ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

旅人の足跡を見かけませんでしたか・・・冬

2016-12-09 06:16:01 | Weblog
午前零時 旅立ちの合図だ
星空瞬いてベルは鳴り響く
少年はある日の想いを浮かべてる
この世界中の人が もしかしたら明日いなくなっちゃうかもね

「僕の名前はカムパネルラ
白鳥の羽根飾り 銀河の旅人
幸いの意味など尋ねはしないが
キミはその答えを持ちあわせてはいるかい?」

おやすみって君の声が空を伝って響いている
赤い彗星が僕らの横をスルリとすり抜けて行く

突き刺さった痛みだ のら犬が空に吠えた
風の吹くままに決める 明日の行く先を
十二月晴れた夜 足跡は北へ向かう
サヨナラだけが優しく 星の地図の上

アンドロメダの隣で眠る
起こさないようにと白鷺が揺れる
「今宵は月夜だ 銀河の月夜だ
十一番目の駅で僕を待つ人がいる」

おかえりって君の声が夜を伝って走っている
北の十字架のそばで僕は君の名前を呼んでいる

夢がかった世だで のら猫はあくびをした
天幕巡る夜空にかかる星の河
十二月晴れた朝 寂しくて少し泣いた
サヨナラだけを優しく ポケットに仕舞う

午前零時 旅立ちの合図だ
星空瞬いて ベルが鳴り響く
「僕の名前はカムパネルラ
翼を失くした 銀河の旅人」

突き刺さった痛みだ のら犬が共に泣いた
風の吹くままに決めた 明日の行く先を
十二月晴れた夜 足跡は北へ消えた
サヨナラだけが優しく 星の地図の上