西神中央のそごうデパート5Fにある紀伊国屋書店西神店で購入した「陸王」を読みました。
書名:陸王〔 四六判 ソフトカバー 単行本 〕
著者:池井戸潤
発行所:株式会社 集英社
初版発行日:2016年7月10日
分厚い。重い。安楽椅子に座って、片手に持って読める代物ではない。なんせ、588ページもある。普通、単行本は300ページ位迄だと思っていたのに!
ブックデータベースでは、
勝利を、信じろ――。
足袋作り百年の老舗が、ランニングシューズに挑む。
埼玉県行田市にある「こはぜ屋」は、百年の歴史を有する老舗足袋業者だ。といっても、その実態は従業員二十名の零細企業で、業績はジリ貧。社長の宮沢は、銀行から融資を引き出すのにも苦労する日々を送っていた。そんなある日、宮沢はふとしたことから新たな事業計画を思いつく。長年培ってきた足袋業者のノウハウを生かしたランニングシューズを開発してはどうか。
社内にプロジェクトチームを立ち上げ、開発に着手する宮沢。しかし、その前には様々な障壁が立ちはだかる。資金難、素材探し、困難を極めるソール(靴底)開発、大手シューズメーカーの妨害――。
チームワーク、ものづくりへの情熱、そして仲間との熱い結びつきで難局に立ち向かっていく零細企業・こはぜ屋。はたして、彼らに未来はあるのか?
と紹介されています。
作品を読み進めるにおいて、ランニングシューズ「陸王」の、こはぜ屋のプロジェクトメンバーみんなの、宮沢社長の、銀行の融資担当坂本氏の、そして、こはぜ屋の経理を預かる常識一辺倒・保守的な富島氏のファンになっていました。
多くの人との縁に恵まれ、その人々に支えられる主人公。その人と人との縁を大事にすることが、社会で生きていくには重要であることを教えてくれます。
事業衰退の危機、単一生産ラインの故障停止、設備投資資金調達難、倒産の危機、M&Aなど幾多の危機を仲間一丸となって乗り越えていきます。
陸王は、TBSテレビの「2017年10月期 日曜洋画劇場」で映像化されています。放送予定は、10月15日(日)~12月24日(日)頃。
キャストには、主役に役所広司さん、新素材の特許所有者に寺尾聡さんなどベテラン勢のほか、山崎賢人さんや竹内涼真さんなど、今人気の若手の役者さんを起用し、ドラマの脚色も原作に沿いながら、テンポがいいものとなっているようです。
≪ドラマの主なキャスト≫
こはぜ屋
(社長)宮沢紘一;役所広司
社長家族
(妻)美枝子;檀 ふみ (長男)大地;山﨑賢人 (長女)茜;上白石萌音
こはぜ屋社員
(常務・経理担当)富島玄三;志賀廣太郎 (労務関係係長)安田利充;内村 遥 (縫製課リーダー)正岡あけみ;阿川佐和子 (縫製課ベテラン縫い子&足袋デザイナー)
西井冨久子;正司照枝 (縫製課 縫い子)仲下美咲;吉谷彩子 (縫製課 No.2)水原米子;春やすこ (縫製課)橋井美子;上村依子
新素材(シルクール)特許権者
(元インテリア会社社長&シルクール特許権者)飯山晴之;寺尾 聰 (飯山の妻)素子;キムラ緑子
埼玉中央銀行行田支店
(支店長)家長 亨;桂 雀々 (融資担当 後東京キャピタル&こはぜ屋PTオブザーバ)坂本太郎;風間俊介 (融資担当 坂本の後任)大橋 浩;馬場 徹
ムクハト(椋鳩)通運
(セールスドライバー)江幡晃平;天野義久
シューフィッター
(アトランティス 後にこはぜ屋へ)村野尊彦;市川右團次
スポーツショップ
(店長 兼 インストラクター)有村 融;光石 研
アトランティス日本支社
(営業部長)小原賢治;ピエール瀧 (営業部 村野の後任)佐山淳司;小籔千豊
ダイワ食品陸上競技部
(監督)城戸明宏;音尾琢真 (元東西大学・箱根駅伝5区走者)茂木裕人;竹内涼真 (茂木の先輩)平瀬孝夫;和田正人 (エースランナー)立原隼斗;宇野けんたろう
(ベテラン)内藤久雄;花沢将人 (ベテラン)川井;佐藤俊彦 (部員)加瀬尚之;前原 滉 (部員)水木;石井貴就 (部員)端井;安藤勇雅
アジア工業陸上競技部
(元明成大学・箱根駅伝5区走者)毛塚直之;佐野 岳 (部員)吉田;山本涼介
宮沢大地の同級生
(中学時代からの友人)広樹;緒形 敦
その他
【関係サイト】
○ TBSテレビ