閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

緊急事態宣言の延長

2021-02-01 15:15:40 | 閃き
政府はコロナの感染者数が減ってはいるがステージ3程度になるまで山梨を除いた10都府県の緊急事態宣言を延期すると発表した

これまで新型コロナは風邪とブログに書いてきたが少し考えが変わった

それはyoutubeで境港市観光協会が主催した鳥取大学の千酌浩樹教授の新型コロナに関する講演会(2020年10月11日)を観たからである

新型コロナは感染当初は風邪やインフルエンザと同じ咳やくしゃみだが、人工呼吸器を使用する重傷になることは知られている

中国のデータだが、感染者の2割が重症化すると発表されている

風邪やインフルエンザで人工呼吸器を使用するような重症化は千酌浩樹教授の体験では30年間で2~3例しかないそうだ

中国のデータと比較すればかなり重症化しやすい事が理解できる

更に抗体反応で血液が固まる事があり、血栓による障害が発生するという

この発生率はニューヨークの統計では16%で、大きな可能性だと言う

NHKを初めテレビの報道では煽りすぎと言われているが、この様に医療専門家が具体的に現状を説明してくれる事は殆ど無いので個人的には少々衝撃であった


ネットでは病院の数も入院の際のベッド数は世界一で、感染者数もアメリカと比べても桁が二つも違うほど少ないのに、何故医療崩壊するのか

これは、殆どが民間病院であり、政府の要望に応じていないのが現状で、ベッドは空いていても新型コロナに対応する医師や看護師の数が不足しているので、実質的に入院できない為に医療崩壊しているのだという

勿論、大学や県、市の病院があるので、それらの病院を充当させることは出来るが、厚生省は自治体任せで動いていない

大阪府は新型コロナ専門病院を指定したが、実質的には稼働しなかった

原因は新型コロナに対応できる医師と看護師が集まらなかったからだという

つまり、病院や医師は新型コロナの患者は受け入れたくないと考えていると言うことだ

従来の病気の治療で手一杯の病院に手間のかかる新型コロナ患者を受け入れろと言われても無理だというのだ

指定感染症の受け入れ病院でさえも、数人レベルの受け入れが限度だと言うことだ

千酌浩樹教授のお話しは、こういった医療の立場から言われているので、講演の結びに「病院は適切な準備をしているので安心して下さい」と言われたのだが

個人的には全体を通して言い訳や無理だ仕方が無いと遠回しに言っている様に感じたのだが、これが全国で起きている事だろう


この二つの事を考えると、新型コロナに感染して重症化したら手当てされないで放置されて死ぬ可能性があると言うことでは無いのだろうか

もう少し言い換えれば、新型コロナは風邪やインフルエンザよりも重症化しやすいのだが、早めの手当を行えば重症化が抑えられる

しかし、現在の医療現場の状況では手当を受けられる人が限られるので、医療の都合で重症化に至る場合があるということだ


この様な状況で何も手が打てない自治体は政府に詰め寄って緊急事態宣言を発出し、飲食関係の皆さんが苦しむのを承知しながら行動自粛を呼びかけるのだ

こういった医療の見直しを放置してワクチンさえ出来れば何とかなるという安易な考え方が根底にあると思えてくる

政治家の皆様、官僚の皆様、今、動かないで何時動くのですか
コメント
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