ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

日本最古。

2013-12-13 23:11:33 | Weblog


大山祇神社。
境内に上がって左側に、日本最古の楠がある。なんと樹齢・・・3000年。

3000年って・・・。残念ながら枯死してしまっている。枯死してもなお、その存在感は圧倒的なものがある。大昔、なんちゃらというお坊さんが雨乞いの祈祷に使った巨木だそうだ。

拝殿の入り口手前にも大きな楠がある。2600年前にオチノミコトがお手植えになった巨木。2600年・・・。
こちらの樹はまだ青々とした葉をつけている。現役の巨木。

どちらの樹齢も、伝承によるとってらことだから、実際の樹齢は定かではないらしい。が、なぜ伝承されたのかということ、いつから伝承されたのかということを考えると・・・その伝承というのが眉唾とは思えないのであったりもするのである。

大山祇神社の敷地内には、巨大な楠が群生している。国や県の天然記念物になっているのだそうだ。

拝殿の入り口手前の左側に、小さな楠が植えてある。見ると、伊藤博文お手植えの楠。樹齢100年。とても小さく見えるのだけれど・・・100年。

なんだか・・・途方もない時間。時間という概念を超えた、時空・・・みたいなものを感じてしまう、大山祇神社の境内なのである。


花より団子。

2013-12-13 21:37:54 | Weblog


僕はね、神社より海鮮丼だったんだよ。神社なんかより、海鮮丼を食べたかったんだよ。かわっち風に言うと・・・「いや、ぼかーね、やっぱり神社より海鮮丼なんですよ、間違いないでしょー?」なんですよ。

定休日の大漁。目の前に神社があった。失意のシングである。この度一番の失意の中、仕方がないので神社の鳥居をくぐることにした。

大山祇神社。

ここは、大変由緒ある神社なのです。

おおやまづみじんじゃと読む。
三島神社や大山祇神社の総本山であり、山の神、海の神、戦いの神として歴代の朝廷や武将から尊崇を集めた。
源氏、平氏を始め、多くの武将が武運長久を願い武具を奉納したため、国宝、重要文化財の指定を受けた甲冑の4割がこの神社に収められている。
日本の初代総理大臣伊藤博文や連合艦隊司令長官山本五十六など、政治や軍事の第一人者が参拝する神社なのである。

太平洋戦争の終戦直後の一時期には、旧帝国海軍関係の貴重な資料や教材を戦利品として連合国に没収されることを恐れた海軍兵学校から、厳島神社と合わせて約1万点を「奉納」の名目で預かっていた。GHQは刀剣類の異常な多さを問題視し、国宝級を除いて処分を命じたが神社側は密かに土中に秘匿した。

以上、wikiから抜粋。

またもや、なぬ?

2013-12-13 21:28:58 | Weblog

大三島は、昔は御島と呼ばれる由緒ある島だったようだ。あちこちで御島という文字を見かけた。

大三島には行きたい場所があった。お昼ご飯は大三島でと、最初から決めていた。380円の海鮮丼。小豆島のライハの主人も強くお勧めの海鮮丼。

もうね、回り道もせずに向かったよ、海鮮丼に。島を横切る道を使って、山を越えて。
ずずずいーっと進んで、街に出る。道の駅やお土産屋やお食事処がちらほらと。目標は大漁というお店。

発見!

定休日!

終了!

ちーん!

