1983年3月27日、日本武道館にて第12回東京音楽祭世界大会が開かれ、ライオネル・リッチー、ジョー・コッカー&ジェニファー・ウォーンズがグランプリをダブル受賞しました。
ルネは妹ナタリー・シマールと共にプレゼンターとして招待されました。前夜祭には2人で「ミドリ色の屋根」をデュエット。ナタリーが日本でのデビュー曲となる「5月の手紙」も歌いました。
実際には、ルネの来日を求める署名が聞き届けられたというよりは、CBSソニーとALFAミュージックの「夢よもう一度プロジェクト」として、ナタリーを日本でデビューさせるためのデモンストレーションのようなものでした。
過去ログで何度も書いているとおり、第12回東京音楽祭世界大会が開催された1983年は、一人暮らしをしており、テレビを所有しておりませんでした。一緒に署名活動をした友人とALFAレコードに行けば、ルネはバリー・マニロウのコンサートに行っていて、妹ナタリーとクルティエ氏にしか会えませんでした。さらに、前夜祭に誘われたのに、職員旅行で断念。前夜祭も世界大会も、実家の弟にビデオ録画をお願いして、泣く泣く職員旅行に行っていましたが、悪いことは重なるもので、野球中継が延長されて大事な場面が一切録画されておらず、それ以降野球中継をどんなに恨んだことか…。
つい1ヶ月ほど前、第12回東京音楽祭の国内大会並びに、世界大会前夜祭の映像がYouTubeにアップされました。国内大会にもルネが出演していたことを知らなかったので、とても驚きました。映像がとてもクリアーで感激ものですよ♡
そして今回は、「週刊明星」に掲載された第12回東京音楽祭世界大会のグラビア記事を紹介いたします。YouTube映像も一緒に紹介いたしますので、是非ご覧になってくださいね!
▲週刊明星№16 4月14日号より
第12回東京音楽祭
今年も世界からゴーカな顔ぶれ
3月27日、日本武道館で行われた第12回東京音楽祭世界大会を前に、24日、東京プリンスホテルでレセプション・パーティーが。ナンシー・ウィルソン、コニー・スティーブンスといった実力派のエントリー歌手のほかに審査員としてグレゴリー・ペック、特別ゲストとしてバニー・マニロウという豪華な顔ぶれが勢ぞろい。森進一ら、日本のビッグスターもかすんで見えた!?
<上段>
右上:ナンシー・ウィルソン、
右下:コニースティーブンスはふたりの娘と来日
中央上:バリー・マニロウ
中央下:キャンディ&ランディ
左上:ライオネル・リッチー
左下:ジョー・コッカー&ジェニファー・ウォーンズ
<下段>
右:ルネ&ナタリー・シマール
中央:グレゴリー・ペック(左)、バーバラ・カレラ(右)
左:森進一、倉橋ルイ子、野口五郎
※過去ログ「第12回東京音楽祭世界大会前夜祭」参照
http://green.ap.teacup.com/rene_simard/588.html
※wikipedia「第12回東京音楽祭世界大会」参照
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC12%E5%9B%9E%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%9F%B3%E6%A5%BD%E7%A5%AD
YouTube映像
”Rene & Nathalie 「ミドリ色の屋根」”
①東京音楽祭世界大会の総集編番組で紹介された映像。グランプリ受賞後「ミドリ色の屋根」を歌うルネ。私がルネの受賞シーンを初めて見たのはこの番組のこの映像でした。私の記憶が正しければ、1982年の年末放映。
②第12回東京音楽祭国内大会でルネが登場するシーン。朝比奈マリアの英語による紹介で登場するルネ。流暢な日本語であいさつ「みなさん、こんばんは。ルネ・シマールです。あれからもう9年経ちました。僕もこんなに大きくなりました。またお会いでき… またお会い…」と日本語のあいさつを途中でど忘れしてしまいますが、慌てることなく、機転を利かせて英語で後を続けるルネ、さすがです。ルネのあいさつが終わると、司会の井上順と朝比奈マリアが登場してルネを紹介。紹介が済むとルネはステージを降りました。
③第12回東京音楽祭世界大会前夜祭(東京プリンスホテル鳳凰の間)でグランプリ受賞後の「ミドリ色の屋根」の映像の後、アナウンサーの生島ヒロシと三雲孝江がインタビューしています。三雲孝江がフランス語で質問。ルネが22歳でナタリーが13歳であること、ナタリーがすでにケベックで6枚のアルバムをリリースし、日本でもアルバムを出す予定であることなど。ここでアナウンサー2人がナタリーを売り込むために、「もう、お兄さんを超えている。」と強調しているのが私には嫌でなりません。しかし、ナタリーのカナダでのスタートもルネとのデュエットで、『ルネの再来』のように売り出されていました。日本でも同じデビューのしかたをしたナタリーにとっては、複雑な心境だったかもしれません。そして、ナタリーはルネの時のようなのブームを起こせず、この来日でレコーディングした日本のアルバムも発売されることはありませんでした。
④第12回東京音楽祭世界大会前夜祭で「ミドリ色の屋根」をデュエットするルネとナタリー。1番の歌詞をルネが日本語で歌い、最初のサビの部分から2番目の歌詞はフランス語で、2度目のサビの部分からは日本語でナタリーとデュエットしています。
ルネはインタビューの中で、日本について「素晴らしい」と答えながらも、日本でのことは「ずいぶん前のことlong time ago」と言い切っていました。素敵な青年歌手に成長したルネは、少年時代の栄光を振り返ることなく成長し、現在も自分のやりたいことを実現させながら活躍し続けているのですね!
