閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

優しくやさしく

2015-11-29 15:53:02 | 閃き
今年最期のゴルフとなるお客様のコンペに参加した

最近のゴルフは初心者のようにダフリやトップばかりで悔しい思いをしていたが、緑内障の影響だと諦めていた

当然、道具を変えたり、練習しても一向に良くはならなかった


従ってお客様のコンペに向けて憂鬱な気分になっていた

それは、お客様のご配慮で、何と社長と第1組でご一緒する栄誉を頂戴したのだ

1年に2回の割でゴルフコンペが開催されるのだが、就任年数×2回の開催回数の中で、社長とご一緒する事は希有であるからだ

しかし、この調子ではご迷惑をお掛けすると考えていた


そんなある日、女子プロトーナメントについてテレビニュースで報道していたが、2日目を終えて首位を維持していた韓国のイ・ボミ選手を評してこうコメントした

「今日も力の入らない軽やかなスウィングで好調を維持しトップを守りました」

これを聞いてピンと来た

そうか、力の抜けたスウィングをすれば良いのか!!


早速、練習に取りかかったが上手くはいかない

相変わらずのダフリ、トップを続けているので、さぞやボールも痛かろうにと考えた瞬間、再びピンと来た

そうか、力を抜くというのは優しく打つ事なんだ!

その気持ちを持ちながら本番を迎えた


スタートホールは大勢のギャラリーに囲まれて緊張し、すっかり優しく打つ事など忘れていたが、徐々に取り戻していった

しかし、人間の野望は強いもので、ひょいと欲が生まれると力が入り、優しく打てなくなる

前半は悪い結果に終わった


そして、後半が始まってまもなく、自然とボールに語りかけていた

同伴者のダフリ、トップを見る度に、自分のボールに対して「優しく打つからね」と心の中でからり掛けた

すると不思議とボールは真っ直ぐ飛んだ

あるホールの第1打は真ん中に飛んでいったが、ボールが見あたらない

皆で探したが見つからないので諦め掛けていた時、キャディさんが「あった」と叫んだ

ボールはフェアウェイ中央、ティーグランドから230ヤードの所に立てられている赤い旗のカップに入っていたのだ

ショートホールでは無いのでホールインワンでは無いが、それでも珍しい現象だと社長も驚いていた

結果は後半は3オーバーの39だった


正対しているボールに対して優しくやさしく接する気持ちが力の抜けたスウィングをもたらしてくれた

ゴルフに限らず、何でも優しくやさしくが基本なのだね

年末に際し、良い贈り物を頂戴したよ




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