えまちゃんと

C43(S205)日記とチャリ少し

満を持してのTDI

2018-02-19 | 車関連
デビューフェアの朝一番に乗り込んできました、パサートDです。
他の人の試乗中に行けば、かなり待たされると予想してのこと。
直ぐに試乗の意思を伝え、用意していただきました。

エンジンを始動させれば、まずはその静けさに好印象。
そろそろと出ると、知った加速がそこにある。
端的に言おう、1.4TSIみたいです。
なぜなら、ディーゼル特有のアイドルから食らいついてくるようなトルクを感じない事が大きい。
2Lあるのですから、これは明らかに燃費や排ガスなどの事を考えての味付けなのだろうかと訝しむほど。

踏んで3千回転を超えもすれば太いものを感じますが音色が悪くなり、とにかくアイドル付近から2千くらいまでが弱い。
思わず、「ディーゼルを買う要因の大きいところが足りない様に感じる」と試乗中に話してしまった。
距離を走る人のランニングコストとしてのDならばまだしも、ビックトルクを使いこなすという恩恵を第一と考えるならば、このVW第一弾のDは足りない。
このセッティングが合わない要因として、ストップアンドゴーの多い都心部で6速のDSGを使うことが大きいと思います。
検討するならば、似たような大きさを持つ「3シリ」や「308SW BlueHDi」などと乗り比べてみることは必須だろう。
どちらが自分のフィールに合うかはそれぞれだと思いますが、下道を楽々ハイペースで走り抜けるという楽しさは、それなりのトルクの付きを要すものです。

高速走行ではどの様になるのかわかりませんが、下道を走る限り40万近く安い1.4TSIを選んでも事足りると思うのです。
好印象なのは、1.4L版に乗った時と変わらず「一回り小さい車に乗っている」と感じる扱いやすさです。
何もかにもが軽い、いや軽すぎるくらい。
この位軽いと疲れない代わりに、剛性感やら緻密感が薄いと感じるのです。
この時期に満を持しての導入としては平凡過ぎる、いや先行されている車種に水をあけられていると感じました。
このエンジンをゴルフに積んでくるのだろうと予想しますが、軽くて小さなゴルフに搭載されればと思うでしょう。
しかし、このパサートは軽く1.5tちょいしかありません。
ゴルフに積まれても驚くほどの違いはないのではないでしょうか。
これがVW通常版のディーゼルエンジンならば、早急にスポーツグレードに積むディーゼルをラインナップするべきと思うのです。
せっかく日本発売にこぎつけたディーゼル、期待をしていただけに残念で、厳しい感想を連ねてしまいました。

タイトル画は、導入されたならGTIと同じ程の顧客をつかむだろう「GTD」
次の手はコレしかないでしょう。(願望)
コメント
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