今年(2017年)は女房が厄年にあたることから、1月18日(水)に多井畑の厄神さんにお詣りしました。
近所に厄除神社である平野八幡神社がありますが、先ずは日本最古の厄除神社と云われている多井畑厄除八幡宮にお詣りしました。
所在地は神戸市須磨区多井畑字宮脇一番地です。奥須磨公園の西にあります。
駐車場があるので、自家用車で行くことは可能ですが、かなり混雑しています。公共交通機関を利用する場合は、JR“須磨駅”及び神戸市営地下鉄“名谷駅”から直通の臨時シャトルバス(神戸市営バス)が出ています。
お祓いをしてもらい(厄除祈祷初穂料7,000円)、
本殿より更に山の上にある疫神祭塚で“ひながた”を水に浮かべて身代わりの厄除けを祈願しました。(ひながた流し料300円)
また、おかぐら奉納所で巫女さんによる舞を奉納し、神様のご加護を祈願しました。
(奉納初穂料;つるぎの舞2,000円、里かぐら1,000円、おかぐら500円、但し、ご祈祷者には300円にする割引券が発行される。)
本殿でのお祓いが済むと、厄除祈願セット(神宮のお札、身に着けるお守り、しゃもじ、葛湯にしていただく乾菓子)をいただきました。また、お神楽奉納後にも乾菓子を頂戴しました。
神宮の境内は狭いのですが、可能な限り!と頑張ったのではないかと思われるほどの屋台が出店していました。
ところで、厄年ってなんでしょうか?
厄年とは、日本において、厄災が多く降りかかるとされ、そう信じられてきた年齢のことです。
この考えは平安時代にはすでに存在し、根強く信じられている風習ですが、科学的な根拠は不確かで起源も曖昧です。陰陽道にその起源があると考えられていますが定かではありません。
一般的に男性と女性の厄年は異なり、本厄は男性の場合は、数え年で25歳、42歳、61歳、女性の場合は19歳、33歳、37歳とされています。
近年では、性差別問題を気にかけてか、女性の61歳も厄年とされるようになってきました。
特に男性の42歳、女性の33歳は大厄と呼ばれ、凶事や災難に遭う率が非常に高いとされています。
<厄除け、厄払い・厄祓い>
1月1日から厄年となります。従って、厄年に当たる年の1月1日から厄除けあるいは厄払い(厄祓い)をしてもらうことができます。
旧暦では立春からその次の立春前日までが1年と考えられています。また、節分は邪気を追い払い、年神様をお迎えします。したがって、厄年の人は節分までに厄払いを行い、家も厄払いしておくほうが良いと云われています。
気になる方は、厄除大祭(1月18・19・20日)の日に限らず、一年中、神社や寺院で厄除け・厄払いをしてもらえますので、初詣、節分、厄神祭り、誕生日その他都合の良い日に厄除け・厄払いをすればよいと思います。
<多井畑厄除八幡宮について>
多井畑厄除八幡宮では、毎年1月18日から20日の3日間に亘って厄除祭が行われます。
多井畑厄除八幡宮は、多井畑の厄神さんの愛称で親しまれています。須磨に流された在原行平や、一の谷の合戦の際の源義経が祈願したと云われており、日本最古の厄除けの霊地と伝えられています。
770年(神護景雲4年)6月に疫病が大流行し、それを鎮めるために五畿内(大和、山城、河内、摂津、和泉)の国境10ヶ所に疫神を祀り、疫祓いが行われました。多井畑厄除八幡宮は古山陽道の摂津と播磨国の国境に位置していたため、その一つとして疫神が祀られたと伝えられています。
次に、翌日の19日(木)には平野の八幡様にお詣りしました。
散歩がてらに、昼食を済ませて出向きました。
所在地は、神戸市西区平野町慶明184です。神戸第一高等学校西キャンパスの南隣、R175沿いにあります。
厄除のご祈祷は18日・19日両日とも、9:00~21:00まで行われているとのことです。(厄除祈祷初穂料7,000円)
19日の厄除大祭本祭は午後3時から開催されました。神殿内部で神主さんが祝詞をあげておられました。
15:30からは湯立神事が行われ、
湯立神事が終わると、神殿向かいの能舞台で巫女さんのおかぐらがあり、
その後、16:00過ぎから、社務所前と神殿前の二か所で餅まきが行われました。
私は、写真を撮りながら、神殿前の餅まきに参加し、19個いただくことができました。
能舞台の脇では、西区で獲れた野菜の直売会が開催されていました。今日19日は、お米(コシヒカリ)、トマト、伊予柑が並べられていました。野菜の直売会は18・19日の両日を通して行われているとのことでした。
祓え給い、清め給え、神(かむ)ながら守り給い、幸(さきわ)え給え
【関係先サイト】
○ 多井畑厄除八幡宮
○ 神戸市HP-多井畑厄神祭礼に伴う市バス臨時増発について
○ 平野八幡神社HP