おかしいなぁ。誕生日なのになぁ。おかしいなぁ。
お腹が減ったよ。



伯方の塩。

2013-12-13 21:20:45 | Weblog

大島をぐるーりと回って、次は伯方の塩で有名な伯方島。
伯方島はちょっと小さめで、ここもまたぐるーりと回った。

船が折れるほどの潮流だという舟折瀬戸。鶏島。ちょこちょことバイクを停めながら見て回ります。

まぁ、なんていうのかな・・・。普通の島なんだね。青い海、天気はいい。でも、なんだろう?普通の島なんだね。

伯方の塩だから、伯方の塩ソフトクリームは食べなきゃな、と食べてみたんだけど・・・。
乳脂肪の舌触りが苦手な感じでね。まぁ、普通の味なんだね。

まぁまぁ、次行ってみよう!って感じでね、大三島へと渡るのです。

クライマックス。

2013-12-13 20:45:19 | Weblog

本州から四国へフェリーを使わずに渡るルートは三つある。
神戸から淡路島を通り徳島の鳴門へと繋がる明石海峡大橋。
岡山県の児島から香川県の坂出を繋ぐ瀬戸大橋。
広島県尾道から、大小の島々を経由して愛媛の今治へと繋がるしまなみ海道。

旅をしていると旅人に出会う。旅人はよくこう言う。
「しまなみ海道は・・・いいよね」。

しまなみ海道・・・いいよね。は、何回も聞いた。
何回も聞いていた上で、今回の旅で二度聞いた。それが・・・魂の声だと、僕は理解した。・・・行かねば。と。

ある意味、今回の旅の「約束の地」は、しまなみ海道と言える。

今治を朝に出て、今治城なんかをかすめながら、高速のインターへと向かう。
しまなみ海道ってのは、高速道路なんだね。大島、伯方島、大三島、生口島、因島、向島、各島にインターチェンジが設けられていて、降りたい人は降りる。そんな感じ。つまり、全部の島に行きたい場合は、それぞれの島でお金を払って降り、またその島から高速に乗り、また降り、乗り、を延々と繰り返すと。ETCじゃなかったら、相当面倒なこと・・・なんだよ。

とりあえず約束の地なのだから、全部の島を巡ろうと、意気込んで向かったのです。誕生日だし。誕生日を島巡りで過ごすわけだし。そりゃあ意気込むってものですよ。

四国側から本州を目指す僕は、まず大島へ。
上陸して、道の駅へ行って、しまなみ海道のシマップって地図をもらう。まぁ、どんな島があるのかってことがチャッチャと書いてあるだけで・・・それほど役に立つほどのものではない。

とりあえず、島をぐるーりと走ることにした。
県道49号線。はからずも、しんぐ番。

島をぐるーりとするんだけど・・・みかんの木ががあったりレモンの木があったり・・・海沿いの道だったり、山道をクネクネする道だったり・・・なんていうのかな・・・普通の島なんだね。
当たり前のことなんだけど、普通の人々が普通に暮らしている島・・・だね。そこそこ大きいし。

まぁ、まぁ。大体一周したので、しまなみ海道で一番の絶景と言われる亀老山の展望台へと登ってみることにした。

まぁ、なんていうのかな。もう思い切って言っちゃうと、この展望台がしまなみ海道のクライマックスって言うの?かな。クライマックスに最初にたどり着いてしまう・・・という展開ね。

亀老山から見る景色。それは絶景でした。眼下に海、そして今治と大島を結ぶ橋。まぁ、綺麗ですわ。




嵐の夜に。

2013-12-12 22:57:36 | Weblog

今、家です。家っていいねぇ。もう、旅なんて行きたくないよ。家がいいよねぇ。薪ストーブでぬくぬく。仕事も旅もしないで、家がいいよねぇ。何がいいって、今日の宿の心配をしなくていいんだから。何日も同じ服を着続けなくてもいいんだから。入りたい時にお風呂に入れるんだから。真っ暗闇の中、波の音を聴きながら眠らなくてもいいんだから。満天の星空に包まれながら歯磨きをしなくてもいいんだから。真っ白過ぎる息を吐きながら、真っ白な明日の予定を考えなくてもいいんだから。
もう旅なんて・・・行かないよ。はぁ、疲れた疲れた。まいったまいった。

今治の夜の話。
23時頃に眠りに落ちたのだと思う。雨の夜だね。
なんかうるさかった。東屋の下にテントを張ったのに、雨がテントを叩く音が聞こえる。ひどく大きく聞こえる。頭にテントの壁が当たってくる。なんなんだ?

