「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

日本語に難アリ

2018年01月19日 |   誤・迷答!
「見直しをしてください!」「字を丁寧に書いてください!」という言葉も
そろそろ耳にタコができて効き目がなくなっているように感じます。
定期テストが近づいてきたといっても、生徒たちの意識はそれほど変わらず。
「テストが近いんだから、そろそろテスト用の字の練習を始めなさいよ!」
と言ってみたけど、どのくらい伝わっているのか…。

中2クラスの生徒の答案。↓↓↓ 和文英訳の問題です。

テスト用の字を使って、今まででいちばん丁寧に書いてください。」と言ってコレ。
かろうじて「私に茶をあてください」と書いてあるのが読めますかね?

お気づきと思いますが、日本語としてオカシイ。
字も雑。
こんな生徒に英語を教える意味って…。と考えてしまいます。

学校でしか字を書かないし読まないような生徒が増えている中、
もっと国語に時間を割くべきなんじゃないのか…。
義務教育で身につけさせる内容とは…?
一介の塾講師が、テストシーズンの忙しい最中に考え込む暇なんてないんですけどね~。

この生徒、これでも成績は上位の生徒。
頭の回転が速いゆえに字が雑、という面もあるかもしれません。
英文のシチュエーションを考えずに、機械的にgiveを「あげる」と訳しただけかもしれません。
(ちなみに和訳の正解例は「私に(いくらか)お茶(紅茶)をください。」)
それにしたって、このまま大人になると思うとちょっと残念だわ。