ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

何もないから。

2010-10-05 21:13:49 | 2010夏北海道ツーリング~旅日記
昨日雨の中走り、辿り着いたのは再び富良野。実は三度目の富良野。

旅のフィナーレは一番好きな場所、富良野山部。
旅の終わりにめちゃ走りをするのも悪くないとは想うが、非日常と日常を繋ぎあわせていくための心の準備も必要だ・・・と言いつつ、本当は山部の降り注ぐような星空をもっと見たかった・・・それが理由。

バスがあって、空があって,山があって、川があって、木の実があって,野菜があって・・・ここにはなんでもある。欲しいものは全部ある。

今日は、釣った魚をオヤツに食べた。朝ごはん用のパンを一斤猫に食われた。もらった野菜を料理して晩ごはんを食べた。薪でお湯を沸かしてお風呂に入った。空には星。薪ストーブの温もり。外なのに暖かい。
目を瞑ったのと同じくらいの暗闇の中を、白い息を吐きながら水汲みに行く。空には星。熱い紅茶から上がる湯気に心を和ませ、川から立ち昇る蒸気で、この場所の寒さを知る。
濡れたテントを広げて乾かす。乾きそうになったところで雨に濡らされる。雨が止んだらまた広げ、また濡らされ・・・まるで自然と遊んでいるみたいだ。


・・・そんなわけで、僕は今自然です。
グッドイブニング富良野。僕は本当に、この街が好きだ。