閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

年寄を馬鹿にしてるのか

2022-07-28 10:23:13 | 閃き
給湯器が故障したが、半導体不足で品薄状況の中で奇跡的に早く取付けて頂いた

その代金を振込もうと銀行へでかけた

代金は60万円ほど

クレジットカードと通帳だけ持参してCD機で振込もうとしたら限度額を超えていると表示された

以前から振込め詐欺対策で振込の上限があることは承知していたが、念の為に窓口で訊ねると推測通りの回答でCD機からの振込上限は50万円とのこと

印鑑を持参していなかったし2度に分けて振込むのも手数料が馬鹿らしいので、口座から現金を出して振込めばよいだろうと考えて再びCD機へ

取り敢えず50万円を引出し、続いて10万円を引き出そうとすると、1日の引出し上限が50万円で引き出せない

再び窓口へゆき訊ねると警察からの依頼で決められていて、65歳以上は限度額が10万円に引下げられる場合もあるという

何故だ!と怒りが湧いてきたが、そのまま他の銀行へ行き残りの10万円を引出した

ここまで手を掛けたのならばと請求書に記載された銀行へ行き振込手数料を安くしようと考えて振込指定銀まで行った

振込用紙に必要事項を記入して窓口へ提出すると、今度は私の免許証を定住しろという

再び怒りをこらえつつ、何故提出する必要があるのですか?と窓口の女性に訊ねると驚きの回答が

理由はマネーロンダリングの防止

思わず私は振込先の業者(地元では有名な会社)がマネーロンダリングの可能性があるということですか?と訊ねたが答えは無かった

マネーロンダリングとは不正に手に入れたお金を清浄化するために色々な取引の形を装って送金を繰り返す事で最後は正常なお金にする仕組の事だ

つまり不正なお金をワタシが清浄化するために地元で正しく営業している会社を利用して正しいお金に替えようとしているかもしれないので

念にために振込む私の身分を確かめておけば、そんなことはしないだろうという発想

ついでに窓口の女性に65歳以上の振込制限について本人に通知しているかを訊ねると、通知はしていないという


この状況は問題がある

銀行は法律でペイオフ上限が1000万円迄と規定されている

65歳以上が事前に引出したり移動の為に振込む金額が低くされているので、もしもの事態に対応できにくい

そもそもぺいオフ上限以上の預金が無いとか一度に振込む金額がそんなにコウガクにはならないから関係無いと思われるかもしれないが

これらの措置の裏には振り込め詐欺対策だということがある

しかし、この措置をとっても一向に振り込め詐欺被害は減少しない

年寄をはなから馬鹿にして、騙される、間違えると決め込んでいる

デジタル化で仮想通貨やデジタルマネー、株式投資などの高額な移動は制限がなく

たまにしか起きない年寄の取引は手間がかかる仕組みで縛り付けている

こんな面倒な仕組みを作るからタンス貯金が増え、それを狙った訪問型の詐欺会社増えているのではないだろうか

金融機関は65歳以上に取扱の制限をかけるのならば

本人にしっかり事前に通知した上でタンス貯金の危険性を説明し、窓口でスムーズに確認して希望する手続ができるように年寄に寄り添った方法を65歳未満とは別に設けなければならないだろう

それができていない現状は年寄を馬鹿にしているとしか言いようがない


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