目を開けて、見回すと・・・三角形のはずのテントが、三角形ではなくなっている。そして、グォングォンと揺れている。
なんだ?風か?嵐か?寝ぼけた頭で考える・・・。テントが・・・飛ばされるぞ?おれごと。

外に出る。東屋の下にもざんざんと雨が吹き込んで来ている。突風。嵐。うわぁ・・・怖いじゃん。
テントを地面に留めてあるペグが、ほぼすべて抜けている。風で飛ばされて遠くに散らばっている。

テントを建てる時には無風だったから、片付けのことを考えて緩く打ってあったのだ。それが全部根こそぎドバーンと。

吹き込んでくる雨にずぶ濡れになりながら、ペクを拾っては砂地に深く深く打ち込む。なんなんだ?

なんとかテントを固定して、中へ。濡れた服を脱いで、再び寝袋の中へ。テントは固定されたが、突風にさらされている事に変わりはない。グォングォンとテントは揺れる。・・・。

携帯を覗くと2時半だった。メールがいくつか届いていた。誕生日おめでとう、と書かれていた。・・・はっ、そうだ、誕生日だった。

新しい歳に初めてしたことは、嵐の中でペクを打ち直したこと。笑った。

そのまま、雨の音と突風がテントを揺らす音や悩まされ、うつらうつらとする状態が朝まで続く・・・と。

朝になって、外に出て、雨は止んでいて、風は少し強いけど晴天で。目の前には青い青い瀬戸内の海が。

なかなかいい誕生日じゃないか。

そんなことを、僕は思ったのさ。

本日は晴天なり。

2013-12-11 15:21:12 | Weblog

雨に降られることもなく、風には吹かれ、凍える寒さはあったけど・・・もう間も無く、この旅は終わります。

帰り道の辛さは筆舌に尽くし難いので、置いておくとして。

今年の誕生日は、ただただ走って過ごしたと・・・僕の歴史に刻まれると。
走るために生まれたのだから、それも仕方がない。

思いの外遠くまで行ってしまい、思いの外長い旅になってしまった。まるで一ヶ月も旅をした気分だ。

やっぱり、知らない場所はいい。知らないものを知るっていい。それが何かの役に立つわけではないのだけれど・・・生きてるなって感じる。

しまなみ海道日記と、魂の声の意味、については、また後日。

それにしても、誕生日に口にしたものと言えば、コロッケ二つ。なんてこった。可哀想すぎる。ほんとはソフトクリームとジェラートも食べたんだけど、可哀想が売りなので、コロッケ二つってことにしておく。

今はただ、横になって眠りたい。布団の上じゃなくて、アスファルトや土の上でもいいから、横になって眠りたい。
そんなことを想う、晴天の一日。なのでした。

ブルースに憧れて。

2013-12-10 15:34:31 | Weblog

僕は・・・僕らしい僕を探している。
まだ・・・見つからない。
だから・・・ずっと探している。
見つかるまでずっと・・・探している。
見つからなくてもずっと・・・探している。

僕が僕であるために必要なこと、もの、人、風景、光景、声、叫び、言葉、歌、唄、詩、魂、風、雲、嵐、陽の光、暗闇。

何も怖れることはないのだと想う。
怖がる必要などないのだと想う。

ただ時と共に進めばいいだけなのだから。
求めるものに向かっていけばいいだけなのだから。

Baby...Don' be afraid.
Baby...We were born to run.

