ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

A Story of my watch

2009-11-16 01:57:20 | Weblog
またまたモノが壊れる話。

腕時計が好きでね。腕時計集めが趣味だった頃があってね、結構な数を持ってる。高価な時計はないけれど、可愛い時計ならたくさん持ってる。でもさ、時計ってさ、電池がなくなると止まっちゃうんだよ。知ってた?いくらたくさん時計を持っていても、電池をコマメに替えないと、結局全部止まってしまうと・・・。

もう長いこと使ってる時計があって、SEIKOのWIREDってやつのクロノグラフなんだけどね。まぁ結構お気に入りで、これを使い始めてから、他の時計はどんどん電池が切れて、しまいには全部止まってしまった。

北海道から帰って来てしばらくしてからのこと。バイクを降りてカバーをかけようとしたら、時計が腕からポトリと落ちた。「あれ?」と拾い上げると、ベルトが切れていた。「きゃっ、これは大変」。いまやこの時計しか動いていない訳だから、困っちゃうんだよね。
そこで、近所のブランドショップへ。

「こちらで買われたんですよね?」と店員さんが聞いてくるから、「はい、もちろんです。」と、とりあえずいつもどおり嘘を言う。
「メーカーに修理に出すので、2週間くらいかかりますよ」と、店員さんが言う。「えっ、そんなにですか?ベルトが切れただけなのに?」
「はい、ピンを紛失されてますので、かかっちゃいますね」「なんか、ちょちょいと今直せませんかね?」「無理ですね」。「前に、ちょちょいと直してもらったことがあるんだけど・・・その時は500円くらいだったような気が・・・」「ピンをなくしたから、無理ですね」。・・・なんだよピンピンって。

「見積もりをしてからの修理となりますが、おいくらまでだったら修理しますか?」
「えっ、ベルトが切れただけなのに、おいくらまでとか・・・あるんですか?」
「はい、一応」
「いくらでも直しますよ。だっていくらもかからないでしょ?500円くらいでしょ?」
「じゃぁ5000円くらいにしておきますか?」
「えっ?ベルトが切れただけで5000円はないでしょう?500円くらいでしょ?」
「ないとは思いますが、じゃぁ一応5000円で」
「はぁ、でも・・・ベルトが切れただけで5000円はないでしょう?500円くらいでしょ?」

「こんなに払ってでも直すなんて、思い入れがある時計なんですね?」
「はい、そんなには払う気はないけど、思い出も思い入れもある時計なんですよ」


で、3週間後。電話が鳴る。
「お客様からお預かりした時計なんですが、SEIKOの修理センターによるところ、ベルトの○○○やら○○○やら○○○やらを全部替えないといけないんですよ」
「はぁ」
「で、お見積もりは11000円になります」
「はぁ?」
「修理しますか?」
「はぁ?」「はぁ?」「はぁ?」
「・・・」
「はぁ?」

ちょっと待ってくださいよぉ!!!・・・いくらなんでもそれはないでしょ?セイコーさん、最悪!
ねぇねぇ、ベルトのピンが一個、ポチンと抜けただけなんだって・・・。そんなに大事(おおごと)ですか?



で、一週間後、壊れたままの時計を返してもらって、時計の修理をしている時計屋を方々探したんだけど、このご時世、町の時計屋なんてみんな潰れちゃってるみたいで・・・。
んで、しばらくして、ビックカメラで時計の修理をしているという情報をゲット。ストのついでに、ビックカメラ大宮店へ。

時計売り場の横に時計修理コーナーがあって、そこに持って行く。女の店員さんが、「ベルトの修理ですね。10分ほどいただきます。料金は525円です。」「・・・。・・・。・・・だよね?。」

実際は、5分くらいで修理完了。525円払って、見事にマイウォッチ復活!

525円と11000円の差って・・・なんなんでしょうか?この時計修理にかかった約一ヶ月は、なんだったのでしょうか?・・・ねぇ?


まぁ、とりあえず言っておかなければ・・・。ビックカメラ最高!!!
時計が壊れたらビックカメラへ!