲みするのが当たり前。グラスを使うのは女性だけだそうです。私が新婚旅行で行った時は、アルコール度数の高いヘル・ビア(地獄のビール★鎌を振り上げた死に神のラベルで「地獄に堕ちろ」と書いてあります! 笑)を頼んだので、グラスを2つ付けてくれましたが…。(ちなみにルネ・パパ、ジャン=ロック・シマール氏は、ビールでアルコール依存症になりました。)



※「ルネ・オン・メロディ”Un Enfant Comme Les Autres(普通の子供)”」
http://media.putfile.com/Extrait-un-enfant-comme-les-autres

 なお、ケベックは飲酒運転には大変厳しく、つかまれば即一年間の免停。クリスマスシーズンになると、赤鼻のトナカイ、ルドルフの愛称を酔っ払いの赤鼻に引っかけた「Operation Nez Rouge(オペレーション・ネ・ルージュ=赤鼻オペレーション)」と呼ばれる代行サービスが始まるそうです。これは12月中のみ、ボランティアの人たちで形成されているグループが、3人1組で呼んだ場所まで迎えに来てくれるそうです。料金はかかりませんが謝礼を渡すのが暗黙の了解で、この収益金は全額、若者育成のために使用されるということです。

 冬の時期のケベック料理といえば、フォンデュシノワと呼ばれる鍋料理があります。友だちなど呼んだ時に、みんなで楽しみながら食べられます。英語で言えば「チャイニーズフォンデュ」で、有名なスイスのチーズフォンデュのスープ・バージョンのようなもの。コンソメベースのスープが入っている深鍋を卓上で熱し、スープがグツグツいってきたら、薄くスライスしたビーフやチキン、煮えやすい野菜を串に刺し、鍋のスープで軽く煮てソースにつけて食べます。スープにしっかり味がついているので、野菜などはソースを付けずにそのまま食べても美味しいそうです。フォンデュシノワ用の串はお尻の方が色分けされていて、最初に自分の串が何色かを覚えておきます。冬場はレストランでもメニューに載るそうですよ。
 ルネが日本で気に入った料理の中に「しゃぶしゃぶ」がありましたが、ケベックの人が日本のしゃぶしゃぶを食べて、フォンデュシノワに似ていると言ったそうなので、ルネ・シマール一家も食べていたかもしれませんね。ちなみに、那須のホテルでしゃぶしゃぶにはまった息子のために、行きつけの那須のお店で3日に届くように頼んできたお肉が届いたら、うちもしゃぶしゃぶをします♪

 大晦日の夜に放送されるケベックで毎年恒例の年越し番組「Bye Bye」はお笑い番組だそうですが、日本で言えば「NHK紅白歌合戦」のようなものでしょうか。
 「紅白歌合戦」といえば、最近は強力な裏番組に押されて視聴率が落ちてしまっているようですが、ルネ来日当時は、ほとんどの家庭が見る大晦日定番の娯楽番組でした。でも、私は毎年途中でうたた寝してしまって、最後までまともに見られたためしがありません。実家は「ゆく年くる年」が始まって日付けが変わってから、歩いて5分の神社に初詣に行くのが恒例の行事だったので、番組最後の所だけ見て勝敗は知ることができました。しかし、シマ姉家は早々寝てしまう家なので、紅組白組のどちらが勝ったのかは翌日のニュースを見ないとわかりません(笑)。最近は特に好きな歌手がいないため見なくなりましたが…。多分明日アップする記事を作っていることでしょう(笑)。

     ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪

 今年最後に、ルネが監督を務めるマカオの「シルク・ド・ソレイユ」情報です。





 カナダのルネ・シマール・ファンのコミュニティー・サイト”Passion Rene Et Nathalie Simard”で紹介されていた画像です。2010年にマカオのフォーシーズン・ホテルで「シルク・ド・ソレイユ」の新作レジデントショーが予定されてることは皆さんご存知と思います。ホテル(「ヴェネチアン」とありますが)と、現在建設中のショーのための劇場(多分)画像をアップしました。休みが取れたら行きたいなあ…。


      それでは、よいお年をお迎えください!


