厚生労働省が出した新たな指針(基準と思っているが)は体温を具体的に示すことを避けた
これって実質は基準が厳しくなったとも捉えることができる
詰まり、かつては37.5℃以上の高熱が4日間続いた場合が判断になっていたが、これが撤廃されたということは、体温に関係無く感染の可能性を示したと同じことだ
これに伴って風邪や運動による筋肉痛、季節の変わり目に観られる倦怠感(五月病)の症状でも感染かもしれないと思わせている
この示された指針(基準と思う)は新型コロナが発見された時期ならば、新型コロナの正体が判らないので仕方なかろうが、今となっては全く頓珍漢な発表だ
基準を緩めるなら38.5℃以上の高温になる等臨床データに基づく具体的な指針を示すべきだ
今回の発表を契機に懸念者が急増し、医療機関が混乱している
この現象は政府が望んだ状況なのだろうか?
自宅待機をして残念ながら自室でお亡くなりになったかたや、高熱が出て4日間未満の方の体調が急変してお亡くなりになった方などを考えて、指針を変えたようだが、実は間違っている
新型コロナによる症状はおそらく個人によって差があり一様ではない
それが把握できなくて結果的に手遅れになったという事例は必ずある
治療薬であっても完璧に効くというものはないのと同じで、人類と病気との闘いはこういった尊い犠牲の基で行っているのだ
このようなことは国民は皆、理解している
その様な浅い考えで目先の批判ばかり気にするから頓珍漢な指針を発表するのだ
只でさえ自粛で疲弊している国民に新たな不安材料を与えた罪は重いと思う