これからもずっと、ルネのカナダでの活動を、日本のファンとして見守って行きましょう!!
ルネは妹ナタリー・シマールと共にプレゼンターとして招待されました。前夜祭には2人で「ミドリ色の屋根」をデュエット。ナタリーが日本でのデビュー曲となる「5月の手紙」も歌いました。
実際には、ルネの来日を求める署名が聞き届けられたというよりは、CBSソニーとALFAミュージックの「夢よもう一度プロジェクト」として、ナタリーを日本でデビューさせるためのデモンストレーションのようなものでした。
過去ログで何度も書いているとおり、第12回東京音楽祭世界大会が開催された1983年は、一人暮らしをしており、テレビを所有しておりませんでした。一緒に署名活動をした友人とALFAレコードに行けば、ルネはバリー・マニロウのコンサートに行っていて、妹ナタリーとクルティエ氏にしか会えませんでした。さらに、前夜祭に誘われたのに、職員旅行で断念。前夜祭も世界大会も、実家の弟にビデオ録画をお願いして、泣く泣く職員旅行に行っていましたが、悪いことは重なるもので、野球中継が延長されて大事な場面が一切録画されておらず、それ以降野球中継をどんなに恨んだことか…。
つい1ヶ月ほど前、第12回東京音楽祭の国内大会並びに、世界大会前夜祭の映像がYouTubeにアップされました。国内大会にもルネが出演していたことを知らなかったので、とても驚きました。映像がとてもクリアーで感激ものですよ♡
そして今回は、「週刊明星」に掲載された第12回東京音楽祭世界大会のグラビア記事を紹介いたします。YouTube映像も一緒に紹介いたしますので、是非ご覧になってくださいね!
▲週刊明星№16 4月14日号より
第12回東京音楽祭
今年も世界からゴーカな顔ぶれ
3月27日、日本武道館で行われた第12回東京音楽祭世界大会を前に、24日、東京プリンスホテルでレセプション・パーティーが。ナンシー・ウィルソン、コニー・スティーブンスといった実力派のエントリー歌手のほかに審査員としてグレゴリー・ペック、特別ゲストとしてバニー・マニロウという豪華な顔ぶれが勢ぞろい。森進一ら、日本のビッグスターもかすんで見えた!?
<上段>
右上:ナンシー・ウィルソン、
右下:コニースティーブンスはふたりの娘と来日
中央上:バリー・マニロウ
中央下:キャンディ&ランディ
左上:ライオネル・リッチー
左下:ジョー・コッカー&ジェニファー・ウォーンズ
<下段>
右:ルネ&ナタリー・シマール
中央:グレゴリー・ペック(左)、バーバラ・カレラ(右)
左:森進一、倉橋ルイ子、野口五郎
※過去ログ「第12回東京音楽祭世界大会前夜祭」参照
http://green.ap.teacup.com/rene_simard/588.html
※wikipedia「第12回東京音楽祭世界大会」参照
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC12%E5%9B%9E%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%9F%B3%E6%A5%BD%E7%A5%AD
YouTube映像
”Rene & Nathalie 「ミドリ色の屋根」”
①東京音楽祭世界大会の総集編番組で紹介された映像。グランプリ受賞後「ミドリ色の屋根」を歌うルネ。私がルネの受賞シーンを初めて見たのはこの番組のこの映像でした。私の記憶が正しければ、1982年の年末放映。
②第12回東京音楽祭国内大会でルネが登場するシーン。朝比奈マリアの英語による紹介で登場するルネ。流暢な日本語であいさつ「みなさん、こんばんは。ルネ・シマールです。あれからもう9年経ちました。僕もこんなに大きくなりました。またお会いでき… またお会い…」と日本語のあいさつを途中でど忘れしてしまいますが、慌てることなく、機転を利かせて英語で後を続けるルネ、さすがです。ルネのあいさつが終わると、司会の井上順と朝比奈マリアが登場してルネを紹介。紹介が済むとルネはステージを降りました。
③第12回東京音楽祭世界大会前夜祭(東京プリンスホテル鳳凰の間)でグランプリ受賞後の「ミドリ色の屋根」の映像の後、アナウンサーの生島ヒロシと三雲孝江がインタビューしています。三雲孝江がフランス語で質問。ルネが22歳でナタリーが13歳であること、ナタリーがすでにケベックで6枚のアルバムをリリースし、日本でもアルバムを出す予定であることなど。ここでアナウンサー2人がナタリーを売り込むために、「もう、お兄さんを超えている。」と強調しているのが私には嫌でなりません。しかし、ナタリーのカナダでのスタートもルネとのデュエットで、『ルネの再来』のように売り出されていました。日本でも同じデビューのしかたをしたナタリーにとっては、複雑な心境だったかもしれません。そして、ナタリーはルネの時のようなのブームを起こせず、この来日でレコーディングした日本のアルバムも発売されることはありませんでした。
④第12回東京音楽祭世界大会前夜祭で「ミドリ色の屋根」をデュエットするルネとナタリー。1番の歌詞をルネが日本語で歌い、最初のサビの部分から2番目の歌詞はフランス語で、2度目のサビの部分からは日本語でナタリーとデュエットしています。
ルネはインタビューの中で、日本について「素晴らしい」と答えながらも、日本でのことは「ずいぶん前のことlong time ago」と言い切っていました。素敵な青年歌手に成長したルネは、少年時代の栄光を振り返ることなく成長し、現在も自分のやりたいことを実現させながら活躍し続けているのですね!
これからもずっと、ルネのカナダでの活動を、日本のファンとして見守って行きましょう!!