白雲去来

蜷川正大の日々是口実

断食の準備。

2024-04-20 11:29:18 | 日記

4月16日(火)晴れ。

朝食は塩鮭、納豆、わかめスープ。昼は、野菜炒め、わかめスープ。夜は、メンチカツ、クリームコロッケ、キャベツの千切り添え、お蕎麦に竹輪店の天ぷら。お供は、思い切って頂いた「森伊蔵」を開けて独酌。

最近、様々な馴染みのお店が閉店してしまっている。自宅の近所で、いつもハンバーグやコロッケを買いに行っていた肉屋さんも「高齢の為閉店いたします。長い間ありがとうございました」との張り紙がしてあった。

大好きな「さつま揚げ」の専門店も二軒とも廃業。更には、もう20年以上通っていた中華料理店も廃業した。考えてみれば、私と同じように歳をとるのだから、後継ぎがいなければ廃業する以外にない。寂しいことだ。

今週から行く断食の最中に見ようと思っていたDVDが届いた。NHKの『新漢詩紀行』全10巻と、同じNHKの『シルクロード』のBOX2全10巻。そして幾冊かの本・・・。私の歳ではシルクロードへの旅は無理なので、せめて映像で楽しもうと思っている。


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先の戦争は、間違いなく大東亜戦争である。

2024-04-19 09:23:34 | 日記

4月15日(月)晴れ。

春眠暁を覚えず。処処として啼鳥を聞く。自宅の近くには児童遊園地や英連邦墓地などがあるせいか、この時期にはウグイスや名も知らぬ鳥の鳴き声で目を覚ますことがある。贅沢かも知れないが、オイオイもう少し寝かせてくれよ。と思う時もある。朝食は、面倒なのでレトルトのカレーにコロッケ、ほうれん草の味噌汁。昼は抜いた。夜は、かつ丼の頭、いわゆる煮カツとナスと新玉ネギと豚肉のオイスターソース炒め、筋子。お供は「赤兎馬」。子供は残業で遅いし、愚妻も出かけている。酔狂亭にて文字通りの月下独酌。

自衛隊が、沖縄戦のことに触れて「大東亜戦争」と呼称したことで朝日新聞が騒いでいるという。まだそんなことに目くじらを立てるアホな記者や新聞社があるとは、時代錯誤も甚だしいと笑ってしまった。我々の祖父や父、兄らは太平洋戦争に参加したわけではない。大体、当時は太平洋戦争などという呼称はなかった。

昭和16年(1941)、日本政府はアメリカ・イギリスに対して宣戦布告を行った。12月12日、当時の東條内閣はは、昭和12年(1937)より継続していた支那事変(日中戦争)を含んで「大東亜戦争と呼称す」と閣議決定をしたのである。従って先の大戦の正式な呼称は、大東亜戦争なのである。太平洋戦争などと言う言葉は、敗戦後の米国製の歴史観でしかない。太平洋戦争などと言ったら、亡くなられた多くの英霊の方々に申し訳ない。

 


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読書と酒の日々。

2024-04-16 14:54:50 | 日記

4月14日(日)晴れ。

朝食は、ひきわり納豆、焼きのり、タラコ焼、ほうれん草の味噌汁。昼は抜いた。夜は、ミスジ肉、タケノコのから揚げ、厚揚げ焼き。お供は「黒霧島」。酔狂亭にて独酌。

大岡川の川辺、最近は桜並木として有名になり、新しくできたマンションにも「桜並木」などと言う名前がついている。良い天気なので、歩いてみたが、桜は、そのほとんどが葉桜となっていた。最近買った岩波新書の『新・唐詩選』の中に杜甫の「江亭」という詩の解説があり、その中に「寂寂(せきせき)として春は将に暮れなんとする」というくだりがある。訳は「春は寂寂として音もなく、晩春に向かって推移する」。漢詩は、意味が分からなくとも漢文で読んだ方が、心に沁みる。和訳すると、何か味わいに欠けると思う。

中国の話ばかりで恐縮だが、最近読んで面白いと思ったのが『中華美味紀行』(南條竹則著・新潮新書)という本だ。どなたかの旅行記の中で知って取り寄せようと思ったら、残念ながら絶版となっていた。仕方がないので下の子供に頼んでアマゾンで買って貰った。

『あるときは「小林秀雄の蟹まんじゅう」を求めて揚州の小路に入り込み、あるときは杭州の高級料理店で満漢全席の至福に身をゆだね、またあるときは変わりゆく北京下町のもつ煮屋で浅草を思う――。中華文化圏がその懐深くに抱く、千変万化の食文化。その魅力にとりつかれた作家が、縦横無尽の食べ歩きを通じて出会った「ホンモノ」の数々を綴る十五章!』という内容。まだ読了した訳ではないが、この方のファンとなり、続いて『酒仙』(新潮文庫)、『美人料理』(中央公論新社)の二冊を取り寄せた。天気もいいし、陽だまりの中に身を置いて、好きな本を読み、陽が落ちれば、好きな肴を前に、一杯やる。老残の身としては贅沢なことかもしれない。

