ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

ミスター思い込みの悲劇。

2019-06-24 16:43:41 | Weblog


ライブに合わせて陶器を作った。当然のことである。下北沢lownで陶器市を開催する気満々だったのだからね。小物を40個くらい作った。

ライブの二日前に、僕は思った。

「あれ?作った陶器がないなぁ。なんでかなぁ?」

ライブの準備をする僕の手元に、ライブに合わせて作った陶器がないのである。
そして、二日後のライブまでに僕の手元に陶器たちがやって来る予定もないのである。

僕は気がついた。

「あっ、間に合わなかった。がびーん!」

ライブに間に合うように窯に入れた。確かに入れた。6/1のライブに合わせて、5/28に窯に入れた。これで間に合うと、僕は思った。余裕をぶっかました。これで「オッケー」と大手を振った。

何に気がついたかというと・・・焼いた陶器が窯から出るのは6/3・・・の月曜日。

「ライブ、終わってんじゃーん!」

どうして、どうして気がつかなかったんだろう?
バカなのかなぁ?

気がついたところで、どつにかなったというものでもない。窯出しが早まったというわけではない。なぜなら、陶芸窯は陶芸クラブの窯であって、僕の窯ではない。つまり、僕の事情で窯出しが早まることなどない。窯には、陶芸クラブのみんなの作品が詰まっているのだからね。

そんなわけで、ライブが終わった後に、僕の作品たちが窯から出てきた。下北沢lownの陶器市は並ぶことのなかった作品たちである。

なんで間に合うと思ってたのかなぁ?
バカなのかなぁ?

そんな想いを込めながら、作品たちの写真を披露したいと思うのであります。

下北沢lown 陶器市。

2019-06-24 07:33:32 | Weblog


ライブの日、エムケイが我が家まで迎えに来てくれるというのが、この何年かの通例。有難いことである。僕は、エムケイの横に乗って、車に揺られていれば下北沢まで着いてしまう。すごく有難いことである。

エムケイが言う。

「なんか作った?」

何か作った?の何かとは、ライブに来てくれたお客さんに「売る」もののことである。

僕は答える。

「うん、作ったよ。今日もよろしく。全部売っちゃってくれ」

ライブをやるのはミュージシャンであり、ミュージシャンは演奏して歌う。歌うのは唄であり、唄は音楽である。音楽を形にするとCDになる。つまり、ミュージシャンがライブで売るのはCDということになる。うん、まぁ、当たり前の話。

エムケイが言う。

「忘れ物、ない?」

僕はバッグの中身を確認して・・・言う。

「あっ、CD、忘れた。・・・CD、いる?」

エムケイが持って行けと言うので、棚からCDを掴み、バッグの中に入れる。

「一応ね。持って行くかね」

ミュージシャンがライブをやるのに、CDを「一応持っていく」・・・。そういうの、どうかと思うね。

下北沢のライブハウスに着く。リハーサルが終わり、開場の時間を待つ。
エムケイがバッグの中から品物を取り出して、値段を付けて、テーブルの上に並べている。

つまり、こういうことである。

下北沢lown陶器市の始まりなのである。
ライブ?
陶器市?

エムケイの気合い的には・・・たぶん、陶器市。たぶんね。