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ルネとウィンター・スポーツ

2008年12月29日 | ルネの画像
 今年も残すところあと3日となりましたが、みなさまはいかがお過ごしでしょうか。

 私はやっと仕事が1段落し、27日、28日は以前から予定していた那須旅行に行って参りました。本格的な大掃除は今日からです★
 昨年の息子の初スケートに続いて、初スキーを計画して数ヶ月前から予約していたのですが、那須のスキー場は25日まで積雪ゼロで滑走不可だったのと、息子が風邪気味だったためスキーは見送ることにしました。ところが、寒さ対策だけして行ったら、26日に降った雪が積もっていて、出かけた27日は夕方から降り始めた雪が夜には吹雪になり、28日は1日中降っていました。
 息子はというと、雪の露天風呂としゃぶしゃぶ、ホテルの玄関にできた2メートルはあるかという巨大なつららと積もった雪に大喜び☆ ホテルを出る時は雪遊びで大はしゃぎ。雪だるまを作りたかったのですが、時間もないし、雪はドンドン降ってくるので諦めました。帰宅してから、車の屋根に積もっていた雪で雪ウサギを作って大満足。楽しい小旅行になったようです。
 しかし、当たり前のことですが、山の上のホテルのため帰りはずっと下り坂★ 四輪駆動車にスタッドレス・タイヤの主人の車は、チェーンを巻かなくてもある程度までは大丈夫でも、あれだけ降り続くとさすがに不安でした。いざとなったらもう一泊か?!…と言う主人に、むしろこのまま降り続いて雪が凍った方が恐いからと、チェックアウトぎりぎりまでホテルにいて帰途に。途中で立ち往生している車が渋滞を引き起こし、それを追い越した対向車が雪が凍った路面に一瞬ハンドルを取られてこちらに滑ってきて、ヒヤッとする場面もありましたが、那須町と黒磯市の境まで来ると全く雪がない状態で、山の上と下で、こんなに天気が違うものかと大変驚きました。

雪だるまを作ろうと、雪玉を転がす息子。降り積もるパウダースノーはなかなか雪玉にならず悪戦苦闘★






息子が作った雪ウサギ。うちには南天がないので目が赤くなりませんでした。野生の雪ウサギですね(笑)。可愛くできたので画像をアップしてみました。撮影したのも息子です。

止む気配が全く見られない空と降ってくる雪







一面の銀世界




まるで『かさかけ地蔵』に出てくるようなお地蔵さま





     ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪

 さて、前置きが長くなりましたが、今回のテーマは『ウィンター・スポーツ』です。

 ルネが住むカナダは、寒さが厳しく雪が多い国。ルネの来日当時のプロフィールには、アイス・ホッケーの選手になりたかったと書かれており、夏は水泳、冬はスキースケートを楽しんでいました。ルネがモーグルの大会に出たYouTube映像と、トップ・ページにリンクしてある『ルネ・オン・メロディ』の冒頭でルネと兄レジスがどこまでも続く雪原で遊んでいるシーンもご覧いただきながら、カナダの冬やウィンター・スポーツを楽しむルネ画像を紹介いたします。

※Ski Superstars(1989)
http://jp.youtube.com/watch?v=NZP5diy-TTk
※「ルネ・オン・メロディ”Un Enfant Comme Les Autres(普通の子供)”」
http://media.putfile.com/Extrait-un-enfant-comme-les-autres

▲オルレアン島のジュニア・チームでアイス・ホッケーをするルネ この写真の載った記事は3回目の来日について書かれた記事でした。

▲オート・モービルに乗るルネ(「中二時代」より)
 ルネの糸切り歯がないので、来日当時より前の写真だろうということです。パイを切り分けてもらっている小さい方の写真は13歳当時のものだと思います。


