えまちゃんと

C43(S205)日記とチャリ少し

AudiとVW

2021-03-23 | M135i
今や、誰が何と言おうと、同門でありましょう。
しかし私は今の今まで、差別化はその基本にしっかりと表れているもので、ブレていないのだと思っていた。

先日、ひょんなことから親戚の買ったA4オールロードを運転したのです。
まぁこの車、その見た目からは信じられない位お高い。
車両単体では634というプライスですが、これに見合うオプションを付けていった見積額は800万を越えた記憶がある。
まぁそうなると、どれ程のものだったかと期待は高鳴ります。
249馬力と37キロを超えるトルクを持つ車両は、当然にグイグイと走りますが、それは躾の良い4発に他なりません。
1.7tにも迫ろうという車体を軽々と走らせる様は、現代のゴルフエクスプレスでしょう。
しかし、本当に普通に感じるのは、私がMパフォーマンス乗りだからなのでしょうか、それともVWがアウディに肉薄してしまっているからなのでしょうか。

正直なところ、乗り始めてすぐに感じたのは「VWっぽさ」でした。
軽い操作感と角のあるステアリング形状、滑空感のある走りと、ゴルフヴァリアントを感じたのです。
当然に静粛性も違えば、音響も違い、シートは肉厚な本革で、ダンピングコントロールも上手い。
しかし似ているのです。
この両メーカーは、共通のプラットフォームだけでなく、同じような部品を幾つも使っているのですから当たり前に思われるでしょう。
しかし、そのメーカーの特色を残すことは、そう難しくないと聞きます。
これほどの企業であれば容易いとは思いますが、それぞれの向かう方向が似ているのでしょう。
これを感じ取って思ったのは、トヨタが車種を統合していく様に、VWグループも役割を見直す時期なのかもしれません。(またデカイ事書きます(^^))
EV化へシフトしていきながらも、その車種ごとのプライオリティを絞ることが命題である気がします。
乱暴に考えれば、ゴルフがあるのだからA3は要らない、なんてこと誰でも考えたことがあるでしょう。
今は同じような基本構成で、圧倒的に利益率の高いA3を絞るなんて考えられないのでしょうけれど、10年後は分かりません。
これだけ基本性能の上がり、同じようなダウンサイジングエンジンを使う今、差別化はなかなか難しいのかもしれません。
しかし、ウィンカーレバー等を操作してVWを感じてしまうのは、少し寂しい。

このオールロードクアトロの2Lと、135iの3Lの違いは明らかです。
乗っていて、どちらが疲れずに快適かなんて誰でもお分かりでしょう。
ローランドが言いました、世の中は俺か、俺以外かと
ポルシェにも感じました、ポルシェか、ポルシェ以外かと
M135iにそこまで大袈裟なことは言えませんが、Mのエンジンの前では、クワトロの249馬力も常識的な2Lの部類に入ってしまうのでしょう。
コメント
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