イヤラシイ

いい響きですが、そっちではありません。
そう、車の売り方についてです。

その昔から、外車のチューナーモノに憧れるのは致し方のないもの。
その夢を小さく実現させたのが、BMWのMスポ等だろう。
しかし、これってベース車が蔓延していてこそ意味のある事と思うのです。
だが最近、ベース車をわざとオトナシメに作って、キットモノで台数を稼ぐ戦法に各社出ている様な気がしてならない。

BMWについては、かなり前（Ｅ３０時代あたり）からそんな色はありました。
それと全く同じ匂いをメルセデスにも、アウディにも感じる。
その点、ＶＷはイヤラシクないというか、正統派な売り方ってんでしょうか。
確実に言える事は、ＭスポやＳ－ｌｉｎｅ、アヴァンギャルド等の増殖によって、アフターパーツを拵えたり、売ったりする零細企業が減った事でしょう。
まぁ、相場があってないようなものであったフルキットの価格や、取り付け、塗装に至るまで、まったく面倒くさいものでしたから。
どこの業界もそうですが、金額の明示がクリーンでないものは「これからの時代生きてはいけない」これ鉄則です。

先代のZ4みたいなのが理想だ。
あれ以上、手を付けたくないほどに綺麗にまとまっていた。
ポルシェみたいにオプション地獄も嫌だけど、外装の類ではないのが救いと思う。
やっぱり一発の見栄えって潔い。