▲ルネと兄レジス オルレアン島の「船長の家」の前で
 この写真は、3回目の来日のあった1975年1月前後に撮影されたものだと思います。何故ならルネが着ている白い襟のコートが、3回目の来日の時と同じだからです。ウィンター・スポーツではなく、雪の中でふざけている写真です。


▲スキーをするルネと妹ナタリー


▲スキー場でリフトに乗るルネ・シマール一家
               (デビュー25周年記念誌より)



▲娘ロザリーにスケート靴を履かせるルネ
               (デビュー25周年記念誌より)



▲そり遊びで雪だまりに乗り上げるルネ・シマール一家                (デビュー25周年記念誌より)

 今日、主人が那須のスキー場のホームページを調べたら、積雪70㎝で滑走可だそうです★ 年が明けてから日帰りでスキーに行く計画を立てています(笑)。


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Joyeux Noël!

2008年12月25日 | クリスマス

Joyeux Noël!

 今日はクリスマス! みなさんは楽しいクリスマスをお過ごしでしょうか? わが息子はといえば、今朝起きるなり枕元のプレゼントに大興奮! サンタさんは息子が希望していたプレゼントにおまけも付けてくれたので大喜びでした(笑)。
 ルネの故郷ケベックでも、この時期、サンタさんのプレゼントを待つ子どもたちが、みんなお利口さんになるそうですよ。



 今回取り上げるのはケベックのクリスマスについてです。
 現在、われらがルネ・シマールは、2010年にマオカの「フォーシーズンホテル」で開催されるシルク・ド・ソレイユのレジデントショーのためにマカオにいるのですが、クリスマスはどこで過ごしているのでしょう。ケベックに一度戻って、家族でゆっくり過ごしていればいいですね。


  ▲ルネ・シマール一家のクリスマスクリスマス・ツリーの下に飾られているのはプレセリオ

 仏語でクリスマスは「ノエルです。「ノエル」は一年の最後を飾る最大のイベント。日本でも、この時期になるとあちこちのイルミネーション・スポットが話題になります。最近ではクリスマスの飾り付けをするご家庭も増えてきたように思いますが、ケベックでは、クリスマスの飾り付けをしていない家を探すほうが難しいくらい、どの家庭でも家の内外を飾るそうです。外はイルミネーション、家の中に入れば、主役はやっぱりクリスマス・ツリー。出窓に飾るくらいの小さな物から、本物のモミの木まで、各家庭によって趣向が凝らされます。クリスマス・ツリーは大きな窓が付いた居間に、外の道路からも見えるように置かれ、夜はツリーの電気を灯して外から見えるように窓のカーテンを開けておくそうです。

   

          ▲カナダのChantalさんからいただいたe‐cardです。
   ”KEI”はカナダとしゃむねこさんのコミュニティーサイトでの私のニックネーム


 クリスマスは日本のお正月やお盆のように親族が集まる集いの場でもあります。通常、プレゼントの交換はイブのディナーの後に行われるようです。そして恒例のクリスマスの深夜ミサ。いつもはひっそりとしている教会ですが、この日ばかりはどこの教会も大入満員で、日本の初詣のような感じだそうです。



 年末年始はクリスマスイブから約2週間のクリスマス休暇をとり、クリスマスが終わってしまえば、後はまったりしたムード。大晦日の夜に放送される「Bye Bye」という番組はケベックで毎年恒例の年越し番組。ユーモアの大好きなケベック人らしいお笑い番組で、人気のコメディアンたちによる歌ありコントありのショーが生放送されるそうです。

 12時になると「Bonne Année!!(ボナネ-新年おめでとう!)」の掛け声とともに、みんなでお祝いのキスを交わします。そして新年が明けてしまえば、後はもうすっかりお祭りの後のだらだら気分って感じで、ケベックのお正月はクリスマスのおまけのようなものなのだそうです。だから、新年を迎えてもクリスマス飾りのまま。クリスマスが終わったら、一気に大掃除、大晦日、お正月という日本とは違いますね。



