閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

西城秀樹

2018-05-17 17:30:49 | 閃き
西城秀樹氏が急逝されたと聞き大変驚いた

同世代の私は、青春時代のシンボルである新御三家に対してはとりわけ思い出が深い存在である

月間平凡や明星を購入しては付属してくる当時の流行している楽曲の楽譜を手に入れるのが楽しみだった

ギターを弾き始めていた私にはバイブルと同じ位大切な存在で、様々なコードを覚えたり、弾き方を学ぶ為に随分お世話になった

その時代、当然アイドルの楽曲についてもよく耳にしていたし口ずさんでもいた

郷君は幼いし、五郎は青いリンゴのような明るい曲に恵まれず、派手な歌振りの女子には受けて秀樹に軍配が上がっている印象だった

ちょっとハスキーな声を交える歌い方も硬派を気取る我々も気になっていた


そして何と言っても印象があるのは「寺内貫太郎一家」である

屋根の上で歌う周平(西城秀樹)とお手伝いさんのミヨちゃん(浅田美代子)のシーンは今も思い出される

そして、あまりヒットしなかったようだが、個人的には原作が好きだった「愛と誠」

硬派な男の子の格好良さがとても印象的で、とても素面ではできない、女子から観ても憧れだったのではないだろうか


時代と共に、姿を観るのは紅白歌合戦くらいになって、おば様相手のディナーショーや歌謡ショーで活躍されていると聞いていたが

2度の脳梗塞に見舞われてからは、同世代が故の連帯感が生まれて気に病んでいたのだが

訃報を知って誠に残念で仕方がない

実父も同じく脳の病気で半身が不自由となり、健常者で亡くなった以降の辛い生活を過ごす姿が今でも脳裏に焼き付いているので、おそらく彼も同じではなかったのかと考えていた

追悼の番組を探して、今宵は思い出に浸りたい