~嵐の中で誕生日を迎えて。sing

ミーハー。

2013-12-09 22:32:08 | Weblog

何もない一日だったなぁ・・・と振り返っていたんだけど、ありました、一つだけ。危うく記憶から消してしまうところだった。

愛媛といえば、松山といえば、寒いねぇといえば、あったまりたいねぇといえば、温泉じゃあないですか?そう、道後温泉です。かの有名な道後温泉があるのです。

ロケミツのさきちゃんも入った道後温泉。
夏目漱石の坊ちゃんで有名な道後温泉。
行ってきました道後温泉本館。

うん、まぁ、だから何?ってこともないんだけどね。あったまったなぁってくらいで。

今日のちっちゃなハッピーだからね。いいんだよ。
あったまったけど、そのあと今治まで走って冷え切ってしまったけどいいんだよ。
だって、おれ、ミーハーだからさ。「道後温泉入っちゃった」って自慢出来るじゃんか。

なぬ、なぬ、なぬっ?

2013-12-09 22:02:45 | Weblog

北海道最終日、シャーベットの路面の北見峠。命の危険を感じながら走ったのがほんの二ヶ月前。
実は、あの時も、表示板に「北見峠、チェーン必要」って出ていたんだよね。それを無視して酷い目に遭ったのに、またもや・・・。おれは・・・バカなのか?・・・きっとバカなんだ。軽くショックだ。

言わせてもらえるなら言わせて欲しい。
表示板に「本気です」とか、「マヂだよ」とか書いて欲しい。「甘くみてると酷い目に遭うぜよ」とか書いて欲しい。書いてよ。

前に、東北で「越波注意」の看板があった話、覚えてる?
10箇所くらい看板があって、9箇所は全然平気だったのに、最後の一箇所でザバーンって、波を被ったって話。あの時も書いたけど、「ここはほんとに越波来ます!」と書いてくれないと、油断しちゃうじゃないか。とね。

まぁ、そんなこんなで、ずずずいーっと遠回り。霧の中、来た道を戻って、大回りで松山へと向かうのである。

ちなみに、さっき調べたんだけど、四国カルストの標高は三大カルストの中で最も高く1500メートル近くにもなるらしい。・・・下調べって重要なんだねってのは、この事なんだよ。

寒くてね。気温2度が響いたようで、その後もずっとガタガタと震えるほど。早く山を下りたいのだけれど、延々と山なんだよね。山ばっかしなんだよ、四国は。

で、松山に着くんだけど。松山で何をするっかなぁ?と考えていたわけ。
つい最近、司馬遼太郎の坂の上の雲全八巻を読み終えたんだよね。

松山には「坂の上の雲記念館」があるじゃないか。行こう行こう。タイムリーだし行こう行こう。と。
いくらかなぁ?と調べてみたら400円。行こう行こう!と思ったら、月曜定休日。ガーン!

他にないかな?と地図を見ると、正岡子規記念館があるじゃないか。そうそう、坂の上の雲にも出てきた正岡子規。好きなんだよねぇ。鐘がなるなる法隆寺。ぜひ行きたい!行かせてください。
で、いくらかなぁ?の前に定休日を調べたら・・・ガーン!月曜定休日。

なんなんだよ。と。おれ、明日誕生日なのに。プレゼントはないのか?ないのか?ないんだね。

もう行くところもないから、今治に向かおうと。雨も降ってきたし今治に向かおうと。

で、さっきのブログに繋がるんどけど。

今治に、ライダーの間で有名なお店があるのだ。その名も「10円寿司」。
内容はよくわからないんだけど。10円のお寿司があるんだよね、きっと。もしくは、10円寿司って名前のお店で、出てくるのは300円お寿司とか?
親指くらいの握りが10円で、みんな80貫くらい食べて800円になるとか?
シャリの上に10円玉が乗っかってるとか?
まぁ、よくわかんないんだけど、行ってみたいなぁってね。後学のために行ってみたいなぁってね。

向かったよ、雨の中。iPhoneのナビを頼りに。

着きました!閉まってました!

終わりね。ちゃんちゃん。
潰れたのかもね。

そんなわけで、今日はなんだ?こんな一日だ。
あるよねぇ。こんな一日。あるある。


なぬ、なぬっ?