 ルネが歌うクリスマス・ソングのYouTube映像もお楽しみください。また、クリスマス・ソングの歌詞やルネのCD等については、カテゴリ「クリスマス」で過去ログをご覧になっていただければ幸いです。

※ルネのクリスマス・スペシャル番組より Rene Simard 3 - YouTube
 クリスマス・ソングは3から6です。”RENE SIMARD1”から10まであります。
 Rene Simard - Noel, Ave Maria,1971 - Vinyl avec son charme - album complet - benwano
Rene Simard Holy Night/Minuit Chretien - YouTube
Ginette Reno : Glory Glory Alléluia 

コメント (2)
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DOUCE NUIT

2008年12月24日 | クリスマス

 今日はクリスマス・イヴです。

 息子はサンタさんに来てもらえるように、いつもより早く寝るつもりでいます。今年サンタさんにお願いしたクリスマス・プレゼントはガンダムのフィギュア。プレゼント用の大きな靴下を枕元に置いて寝る予定。さあて、サンタさんはプレゼントのリクエストを聞き届けてくれているでしょうか?(それは私だけが知っている♪笑)

      

 今年のブログの目標として「継続は力なり」を掲げてまいりましたが、予想もしていなかった新しい出会いや展開がたくさんありました。以前からネット上で交流していたゲスト様とカード等を交換したり、素敵なクリスマス・プレゼントをいただいたり…。カラオケDAMに『ミドリ色の屋根』が出た情報に続いて、10月25日にNHKラジオ第一で『ミドリ色の屋根』がかかったという情報もネット・サーフィンしていて見つけました。年末にきて「たのみこむ」の賛同者も増えて、何だかとても良い流れに乗っている気がしてなりません。来年はCD化の夢が実現するかもしれませんね♪


     ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪


 今回紹介いたしますのは、仏語版『きよしこの夜』”Douce nuitです。
 この曲はルネ・シマールのカナダのファースト・クリスマス・アルバム”AVE MARIAに収録されている、日本でも大変ポピュラーなクリスマス・ソングです。日本で発売された『クリスマス・ベスト・ヒット/ルネ』にも収録されています。



 よく聴くと、「一箇所間違って歌ってないか~い?」という部分があるのはご愛敬(?)。ゆっくりなテンポなので仏語詞に挑戦しても歌いやすい曲です。BCSDで紹介されている仏語詞は、ルネが歌っている歌詞ではありません。前出のレコードに付いてきた歌詞カードのものを紹介いたしますので、是非チャレンジしてみてください。

※BCSDで紹介されている仏語詞はこちらです。
http://www.boysoloist.com/lyrics.asp?TrackID=12297&AlbumID=599&ArtistID=200

ドゥース ニュイ
DOUCE NUIT

オー ニュイ ドゥ ペー サントゥ ニュイ
Oh,nuit de paix Sainte Nuit
ダン ル シエル ラストゥル  ニュイ
Dans le ciel L'astre luit
ダン ル シャン トゥー ルポー ザン ペー
Dans le champ tout repose en paix
メ  スーダン ダン ラ ピュー レトゥワール
Mais soudain dans la pure etoile
ル ブリヤン  シュール デ ザンジュ
Le brillant choeur des anges
オー ベルジェー ザパレ
Aux bergers apparait

オー ニュイ ダムール サントゥ ニゥイ
Oh,nuit d'amour Sainte Nuit
レ ベルジェール ソン タンストゥリュイ
Les bergers sont instruits
シュール ラ ペー イェ クーシュ ランファン
Sur la paille est couche l'enfant
イル サン ヴォン タドレー ルール ディユー
Ils s'en vont adorer leur Dieu
エ ジェジュー ザネシャンジュ
Et Jesus en echange
ルール スーリ ラディユー
Leur sourit radieux


