運転免許更新を2月に控え、昨年10月に自働車運転免許更新の事前講習として「高齢者講習」にいってきました。
書名:いっきにわかる ! 運転免許認知機能検査〔A4判〕
監修:和田秀樹
発行所:株式会社 洋泉社
初版発行日: 2018年11月29日
ジャンル;ノンフィクション/実用・暮らし
その時の講師の話として、更新時の年齢が75歳以上となれば、「高齢者講習」の更に前に「認知機能検査」を受けなければなりません。その結果として、第一類から第三類の採点結果が書類で通知されます。
第三類 ; 記憶力・判断力に問題なし → 通常の「高齢者講習(講習料=5,100円 2時間)」を受講
第二類 ; 記憶力・判断が少し低くなっている→「高齢者講習(講習料=7,950円 3時間)」を受講
第一類 ; 記憶力・判断が低くなっている →「臨時適正検査(指定の自動車教習所において専門医の診断)
専門医の判断の結果
a.認知症ではない → 高齢者講習(3時間)
b.認知症 → 免許停止または取り消し
更新の区分番号=②;①と同様2時間の「高齢者講習」
③;3時間の「高齢者講習」
④;医師の診断の結果「認知症ではない」との判断をされた方:③と同様3時間の「高齢者講習」
⑤;医師の診断の結果「認知症」との判断をされた方:免許停止または免許取り消し
が振られたはがきが届けば、②~④の方は予約して「高齢者講習」を受け、“終了証”を添えて更新手続きをするようになります。
更新番号が⑤の方で医師の診断の結果「認知症」との判断をされた方には免許返納を勧めるし、そもそも「高齢者講習」を受講させないので更新手続きをすることができません。
とのことでした。
更新時の満年齢が71歳の場合、有効期間は4年に、72歳以上の場合は有効期限が3年になります。
私の場合、2020年が更新時期であり、満71歳となり、更新する免許の有効期限は2024年となります。2024年の更新日には75歳となっており、更新する免許の有効期限は2027年となります。
75歳以上の人に課せられている「認知機能検査」については事前知識がありませんので、困ってしまいました。
たまたま書店に行くことがあり、「認知機能検査」について記した書籍がないかノウハウ本の棚を見ていると、ありました。「いっきのわかる! 運転免許 認知機能 検査」と題した薄っぺらい本でした。金額も手頃だったので、この本を購入しました。2013年にあるであろう「認知機能検査」への準備です。少し早いのではないかとのアドバイスもありますが、ゆっくり学びたいと思う気持ちです。
それにしても、「認知機能検査」のうち“手掛かり再生”は「あんまり」ではないでしょうか。
目的達成のために、「何かしろ」と上から指示された方々においては仕方のないことでしょう。
しかし、この検査は20代の人でもできない人が多いと思います。そんなテストを“認知機能検査”としてやろうというのだから、「何考えてんだよ!!」の極みです。
更に、高齢者(75歳以上)の実車走行テストを行うことの、法案提出が今年(2020年)予定されています。多分賛成多数で通過し、法制化されるでしょう。
若い人でも逆走はするし、単純な操作ミスのときであってもパニックに陥って更なる操作ミスを重ねます。
時代が変わっています。昔なら今のような標識のみで規制を表示できたかもしれませんが、今は違います。路面に大きく表示する等何らかの形で大きく目視できることが要求されています。
規制を実施する人達は、遣るべきことを遣らずに、“ぶったくる”ばかりの人達ではないかと疑りたくなります。
老人ばかりを標的にした役人、大臣、政権与党の人々の遣り様は、物事の考え方を、“何が正しいのか”ではなく、遣り易い対策をとることに始終し、そのことによって何か大きなことをしたような気になっているのではないだろうか。単にポピュリズムに傾倒しているのではないかと疑いたくなります。
【関係先】
〇 運転免許に係る講習等に関する規則(平成六年国家公安委員会規則第四号) 施行日:令和元年十二月一日
〇 道路交通法施行令 (昭和三十五年政令第二百七十号)
〇 道路交通法施行規則 昭和三十五年総理府令第六十号
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