えまちゃんと

C43(S205)日記とチャリ少し

環境性能と気持ち良さ(6気筒編)

2023-11-03 | 車関連
効率を追求したというマツダの直6ディーゼル。
この車がそこそこ売れているのは、当然であろうと思います。
マツダの鼓動デザインにもすっかり慣れ、何か新しさの欲しいユーザーは環境性能と新たなるエンジンを買うというものでしょう。

私の本心としては、もう少し鼓動デザインが未来を捉え、そしてドアの作りなどにもう少し気を遣ってくれたなら買いたいモデルです。
もちろんCX-5と違うと言えば違うのだけれども、詳しくない者にとっては同じ程度のモノに見える。
それだけで、まったくのブランニューカーである事の優位性をスポイルしている気がします。
サイドシルエットが、ロングノーズでカッコいいのは知っていますが、詳しく知る者の自己満でもある。
走らせたってFFベースのCX-5とは違うのだろうけれど、そこはあくまでSUVであるし。

それでも売れている背景には、3.3Lの直6ディーゼルエンジンがあるのは間違いありません。
時代と逆行するような3.3Lの排気量に、重い直列6気筒を奢ります。
ここがミソで、今では貴重となった3Lクラスの直列6気筒に触れられたというのがあると思われます。
私をはじめとするBMW崇拝者が良く言う、直6がどれ程のもんだ、と思われる方もいらっしゃるでしょう。
その昔にはたくさん直6があったとはいえ、やはり望んで選ばなければ手に入らなかったり、使い勝手として満足いかない事もあったのです。
つまりその昔でも、2Lクラスに6気筒を使い過給機がない時代であれば、明らかにトルクは足りないものでした。
整然と回るエンジンの心地よさはありますが、気持ちのいい加速を味わえたわけではありません。

クラウンで言えば、ニッパチ(2.8L)あたりから、そのトルクの乗った走りを味わえたのでした。
その証拠に、GX81型の3兄弟は、2LモデルながらNAをベースに、SC(スーパーチャージャー)とツインターボ仕様があったほどです。
このSCとツインターボは良く走りましたが、燃費もプライスも当然ながらハイソな部類に入る車両でした。

最近でこそ、走りとトルク感を味わえるバランスのいいクリーンディーゼルや、ダウンサイジングターボがありますが、その殆どが4発です。(3気筒もメジャーになりつつある)
今の4発は、BMWを筆頭に本当に滑らかに回る良いエンジンが多いものですが、6気筒には6気筒の良さというものがあり、その違いは小さくありません。
6気筒というものがありふれていない今、知る事の無かった若い世代にも刺さるでしょうし、それなりの運転歴のあるドライバーには20キロ/Lにも迫る燃費性能と、トルクフルな3L越えの豪華なフィールを味わえることが小さくないのでしょう。
私も10年も前、BMWの3Lディーゼルに乗る前には、直6たってディーゼルでどれくらいを味わえるのかと思っていたが、まったくの杞憂に終わったほど。
そもそもが、ディーゼルにしてもガソリンにしても6発にターボを入れ込んでいるのは当然ですが、その自然なフィーリングは素晴らしいものです。

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