ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

グッドイブニング新ひだか。

2018-09-14 21:34:15 | Weblog


フェリーで出会ったおじさんが僕に聞いた。

「キミは、どうして旅をするんだ?なんでなんだ?」

僕は、まずは簡潔に答える。

「日常から、脱却し続けなければならいからですよ」

おじさんは、ん?となっている。

僕は補足を加える。

「人間って、どんな生活にも慣れるんですよ。そらか辛い辛い仕事の毎日だとしても、慣れるんです。楽しくて楽しくて仕方がない毎日だとしても、慣れてしまうんです。それが人間だと思うんです」

おじさんは、こくんと頷く。僕は続ける。

「それがルーティンになってしまえば、人はどんな環境にもどんな状況にも慣れてしまえる。つまり、ルーティンになってしまえば、それは退屈でしかないんですよ」

おじさんは、こくりと頷く。僕は続ける。

「だから旅に出るんです。旅って・・・楽しいことよりも辛いことの方が・・・」

そこでおじさんが割り込んでくる。

「旅って辛いよな!」

ガハハハハと笑いながら、さらに言う。

「そうなんだよ。旅って、辛いんだよ」

おじさんは、ガハハハハと笑っている。


その話はそこで終わってしまった。

おじさんは分かってくれたのだろうか。どうなんだろうか。別にどっちでもいいんだけど。


おじさんは、そのあとも色々と僕に聞いて来た。

「いつまでそのスタイルの旅を続けるんだ?」とか、「有機農業はどんな風にやってるんだ?」とか。

おじさんは雄武でひと月、鮭釣りに没頭するらしい。会いに来いと言っていた。

そのおじさんの素敵なところは・・・55歳に見える68歳だというところ。そんなのありえる?おじいちゃんじゃん。

グッドイブニング新ひだか。

今日、僕は、旅人に戻りました。どうぞ僕を、優しく厳しく、受け入れてください。

海の神様、お願いします。

2018-09-14 19:28:28 | Weblog


今日の宿。
情報サイトスペース in 新ひだか。
宿泊料、無料。
勝手に来て、勝手に入って、勝手に泊まって、勝手に出て行く。そんな感じのお宿です。

海っぺり。波の音が聞こえる。
地震が来て、津波が襲って来たらイチコロのロケーション。

三日月が海の向こう側へと沈んでいく。赤く染まりながら。

なかなか素敵な場所なのです。

人っ子ひとりいないよ・・・二風谷。

2018-09-14 15:34:45 | Weblog


平取町二風谷。アイヌの町。高野民藝。

苫小牧から一時間走って、高野民藝を訪ねた。
高野さんが高野民藝にいる確率、5パーセント。そんなことを思いながら高野民藝へ。

行く途中、今回の地震の震源地の厚真を通って行けないかな?と向かってみたが、やはり通行止めになっていた。

さて、高野民藝の建物は、地震にも負けずにしっかりとそこに建っていた。良かった。

中を覗くと、店の中に貼り紙が。
「自宅にいます」
そきて電話番号が書いてあった。

高野さんが無事なのは分かっているし、わざわざ電話をして、「やぁ!北海道へ来たよ」と言うのもなんなので、今回は高野民藝の建物の無事を確認しただけ。ということに。

平取町はまだ断水が続いているみたいで、高野民藝のすぐそばで自衛隊の方々が給水をしに来ていた。

平取町も、ところどころ、土砂が崩れた形跡あり。震源地厚真からわずか15キロ。被害がないわけがない。

さて、僕はバイクをUターンさせて走り始める。

暗くなる前に・・・いや、暗くなる頃に・・・いや、暗くなるだろうきっと、目的地へ着く頃にはね。


ようこそ鈴木宗男の大地へ

2018-09-14 14:11:17 | Weblog


無事に上陸、北の大地に。

きたさんからメールが来ていた。

「羅臼まで440キロ。頑張れば21時には到着できるよ」

僕は返事を打つ。

「そんなの嫌だね。三日後か四日後に会おう」


さて、のんびりと行こう。

のんびりと、来たさんに会いに行こう。

さぁ、どこへ向かおう?

僕が僕であるために。

2018-09-14 00:37:36 | Weblog


愛車シャドウちゃんのオイル交換をした方がいいかなぁ・・・と考えていた。
でも、ついこの間、オイルフィルターと共にオイルも換えたような気がするなぁ・・・と思ったりして。
でもなぁ、やっぱり換えた方がいいよなぁ、換えるべきだよなぁ・・・とか。

えっと・・・ついこの間っていつだっけ?とメモを調べる。

ガビーンとなる。

なんと・・・なんと・・・ついこの間とは、2017年7月。一年と二ヶ月も前のことじゃないか!

愕然とする。

いやぁ、嫌になっちゃうよなぁ、ほんとに。何をやってるんだ、ほんとに。

オイルを換える。

ちょうどいい箱が見当たらなかったので、ビニールを二重にして、古いオイルを受け止める。
外したボルトをウエスで拭き拭きしていたら、二重にしたビニールがヘニャっとなって、真っ黒の廃オイルがそこら中に広がっているじゃないか。・・・ウギャーーー!

信じられない。

廃オイルが零れた場所に新聞紙を置いて吸い取る。アタフタとしている間に、さっき手に持っていたはずのボルトに被せてあったドレンパッキンがどこかへ消え失せていた。ウギャーーー!

もう見つからない。

大丈夫、ドレンパッキンの持ち合わせはある。工具箱からドレンパッキンの袋を探し出し、一個取り出そうとクネクネしていたら、ドビャーっと全部零れて床に落ちて散乱した。ウガーーー!

なんなんだ。これは。

一個取り出したドレンパッキンをボルトに被せようとしたら、サイズが全然合わない。ショボーン。

工具箱から違うドレンパッキンの袋を探し出して、今度はちゃんと一個だけ取り出してボルトに合わせたら、まぁまぁサイズは合った。

オイル交換を済ませて、工具をしまって、バイクに取り付けたあとで、モンキーレンチをしまい忘れていることに気づく。ズーン。

バイクから工具を外して、袋を開いて、モンキーレンチをしまって、これなんだ?と袋を取り出してみると、シャドウ用に買っておいたと思われる未開封のドレンパッキンが見つかる。うーん。全然記憶にない。

大丈夫か?おれ。


そんなわけで、今、フェリーに乗っています。
北へ北へとフェリーは向かいます。
18時間の船の旅だそうです。

元気ですか?

僕は元気です。

ルーティンを抜け出して、少し旅に出てみます。