2013-12-09 21:48:35 | Weblog

ソフトがいいですか?ハードがいいですか?と聞かれたらね、僕はこう答えるね。ミディアムで!とね。即答だね。

僕は冒険家じゃなくて旅人だからさ、あんまりハードなやつは困るのだよ。ソフトだと物足りないかもしれないからさ、ミディアムくらいなマイルドな旅をしていたいんだよ。
マイルドライダー希望。そこんとこよろしく。

トンネルを越えるとそこは・・・いや、トンネルを越えるちょっと前からそこは・・・雪国だった。ってね。

ちょっとちょっとちょっと・・・悪い冗談ですか?聞いてないよぉ。いや、正確には、表示により聞いていたってことに・・・なるのかな?

四国カルスト、こちらへ。の標識に従って、霧の中をゆるゆると進む。視界30メートル。
トンネル。ひんやりとしたトンネル。真っ暗なトンネル。トンネルの中まで霧がかかっていて、なんか怖いし。

そして、トンネルの向こう側は・・・銀世界でした・・・と。

ビックリしたんだよ。

雪っちゃ雪なんだけど、氷っちゃ氷なんだよ。トンネルの出口付近の地面も氷。ちょっと乗っちゃったよ、氷に。つまり、トンネルを出る前に引き返したよ。
あのね、ちょっと行ってみようかな?って気にさえならなかったね。だって、ここから先は冒険家の世界じゃないか。マイルドライダーには無理無理無理ぃ。

いやぁ、世にも恐ろしい光景だったなぁ。ブルブルっと震えたよ。

トンネルの出口の壁にさ、世にも恐ろしい氷の滝みたいのが・・・見える?
あぁ・・・怖い怖い怖い。

なぬっ?

2013-12-09 21:31:09 | Weblog

えっと・・・須崎のかわうその里まで書いたんだっけ?

今日はね、すさまじき一日だったんだよ。

どの道で高知から松山へ向かうか。選択肢は無限。悩む・・・と。

日本三大カルストって知ってる?四国カルスト、山口県の秋吉台、福岡県の平尾台。秋吉台は行ったことがあるんだけど、四国カルストって見てみたくない?

そんなわけで、国道197で四国カルストを見ながら松山へ。

いやしかし、下調べって重要なんだよな、たぶん。ほんとに。いやぁ、ほんとに、酷い目に遭っちゃうんだよ。何も知らないって、危険だってことなんだよ。

それにしても、四国がこんなに山ばかりだとは思わなかった。どこへ行くにも山越え。隣町へ行くにも山越え。峠越え。信じられないくらい山ばかり。そんなイメージかなぁ?なのかなぁ?

国道197でグングン山を上って行く。気温16度もあった南国土佐なのに、グングン山を上るから、グングン気温が下がって行く。

途中でね、嫌な表示があったんだよね。
「四国カルスト、チェーン必要」

・・・まさかね。またまたぁ。四国は雪なんてふらねぇっすよ。東北でもまだ雪なんて降ってないっすよ。ってね。

冗談キツイっすよね。

まぁ、そんな表示は気にせずに、山路をグングン上がっていくんだけど、霧がすごいんだよね。寒いし。気温2度だし。霧で何にも見えないんだよね。寒いし。これじゃあカルストなんて見えないじゃん!とかね。

道の両脇にチラホラ雪も見えてくるんだよね。まぁ、道の脇だからね。まぁ、ありっちゃあり。このくらいなら、ありっちゃあり。

つづく。

絶対泣くね。泣いちゃうね。

2013-12-09 19:56:51 | Weblog

まぁ、普通の人なら泣いてるね。もう泣いちゃっていると思うんだね。

今日は午後から雨。この旅始めての雨らしい雨。おかしいと思ったんだよ、雲行きが。

雨の中愛媛は松山から今治まで、高速ワインディングの山路を。バイクってワイパーがないからね。雨が降ると前が見えないの。しかも夜。道も見えないの。・・・怖いなんてもんじゃないよ。

