ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

庭の風景。

2013-03-13 11:39:35 | Weblog


まだまだ朝晩は寒い・・・みたいだ。

小川に下りるために作った階段がある。そこに、山の沢から水を引いているホースがある。いつからか、そこから水が吹き出し始めた。管に穴が空いたみたいだ。目を凝らすと、細い細い水の線が見える。そのせいで、階段の途中がいつも濡れている。濡れているのを不思議に思い、原因を調査して見つけた・・・そのくらい細い水の線だ。

朝帰って、その場所を見ると、その辺一帯が凍っていた。階段を下りて、氷のアート、自然が造ったアートをしばらく眺めていた。
吹き出した水が造るから、鍾乳石みたいな氷のアートになっている。

なんだかなぁ・・・うちの庭は素敵だ。
表の庭には、もう春の気配。黄色い花や青い花や紫の小さな花が咲き乱れている。
陽の当たりにくい、すぐ脇の庭には氷のアートが出来ている。

冬と春の間。・・・なんだかなぁ・・・いい季節だ。

田中大輔語録。その四。

2013-03-13 09:52:09 | Weblog
田中大輔は常々こう言っていた。

「スクーターはバイクじゃないね。スクーターはスクーターという名の乗り物だ。バイクとしては認めないね。」

田中大輔はYAMAHAのベンリーに乗っていた。スーパーカブのヤマは版みたいな50ccのバイクだ。
バイクの荷台に、お巡りさんのチャリンコが付けているような、黒いハコが付けてある。そのハコから、ドイツ軍みたいな黒いヘルメットを出して被る。それが、田中大輔のスタイル。



ある夜、田中大輔が遅刻をして来た。

「おれのバイクが・・・盗まれた」

会社に行こうと家を出たら、家の前に停めておいたベンリーが忽然と姿を消していたらしい。で、一時間かけて、歩いて来たと言う。

あんなボロバイクを盗む人がいるんだなぁ・・・あぁ、世界って恐ろしい。

それからしばらく、田中大輔はチャリンコで通勤していた。
ある日の事。田中大輔が銀色のスクーターに乗って現れる。

「おいこら、スクーターはバイクじゃないって言ってたろ?なに原チャリ買ってんだよ!」

田中大輔は、不敵な笑みをヒゲ面の顔に浮かべながらこう言った。

「ふふふ。こうやって人は大人になっていくんだよ。ふふふ。そして、これは原チャリではない。100CCだ。」

田中大輔語録。その三。

2013-03-13 09:48:14 | Weblog
僕の髪は長い。ロン毛だ。田中大輔の髪もそこそこに長い。ロン毛だ。

ある時、田中大輔は、おもむろにこう言って来た。

「おれの髪型ってさぁ・・・キリストに似てない?」

めっちゃ似てる。本物かと想った。めっちゃ笑った。

いる?この世界に、キリストの髪型をしてる人?
少なくとも僕は、田中大輔以外は知らない。

田中大輔語録。そのニ。

2013-03-13 09:43:51 | Weblog
仕事が終わる朝方。田中大輔はいきなりこうつぶやいた。そこそこ大きな声で、こうつぶやいた。

「おれが、ヒゲを剃った事に、なんでみんな気づかないのかなぁ?」

そういえば、昨日までは長いあごひげが、あった・・・ような、なかったような・・・。
その場にいた一同、全員聞こえない振り。

大ちゃん、おれだけは、笑ったよ。悲しすぎるぅ!と、目をまん丸にして笑ったよ。

田中大輔語録。

2013-03-13 09:36:57 | Weblog
「ねぇ大ちゃん、さっき飲み会に誘われたんだけどね。最近会社に入った人達でさ、おれ、その人達のこと全然知らないんだよね。なんで誘ってきたんだろ?大ちゃんも誘われた?」

田中大輔はあごひげを触りながら、こう答えた。

「おれ、いまだかつて、飲み会に誘われたことがないんだよね。うーん・・・なんでかな?」

おいおい、この世で最も返答に困る質問だろ?それ。