♪和訳♪

穏やかな夜

ああ、静かな夜 聖なる夜
空には星が輝き
平原に 全てのものが安らかに眠る
しかし突然 清らかな星の中
羊飼いらの前に現れし
天使たちの輝く歌声

ああ、愛の夜 聖なる夜
羊飼いらは知る
飼い葉に横たう御子を
羊飼いらは神を礼拝し
御子イエスと 喜びに輝く
微笑みを交わす



♪日本語訳詞♪

きよし このよる ほしはひかり
すくいのみこは みははのむねに
ねむりたもう ゆめやすく

きよし このよる みつげうけし
ひつじかいらは みこのみまえに
ぬかずきぬ かしこみて

※「クリスマス・ベスト・ヒット/ルネ」の歌詞カードより

 現在、カナダのシャンタルさんの音楽サイト”bebo-musicographiesimard”の不具合でルネが歌う『きよしこの夜』はお聴きいただけませんが、下のサイトの音源で歌ってみてください。このサイトで紹介されている日本語訳詞は、ここで紹介したものと一部違っていますので、そちらも参考にしてください。

※きよしこの夜
http://www.geocities.jp/machi0822jp/kiyoshikono
※讃美歌
http://www7.plala.or.jp/machikun/MIDIseika.htm

 この歌のオリジナルは、牧師補のヨーゼフ・モールが、1818年のクリスマスの数日前ザルツブルグ近郊のオーバンドルフの村で、壊れてしまったオルガンの演奏の代りにと詩を書き、教会のオルガニストのフランツ・グルーバーが曲を付けて、即席で作ったドイツ語のクリスマス・ソングです。壊れたオルガンの修理にやってきた技師がチロルに伝え、それがライプチヒにも伝わって教会で歌われ、1840年頃にはニューヨークでも歌われるようになり、いつの間にか世界の歌になったのだそうです。
※Silent Night くわしくは、こちらのサイトでどうぞ。
http://www.ffortune.net/calen/xmas/songs/silentnight.htm


♪ドイツ語のオリジナル詞(1番のみ紹介)♪
STILLE NACHT HEILIGE NACHT

Stille Nacht, heilige Nacht!  
Alles schlaeft, einsam wacht  
nur das traute hochheilige Paar.  
Holder Knabe im lockigen Haar.   
Schlaf in himmlischer Ruh,     
Schlaf in himmlischer Ruh!     

静かな夜 聖なる夜(きよしこの夜)

静かな夜、聖なる夜
全ての者が眠っていて、唯一起きているのは
愛する高き神聖なる一組のみ
巻き毛の可愛い男の子
聖なる安らぎの中で休めよ
聖なる安らぎの中で休めよ



♪英語詞(1番のみ紹介)♪

Silent Night

Silent night, Holy night,
All is calm, All is bright,
‘Round yon Virgin,
Mother and Child,
Holy infant so tender and mind,
Sleep in heavenly peace,
Sleep in heavenly peace.

静かな夜、聖なる夜
全てが静かで、全てが輝いている
あの聖母と御子の回りを取り巻こう
聖なる幼な子は優しく穏やかに
天国のように安らかに眠っている
天国のように安らかに眠っている



楽しいクリスマスをお過ごしください♪
Merry Christmas!
Joyeux Noel!!

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Vive le vent

2008年12月23日 | クリスマス

 クリスマス特集第2弾はルネが歌う仏語版『ジングルベル』、”Vive le vent ”です。

    
 この曲は、1974年に日本で発売された「クリスマス・ベスト・ヒット/ルネに収録されていますが、カナダのファースト・クリスマス・アルバム”Ave Mariaに収録された中の1曲です。

 『ジングル・ベル』は、日本でも愛唱されている最もポピュラーなクリスマス・ソングの1つです。もともとは、1857年、アメリカのジェームズ・ピアポント牧師が、自分の教会のサンクスギビングのお祝いの歌として作詞した”One Horse Open Sleigh(1頭立てのそり)”が原曲で、クリスマスにも歌われるようになってからアメリカ中に広がり、曲名も”Jingle Bells”になったのだそうです。


