中村航 『100回泣くこと』 小学館文庫
出会ったら必ず別れなくちゃいけないということを痛感させられました。
本書では「愛する者との死別」を扱っているので
重みが全然違うとは思いますが
塾講師という仕事柄、今までたくさんの生徒との出会いと別れを経験し
「一期一会」という言葉をかみしめ
「月日は百代の過客にして~」とか「祇園精舎の鐘の声~」
なんて一節を毎年解説して
ようやく永久不変のものなんて無い、ずっと変わらずに続いていくものなんて無い
ということを実感し納得できたところだったので
本書を読んで「やっぱりそうだよな」と再確認した感じ。
でも、「死」という別れさえも、それで終わりじゃないと信じたい。
人はひとりで生まれてひとりで死ぬから
ずっと一緒にいられないのは当然なんだけど
だからこそ、少しでも長く、少しでも幸せに、と願うものなんだろうな…。
それから、
「出会ってしまったものはしょうがない、さいごまでつきあうよ」という
心境にもなりました。
結局受け入れるしかないんだよな、出会いも、別れも。
雑誌の書評を見てずっと気になっていた1冊だったのですが
これを読んで、中村航の他の作品も読んでみようと思いました。
出会ったら必ず別れなくちゃいけないということを痛感させられました。
本書では「愛する者との死別」を扱っているので
重みが全然違うとは思いますが
塾講師という仕事柄、今までたくさんの生徒との出会いと別れを経験し
「一期一会」という言葉をかみしめ
「月日は百代の過客にして~」とか「祇園精舎の鐘の声~」
なんて一節を毎年解説して
ようやく永久不変のものなんて無い、ずっと変わらずに続いていくものなんて無い
ということを実感し納得できたところだったので
本書を読んで「やっぱりそうだよな」と再確認した感じ。
でも、「死」という別れさえも、それで終わりじゃないと信じたい。
人はひとりで生まれてひとりで死ぬから
ずっと一緒にいられないのは当然なんだけど
だからこそ、少しでも長く、少しでも幸せに、と願うものなんだろうな…。
それから、
「出会ってしまったものはしょうがない、さいごまでつきあうよ」という
心境にもなりました。
結局受け入れるしかないんだよな、出会いも、別れも。
雑誌の書評を見てずっと気になっていた1冊だったのですが
これを読んで、中村航の他の作品も読んでみようと思いました。