イリオモテ観光の基本はエコツアーと呼ばれる、自然と触れ合うツアー。それはトレッキングだったり、シュノーケリングだったり、カヌーだったりするわけだが…いかんせんどれもこれもエクスペンシブ…つまり高いのである。一日ツアーで壱万円なんとのはザラで、そんなのにひょこひょこ参加してたら、たちまち破産してしまう哀れな旅人なのである。
そんなわけで、ジャングル探険をしながら滝を見に行くツアーを企画した。もちろん、オレのオレによるオレのためだけのエコツアーINイリオモテアイランド~ジャングル編。
干潮の時間を調べて引き潮の時間に干潟を渡る。マングローブの林を掻き分けて進むのだが、ここでまず道に迷う。迷うと言うか…道を見失う。そして道じゃない場所を進む。そして完全に迷う。そしてひざまで完璧に泥にはまる。死ぬかと思った。もうこの時点で心は折れている。オレのオレによるオレのためだけのエコツアーを断念の危機。進めそうな木の間を縫って歩いていくと、運良く道らしきものを発見。心ちょっとだけ回復。なんとかマングローブの林を抜けることに成功(すでに泥まみれの悲惨な状態)。草原をしばらく行くと…目の前に鬱蒼と繁る圧巻の本物のジャングルが現れる。…隊長…ちょっと迷う。いけんのか?やめんのか?入り口で迷ったやつが本当にいけんのか?
やはり行くでしょう、ここでおめおめと引き下がるわけにはいかない。そしてジャングル侵入。倒木が道を塞ぐことしばしば、チクチクする葉っぱが肌を刺すことしばしば、青いとかげが一緒に歩くことしばしば、歩みの遅いカメを追い抜き、小川で泥を洗い流し、岩に膝をぶつけ、すねを倒木にぶつけ血を流し、また道に迷い、蟻塚の要塞を跨ぎ、アップダウンを繰り返し、川を渡り、岩場を登り…辿り着いた滝は…人生最良の滝だった。
そこにはカヌーツアーでやってきた観光客がいっぱい。普通はカヌーを漕いで川を進みたどりつく場所なのである。たとえば、現地で作るランチ付きツアーとか、滝壺で泳ぐツアーとか…。オレはというと、滝を見ながらカバンに入れて持ってきたパンを一個食べただけで、滝見物終了。さっそく帰路につくのである。なぜなら、今来た道を戻り、満潮の時間が来る前に干潟を渡らなければ、マングローブの林で水に溺れ、ヤシガニやヤドカリに突かれて海の藻屑と消えてしまうからである。
さすがに一度通った道は楽勝。予想以上に早く干潟まで戻ることができた。干潟でヤシガニの子供らしき大群を追い掛けたりして遊んでいたら…し、し、潮が…みるみるうちに海水が迫ってくる。結局バッグを胸にかかえて、腿まで水に浸かりながら干潟を渡る始末。なんだかんだとあったけど、無事に帰還。めちゃくちゃ楽しかったょ。ホントだって!
以上、しんぐエコツアー、総額0円の巻。いやしかし…無事に帰って来れて良かったぁ…マヂで。
そんなわけで、ジャングル探険をしながら滝を見に行くツアーを企画した。もちろん、オレのオレによるオレのためだけのエコツアーINイリオモテアイランド~ジャングル編。
干潮の時間を調べて引き潮の時間に干潟を渡る。マングローブの林を掻き分けて進むのだが、ここでまず道に迷う。迷うと言うか…道を見失う。そして道じゃない場所を進む。そして完全に迷う。そしてひざまで完璧に泥にはまる。死ぬかと思った。もうこの時点で心は折れている。オレのオレによるオレのためだけのエコツアーを断念の危機。進めそうな木の間を縫って歩いていくと、運良く道らしきものを発見。心ちょっとだけ回復。なんとかマングローブの林を抜けることに成功(すでに泥まみれの悲惨な状態)。草原をしばらく行くと…目の前に鬱蒼と繁る圧巻の本物のジャングルが現れる。…隊長…ちょっと迷う。いけんのか?やめんのか?入り口で迷ったやつが本当にいけんのか?
やはり行くでしょう、ここでおめおめと引き下がるわけにはいかない。そしてジャングル侵入。倒木が道を塞ぐことしばしば、チクチクする葉っぱが肌を刺すことしばしば、青いとかげが一緒に歩くことしばしば、歩みの遅いカメを追い抜き、小川で泥を洗い流し、岩に膝をぶつけ、すねを倒木にぶつけ血を流し、また道に迷い、蟻塚の要塞を跨ぎ、アップダウンを繰り返し、川を渡り、岩場を登り…辿り着いた滝は…人生最良の滝だった。
そこにはカヌーツアーでやってきた観光客がいっぱい。普通はカヌーを漕いで川を進みたどりつく場所なのである。たとえば、現地で作るランチ付きツアーとか、滝壺で泳ぐツアーとか…。オレはというと、滝を見ながらカバンに入れて持ってきたパンを一個食べただけで、滝見物終了。さっそく帰路につくのである。なぜなら、今来た道を戻り、満潮の時間が来る前に干潟を渡らなければ、マングローブの林で水に溺れ、ヤシガニやヤドカリに突かれて海の藻屑と消えてしまうからである。
さすがに一度通った道は楽勝。予想以上に早く干潟まで戻ることができた。干潟でヤシガニの子供らしき大群を追い掛けたりして遊んでいたら…し、し、潮が…みるみるうちに海水が迫ってくる。結局バッグを胸にかかえて、腿まで水に浸かりながら干潟を渡る始末。なんだかんだとあったけど、無事に帰還。めちゃくちゃ楽しかったょ。ホントだって!
以上、しんぐエコツアー、総額0円の巻。いやしかし…無事に帰って来れて良かったぁ…マヂで。