▲一頭立てのそりで遊ぶルネ・シマール一家(デビュー25周年記念誌より)

 日本語の訳詞は、複数の訳詞が知られています。私は音羽たかし氏による訳詞が1番なじみ深いのですが、若い世代には宮沢章二氏の訳詞がよく知られているようです。
 
※wikipedia英語詞ジェームズ・ピアポント作詞
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%99%E3%83%AB
※音羽たかし訳詞による「ジングルベル」
http://music.yahoo.co.jp/shop/p/53/29344/Y064846
※宮沢章二訳詞による「ジングルベル」
http://music.yahoo.co.jp/shop/p/53/117125/Y068861

 日本語の訳詞は英語詞がもとになっているため、そり遊びの歌になっています。しかし、仏語詞はそりは全く出てこない上に、”Vive ie vent”は「風、万歳」の意味。ルネが1974年に世界での活動を視野に入れてリリースした”Noël
 autour du monde
(世界中のクリスマス)”には、スペイン語版「ジングルベル」がありますが、こちらは「ジングルベル ジングルベル♪」のところが、鐘の音の擬音「ディン ドン ダン♪ ディン ドン ダン♪」になっていたりします。 訳す人や言葉、国によって内容が違っているのが興味深いです。現在カナダのシャンタルさんの音楽サイト”bebo-musicographiesimard”が原因不明の不具合で聴くことができないのですが、復旧したら是非お聴きになっていただきたいと思います。

 話は変わりますが、外出先で『ジャクソン5』のクリスマス・ソングが流れた時、主人が「これ、ルネが歌ってるの?」と聴きました。実は私も、ジャクソン5時代のマイケルが歌う『ママがサンタにキッスした』を聴いて、ルネではないかとドキドキしたことがありました。実際、ルネはジャクソン5に憧れており、ファースト・クリスマス・アルバムに仏語版の同曲を収録しています。先日も金銭トラブルでまたまたお騒がせのマイケル・ジャクソンですが、この頃のマイケルはとっても自然で可愛かったですよね。ボーイ・ソプラノのマイケルの歌声も紹介しますので、お楽しみください。 
※Michael Jackson - Christmas Video
http://jp.youtube.com/watch?v=1-F8Vs12ICk

     ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪

 さて、本題の”Vive le vent”についてです。
 この曲は大変リズミカルなため、初めて聴いた頃の私には、聞き慣れない仏語が聴き取れず、さらに早い発音について行けなくて、歌詞カードを見てもルネの声に合わせて歌うことのできない曲でした。もともとテンポのゆったりした曲の方が好きだったためもあり、日本でもポピュラーな曲で、ルネの「クリスマス・ベスト・ヒット」に収録されている曲なのに後回しにしていました。
 今回紹介するに当たり、翻訳にも挑戦しましたが、韻を踏んだ言い回しは私の仏語力では十分に訳し切れていません。また、節ごとに訳すと内容がつながらないため、仏語詞と和訳では節と節が一致していません。大体こんな内容らしい…程度で参考に留めてください。
 詩の内容としては、クリスマスを歌った歌であることは間違いありません。歌詞に出てくる『老紳士』は風を起こしたり、空から街に降りてくるので『神様』と私にはとれます。でも、クリスマスに降りてくるので『サンタクロース』かもしれません。ちなみに歌詞に出てくる”Bonne Année!ボナネ:「新年おめでとう」または「良いお年を」 )”と”Joyeux Noël!ジョワイユ ノエル:楽しいクリスマスを)”は決まった言い回しです。今年はちょっと洒落て「メリー・クリスマス!」でなく、「ジョワイユ ノエル♪」なんて言ってみたらいかがでしょうか。

