「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

言葉は正確に

2021年09月08日 | 今日のお仕事 
今日、たまたま新人さん(といっても、もう入社半年)の
中1数学の授業を見る機会がありました。

ところどころでムム?と思うところがあったのですが
「Xは3以下と問題文に書いてあるところを
生徒への説明として「Xは3より小さい
連呼しているのを聞いて黙っていられず。
『以下』と『より小さい』は同じではありません!
と口をはさんでしまいました。
(「Xは3以下」→X3 「Xは3より小さい」→X<3)

基本的に、改善点は授業後、事務室で話すのですが
これだけは生徒に誤解させたままだとマズイと思って。

本人も『以下』と『より小さい』が同じではないことはわかっているようでしたが
「つい」「無意識で」言ってしまったとのこと。
そんな重大な間違いを「つい」「無意識で」言ったらダメでしょ!

どうも彼女は言葉に対する認識が甘くて、たとえば
「印刷」「コピー」(事務室には印刷機とコピー機がある)
「机」「テーブル」(塾の備品として両方ある)
「ワーク」「テキスト」(当塾では学校教材を「ワーク」塾教材を「テキスト」と呼んでいる)
が混同して、話が正しく伝わらないことがあるのです。

我々の仕事は生徒たちに正しい知識を伝えること。
まずは言葉の定義をあやふやにせず正しく使ってほしい!

「わかりやすさ」以前に「正しさ」のダメ出しをすることになるとはなあ・・・。