北海道でね、あぁ、この前の北海道ね。コデラーと一緒に四日ほど回ったんだけど。コデラーったらさ、やけに几帳面でさ、毎夜、ヘルメットのシールドを拭いて綺麗にしてるわけ。それを見ながら、「あっ、おれも拭かなきゃ!っていつも思うんだけど、明日でいっかって思って、ずっと拭かないんだよね、そんで雨の日に何も見えなくていっつも後悔するんだよね」と僕は言うわけ。
そうするとコデラーが、「じゃあ、今拭いてくださいよ」って言うよね。
そんでおれが、「まっ、明日でいっか!」って言うよね。
そうするとコデラーが、「明日も絶対拭きませんね」と、正解を言ってしまうよね。

その後悔が今日よ。後悔はいきなりやってくるよね。来るんだよね。

もう怖いのなんのって、普通の人なら白旗挙げて泣いちゃうね。

で、今治に着いて、ガソリンスタンドに寄って、スタンドのにーちゃんと会話ね。愛媛の名物なんで一つもねぇ!ってことで話はまとまったんだけど。
その会話をしながら、このタオル使っていいっすか?ここ拭いていいっすか?とか言いながら、シールドをゴシゴシ。
会話を途切れさせず、曇り止めをゴシゴシ。そのままワコーズの撥水剤をゴシゴシ。・・・完璧。

そこからキャンプ場探しなんだね。

桜井海浜公園なんだね。

まぁ、行ったこともない場所なわけで、夜なわけで、雨なわけで。着いたって雨なわけで、夜なわけで、何も見えないわけなんですよ。

泣いちゃってるよ、普通の人なら。エーンエーンと声をあげてね。

海浜公園に無理矢理バイクを突っ込んで、ライトで照らしながら探すんだよ。何をって?東屋だよ。雨なんだから。東屋は必須なんだよ。東屋があるって情報はゲットしてあるんだよ。

でもね、無いの。でもね、無いと困るの。雨だから。これ以上濡れたくないし、東屋が無かったら、さすがのおれも泣くかもなの。

まぁ、砂地にタイヤをグイグイとられながら、探すこと10分。・・・あった!

東屋というよりも、なんか、屋根のようなもの。テント的な。

バイクを屋根の下に入れて、ホッと一息。・・・もう、バトルだよ。何と戦っているのかは定かではないが、バトルだね。
暗闇の中、海のザッパーンに飛び込みそうになるし。ザッパーン怖いし。

まぁ、いいんだよ。屋根さえあれば、ザッパーンも怖くないし、雨だってへっちゃら。泣かなかったし。

あぁ、良かった。って話だよ。話なんだよ。

お化け、出るよ。

2013-12-09 10:54:16 | Weblog

旅をしていて、寝坊してしまったり、予想よりたくさん眠ってしまったりした時に想うこと・・・「おれ、疲れてるんだなぁ」。まぁ、七割言い訳なんだけどね。

5時頃に起きる予感がしたのに、8時まで眠ってしまった。

高知を出て、黒潮ラインを疾走して、今は須崎。かわうその里すさきで、お昼ご飯用のうるめずしを買った。早くお昼にならないかなぁ。

夕べのキャンプ場は種崎千松公園。
ここは、なんと、関ヶ原の戦いで買った徳川軍から領地を貰った山内一豊が、地元の郷士たちを斬殺しまくった場所であり・・・公園の周りは墓地だらけであり・・・いや、なんかあるな・・・的な雰囲気をひしひしと感じる場所であり・・・。なんとなくワクワク。

まぁ、そんなところで一夜を過ごしたわけであるのです。400年前の霊たちに、合掌なのであります。

帰ったら、功名が辻、読もうっと。