閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

木を見て森を見ず

2021-02-15 15:20:00 | 閃き
久し振りに会社からお呼びが掛かって出社した

在宅勤務に慣れているので、たまの出社は緊張する

出社の内容は来期の計画に関するものだが、会議が始まって内容が細かい話になってきた

会議が進む内に疑問符が増えてきて、遂に私にとってどうでも良いと思う内容まで進んだので「まった」をかけた


私の後任のリーダーは2年目なので、実績を残すために必死に取り組んでいると理解しているが

慣れない内はどうしても内向きな考え方になり

確実な実績を求めて守りに入るので、こぢんまりした計画になる


こぢんまりすると小さな事に拘る、所謂、重箱の隅をつつくようになる

そうでもしないと改善策が浮かばないからだ

しかし、商売というのは稼いでなんぼである

勿論、稼いでも大きな穴から漏れ出ているようでは困るので、そういった穴は塞ぐ必要があるのだが、穴を全て塞ぐ必要は無いのである

富山県氷見市が生んだ実業家浅野総一郎氏の言葉に「稼ぐに追いつく貧乏無し」とある

これは、「コツコツと稼ぎ続ければ貧乏神は追いつけないから、貧乏だからと心配するよりは稼ぐことに専念しなさい」という意味である


小さな事(1本の木)に拘って大きな事(森)を見ていないという言葉も、これに通じている

失敗を恐れずに、だが最新の注意を払って、多少のリスクやマイナスはあっても、コツコツと実績を積み重ねる事が計画を成就する唯一の方法なのだ

色々な障害があっても乗り越えて、最後には結果を出し、過去を振り返った時

「あの時は大変だったけど何とか乗り越えられた、面白かったなあ」と言えるのである

そういった成功体験が人を伸ばし、大きくさせる

リーダーに顔を上げて前を見ろ、それがおまえの仕事だと背中を押した
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