ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

小さなリュックサックと小さなライオン。

2019-06-23 17:30:29 | Weblog


たとえば、雷雨の予報が出ている中、小雨がパラパラと降り出した空の下で。
汗だくになって立てた8本の畝に、落花生と小豆の種を埋めていく。
芽が出たところを鳥にイタズラされないように、畝を不織布で覆い、風で飛ばされないようにピンを打つ。
全ての畝の間に強靭な根を張っていた草も九割方取り除いた。

やるべきことはまだまだあるが、全てのことをやる切ることなんて出来はしない。そんなことは知っている。そして、僕はつぶやく。

「やれるだけのことは・・・やった」


僕は小さなリュックサックの中に、荷物を詰めている。リュックサックの背中には小さなライオン。僕の相棒。

どこへ行くんだい?

「どこへ行こうか?」

今回は荷物が少し小さいな?

「そう、そんなに遠くないところへ行くからね」

傘は持ったかい?きっと雨だよ。

「小さな傘をバッグに入れたよ。どうせどこへ行ったって雨は降る」

準備は万端だ?

「さぁ、行こう」