去年の今日あたり・・・秋の旅から帰ってきたあたり。
京都に一週間ほど、紅葉を見に行くつもりで出かけて、六日目あたりで船に乗って小豆島へ。小豆島に三日ほど滞在して、急に思い立って四国高松への船に乗る。讃岐うどんを喰らいまくって、一路高知へ。念願のやなせたかし記念館と坂本龍馬の桂浜。四国カルストで大雪に見舞われ引き返し、大迂回して愛媛は松山へ。今治で雨の夜を凌いで、翌日しまなみ街道を経て尾道。確か、その日が12月10日。誕生日は、高速道路を十何時間もひた走って、帰って来たのは12日だったような。。。二週間くらいの旅だったような。。。まだマグナちゃんが元気な頃の話。
時は流れゆくね。一年なんて、あっという間だ。そろそろお遍路さんにいくっかな。
カニの家トリオの話。
こーかたにーさんプレゼンツ、五年ぶりの秘湯ツアーでございます。
朝6時半に出発でございます。運転は、コデラーマンが拒否したため、こーかたにーさん。国道254を北へ向かいます。
出発して早々、コデラーマンが騒ぎ出します。「お腹が減りましたよぉ!コンビニでオニギリ買いましょううよぉ!」×100回。
もうちょっと進んでからにしようよ。と僕は何度もたしなめる。
すると、こーかたにーさんが言う。
「もうちょっと行ったら左側にセブンイレブンがあるから、そこに寄ろうか?」
うーん・・・うーん・・・
こーかたにーさんは鳥取県出身であるね。僕は島根県出身と偽っているけれど、ほぼほぼ埼玉県出身と言っていいんだね。そして、ここは僕の現居住地のエリア内なんだね。
僕が言うならまだしも、鳥取県出身のこーかたにーさんが、なぜこんな所ののセブンイレブンの場所を知っているんだね?
そうこうするうちに、セブンイレブンが左側に現れるんだね。
ぎょぎょぎょ!と驚いてしまうんだよね。いちいち。
「ガソリン入れるなら、もう少し行った右側のスタンドが安いよ」とかね。そんなことも言っちゃうこーかたにーさんなんだけど・・・。
この人の脳のハードディスクの容量とCPUの性能はどうなっちゃってるんだろうか?と思わざるを得ない。
日本全国に対して、こういうわけのわからない情報が満載なんだね。どうかしちゃってるんじゃないかな?
前の日にコデラーマンが、スマホに入れてある写真をこーかたにーさんに見せていた。ご飯とか景色とか温泉とか。
コデラーマンが一枚の写真を見せる。こーかたにーさんは一言、「カッパの湯」。
コデラーマンが、そうです!と驚く。
横にいた僕は、何を驚いてるんだい?と、その写真を覗き込む。
そこにあったのは、どこをどう見ても、普通の、どこにでもある温泉。揺れるお湯と、その向こうに見える紅葉。右上に屋根がちょこっと写ってる。
えっ!?こんなのどこにでもある風景じゃん!と僕も驚く。ほとんどの露天風呂は、こんな感じですよ!と、非常に驚く。
そこで、こーかたにーさんが一言。
「随分前に僕が行った時は、屋根がなかったけどなぁ。屋根を付けたんだねぇ」
とね。
セブンイレブンで、オニギリをムシャムシャ食べて、お尻を焼くという、尻焼温泉へと向かう、僕たちなのであった。
つづく。