※ルネのクリスマス・スペシャル番組よりVive le vent”と共に”Noel blanc”もお楽しみください。
http://jp.youtube.com/watch?v=AhcnHyjTq8c&feature=related


         Vive le vent

シュール ル ロン シュマン
Sur le long chemin
トゥー ブラン ドゥ ネージュ ブランシュ
Tout blanc de neige blanche
アン ヴュー ムッスュー  サヴァンス
Un vieux monsieur s'avance
アヴェック サ カンヌ ダン ラ メン
Avec sa canne dans la main
エ トゥー ラオー  ル ヴァン
Et tout là-haut le vent
キ  シフル ダン  レ ブランシュ
Qui siffle dans les branches
リュイ スーフル  ラ ロマンス
Lui souffle la romance
キル  シャンテ   プティ タンファン
Qu'il chantait petit enfant :

{Refrain:}
オー ヴィーヴ ル ヴァン ヴィーヴ ル ヴァン
Oh!Vive le vent, vive le vent
ヴィーヴ ル ヴァン ディヴェール
Vive le vent d'hiver
キ  サン ヴァ シィフラン  スフラン
Qui s'en va sifflant, soufflant
ダン レ  グラン サパン ヴェール・・・
Dans les grands sapins verts...
オー ヴィーヴ ル タン ヴィーヴ ル タン
Oh ! Vive le temps, vive le temps
ヴィーヴ ル タン ディヴェール
Vive le temps d'hiver
ブール ドゥ ネー ジェ ジュール ドゥ ラン
Boule de neige et jour de l'an
エ ボ  ナネ  グラン・メール・・・
Et bonne année grand-mère...
ジョワイユ ジョワイユ ノエル
Joyeux, joyeux Noël
オー ミル  ブージー
Aux mille bougies
カン  シャントゥ  ヴェル ル シエル
Quand chantent vers le ciel
レ クロッシュ ドゥ ラ ニュイ
Les cloches de la nuit,

オー ヴィーヴ ル ヴァン ヴィーヴ ル ヴァン
Oh ! Vive le vent, vive le vent
ヴィーヴ ル ヴァン ディヴェール
Vive le vent d'hiver
キ  ラポール トー ヴュー ザンファン
Qui rapporte aux vieux enfants
ルール  スーヴニール ディエール
Leurs souvenirs d'hier...

エ ル ヴュー ムッスュー
Et le vieux monsieur
ドゥサン ヴェル ル ヴィラージュ
Descend vers le village,
セ   ルール  ウ トゥー テ サージュ
C'est l'heure où tout est sage
エ ロンブル ダンス オー クワン デュ フー
Et l'ombre danse au coin du feu
メ  ダン シャク  メゾン
Mais dans chaque maison
イル フロッ タ ネル ドゥ フェトゥ
Il flotte un air de fête
パルトゥー ラ ターブ レ プレートゥ
Partout la table est prête
エ ロ  ナンタン  ラ メーム シャンソン
Et l'on entend la même chanson :
{au Refrain}



♪和訳♪

白い雪で全てが白く長い道
前には 杖を持った老紳士
真っ白な中 口笛を吹く風は
すべてそこから高く吹く
彼は 子どもたちに歌った
恋歌を口笛で吹いている

※ああ 風 万歳 風 万歳
 大きな緑の樅の木々の中
 口笛を吹く冬の風 万歳
 ああ 時 万歳 時 万歳
 雪玉と元日
 そして 新年おめでとう おばあちゃん
 夜の鐘が 空に歌う時 
 千本のろうそくの
 楽しい 楽しいクリスマスを
 ああ 風 万歳 風 万歳
 昔の子どもたちに
 昨日の想い出を持ってくる
 冬の風 万歳※

老紳士が街に降りてくる
それは全ての慎ましい時間
そして 炉辺のダンスではなく
それぞれの家の中の影が
テーブルの至る所に準備ができた
祭の様子に浮いている
そしてみな同じ歌を歌うんだ

※~※くりかえし

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