ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

Drawing(Mr.Children)

2023-04-25 12:44:25 | Weblog

遠い遠い子供の頃夢で見た景色が

一瞬フラッシュバックしたんだ

笑いながら僕の頬にキスをする少女が

君とオーバーラップして

淡い光の曇り空にフワフワな時を刻んでいく

この素晴らしい煩わしい気持ちを

真空パックしておけないものかな

絵に描いたとしても

時と共に何かが色褪せてしまうでしょう

永遠はいつでも形のない儚い幻影

君と共に僕の元に

そしていつも僕のノートに

 

作詞作曲は桜井和寿。ドラマ「幸福の王子」主題歌。

ミスチルといえば数々の大ヒット曲がありますが、この「Drawing」は「幸福の王子」の主題歌として強く印象に残ります。主要キャストは本木雅弘・菅野美穂・渡部篤郎。綾瀬はるかも新進女優として出演していました。

 

救いのない悲しい物語なのですが、エンディングにDrawingが流れると、ドラマの余韻を引きずりながら、儚い希望を思い抱かせてくれるような曲でした。もう20年も経つんですね。

 

「遠い遠い子供の頃夢で見た景色が、一瞬フラッシュバックしたんだ。笑いながら僕の頬にキスをする少女が、君とオーバーラップして」

桜井さん、ロマンチストです。

 

「絵に描いたとしても、時と共に何かが色褪せてしまうでしょう」

絵そのものが色褪せてしまうだけてなく、もっと内側のものが色褪せる気がします。

 

「永遠はいつでも形のない儚い幻影」

永遠は存在しても人には寿命があって、その埋まりようもない真実を「形のない儚い幻影」と表現しているように思います。

そして「君と共に僕の元に、そしていつも僕のノートに」と綺麗に綴じられています。これは名曲だと思います。

 

ドラマの話に戻ると、これだけのキャストを再び集めるのは困難です。綾瀬さんも国民的女優になりましたし。この時はまだ想像出来なかった。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 叡王戦第2局 藤井が菅井に... | トップ | 右か左か »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