TVでペンギンを見て、フンボルトだと思っても、聞いてみるとケープだったり、マゼランだったりします。
大倉崇裕氏著作の「警視庁いきもの係」シリーズや似鳥鶏氏著作の「楓が丘動物園」シリーズで、「日本で見かけるペンギンはその殆どがフンボルトペンギンだ」との記述があります。
また、最近のテレビcm・アニメ映画「ペンギン・ハイウエイ」(森見登美彦氏著作の同名小説が底本 8月17日全国ロードショー)で歯科医院のお姉さんが出すペンギンは大きい。
書名:ペンギン・ハイウェイ〔A6判;文庫本〕
著者:森見登美彦
発行所:株式会社 KADOKAWA
初版発行日: 2013年11月25日
ジャンル;日本文学/SF・ホラー・ファンタジー
大きいペンギンでは動物園や水族館で見る皇帝ペンギン(エンペラーペンギン)や王様ペンギン(キングペンギン)があります。
最近まで大きいペンギンは皆皇帝ペンギンだと思っていましたが、それも違うようです。
はて?この差は何なのだろ? そして、ペンギン、特に私がフンボルトペンギンと見間違うペンギンにはどのような種類、見分けのポイントがあるのでしょうか。
ペンギン(Penguin) は ペンギン目・ペンギン科に属する鳥類です。主に南半球に生息します。鳥ですが、翼は鰭(へら)状の「フリッパー」と呼ばれるものになり飛翔能力を失っており空は飛べません。水中の遊泳にのみ使われます。世界には 6属 19種類のペンギンがいます。大きなコウテイペンギンから 小さなコガタペンギンまで 、生息地、体長などさまざまです。
南極などの寒冷地に住むペンギンは大きく、アフリカなどの温暖・熱帯気候の地に住むペンギンは小さい。
最小種はコビトペンギンで体長は約40cm。最大種はコウテイペンギンで、体長100~130 cmです。絶滅種には、コウテイペンギンよりも大きなものがいたようです。
コウテイペンギンとオウサマペンギン
オウサマペンギンは、頭の両脇にある黄色い斑紋と首もとの黄色が濃く、肩部分から首回りの黒色が繋がっている。
フンボルトペンギン、マゼランペンギン、ケープペンギン
マゼランペンギンは、フンボルトペンギンとよく似ていて、他のフンボルトペンギン属と比べ、胸の黒いラインが2本ある。
ケープペンギンは、フンボルトペンギンより、頭の白いラインが太く、首と胸の間の黒いラインが細い。
どうやら先の作家諸氏の話は、フンボルトペンギン属という意味での「フンボルトペンギン」だったようです。
上の分類表では、フンボルトペンギン属はケープペンギン属に該当します。以前は「フンボルトペンギン属」といったようです。
【関係先】
○ -水族館ナビ- ペンギン図鑑
○ ペンギンの達人 - 分類
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