三浦しをん 『月魚』 角川書店
今日は久しぶりに本を読みながらのんびり過ごしました。
天気が良くて暖かかったので途中で居眠りしてみたり…。なんて贅沢
この本は読書好きな友達のお薦めで、前から読もう読もうと思っていたものです。
古書店の若き当主・真志喜と、その幼馴染みで同じ業界に身を置く瀬名垣は
小学生の夏に起きた事件以来、密かな罪の意識をずっと共有してきた。
田舎町の旧家へ買い付けに行った先で出会った人物は二人の罪を呼び起こし…。
という内容なのですが
淡々と語られているのに、繊細で脆くて複雑な心情がよく伝わってきました。
一つの出来事に対して、それぞれがいろいろな思いを抱くけれど
それを相手に伝えるのか、伝えたとしてうまく伝わるのか…、
なんてちょっと考え込んでしまったり。
設定は現代日本でありながら、なんだか一昔前を思わせるような
独特な雰囲気があり、ひっそりと静かな夜に読みたい一冊だと思いました。
上記は「水底の魚」で、もう1編「水に沈んだ私の村」が収録されています。
こちらは主人公たちの17才のときの物語なんですが
意外と楽しかったな、なんて自分の高校時代に思いを馳せました。
今日は久しぶりに本を読みながらのんびり過ごしました。
天気が良くて暖かかったので途中で居眠りしてみたり…。なんて贅沢
この本は読書好きな友達のお薦めで、前から読もう読もうと思っていたものです。
古書店の若き当主・真志喜と、その幼馴染みで同じ業界に身を置く瀬名垣は
小学生の夏に起きた事件以来、密かな罪の意識をずっと共有してきた。
田舎町の旧家へ買い付けに行った先で出会った人物は二人の罪を呼び起こし…。
という内容なのですが
淡々と語られているのに、繊細で脆くて複雑な心情がよく伝わってきました。
一つの出来事に対して、それぞれがいろいろな思いを抱くけれど
それを相手に伝えるのか、伝えたとしてうまく伝わるのか…、
なんてちょっと考え込んでしまったり。
設定は現代日本でありながら、なんだか一昔前を思わせるような
独特な雰囲気があり、ひっそりと静かな夜に読みたい一冊だと思いました。
上記は「水底の魚」で、もう1編「水に沈んだ私の村」が収録されています。
こちらは主人公たちの17才のときの物語なんですが
意外と楽しかったな、なんて自分の高校時代に思いを馳せました。
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