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長女の演奏会へ。

2024-04-14 11:57:42 | 日記

4月13日(土)晴れ。

八時に起床。朝食は、ホットドック一本。昼は、新宿で下の子供と待ち合わせて、好きな「広州市場」という町中華へ。このお店の「黒豚ワンタン」が好きで、新宿に行くと時間があれば、このお店に行く。ヨコハマのそごうに行く地下街に、このお店の支店が出来たが、いつもお客さんが並んでいて、入ったことはない。

今日は、多摩センターという所にある「パルテノン多摩大ホール」にて、長女が趣味で所属しているオーケストラの演奏会があって家族で聴きに行った。新宿から京王線に乗ったのだが、調布を過ぎたあたりで人身事故があり、新百合ヶ丘(多分)で乗り換えて、モノレールに乗った。モノレールは、羽田に行くときにしか乗ったことがないので、ちょっとわくわくした。車窓から多摩動物園が見えたり途中駅には、明星大学、帝京大学、中央大学などあって、ヘェーという感じだった。4時頃に多摩センター駅に着。初めて降りた駅だが、駅の周りは商業施設が整っていて、きれいな街という感じがした。下の子供曰く、サンリオのピューロランドがあるよ。そういえば上の子供が5歳ぐらいの時に一度来たことがあることを思い出した。

4時の開演に10分ほど遅れて会場に入るが、8割程度の人で埋まっていた。初めて長女の趣味に付き合ったので、どんなものかと思っていたら、総勢80人くらいの本格的なオーケストラで、ちょっと驚いた。子供のパートは中学生の頃から趣味でやっているアルトサックス。何でも、演奏者は全国から来ているとのこと。約3時間弱の演奏だったが、知っている曲が一つもなかった。愚妻と下の子供に聞けば、アニメゲームの挿入歌や主題歌を専門に演奏する人たちの集まりとのこと。そんな音楽などに興味がないので、持って行った小型の望遠鏡で、子供の演奏する姿ばかり見ていた。良く分からない3時間だったが、子供の真剣な姿に、ちょっと感動した演奏会だった。子供が中学生の頃に、所属していた軽音の演奏会に横須賀まで行ったことを思い出した。

帰りは、小田急線で大和まで行き、相鉄線に乗り換えて西横浜へ。1時間と10分程度で着いた。「オアジ」にて夕食。11時過ぎに帰宅。ちょうど子供とが帰って来た。いい一日だった。


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花見と大和。

2024-04-11 13:41:37 | 日記

4月7日(日)晴れ。

朝食は、乾燥ホタテ、昆布、かつお節でしっかりと出汁を取って、お粥を炊いた。昼は、民族革新会議による屋形舟でのお花見。春のうららの墨田川・・・。と歌ったのは小学校の頃か、中学だったか覚えていないが、いい一日だった。終了後に、盟友たちと御徒町の蕎麦屋「吉仙」へ転戦。

今日は、昭和20年に戦艦大和が沖縄特攻の「天一号作戦」にて出撃し、米軍の航空機による攻撃で沈められた鎮魂の日。『真相・戦艦大和ノ最期』(原勝洋著、ベストセラーズ出版)によると、米側の記録を調査した結果、坊の岬沖海戦での米攻撃隊の損害は被撃墜五機、原因不明の墜落一機(進撃途中で落下し海面に激突した)、海上に不時着水一機、被弾損傷五十二機(内、五機が修理不能と判断され海上投棄)、戦死十四名、負傷四名となっている。

「大和」の最終改装時には百五十以上の対空機銃や二十四門の高角砲で武装され、軽巡矢矧以下の駆逐艦の対空機銃が一斉に米軍機に向かって撃っても、米軍機の犠牲は十機程度だった。いかに日本の対空機銃の性能が悪かったかが分かる。因みに大和の乗組員、3千3百32名の内、戦死者は3千56名。他の艦も合計して4千37人がこの日に犠牲となった。これは陸海軍の飛行機による特攻隊の死者数4千6百15人に近い。大和を中心とした第二艦隊の司令長官は伊藤整一中将。伊藤中将は最後までこの作戦に反対していたという。

座右の書である宇垣纏の戦陣日記『戦藻録』の昭和20年の今日の日記には、「なお十一月下旬余の内地帰還まで乗艦したる懐かしの軍艦大和ついに西海の藻屑となり終わりぬ。伊藤整一長官、森下信衛参謀長、有賀幸作艦長以下余のかつての部下たりし多数精鋭の乗員と共に。嗚呼!余は同隊の進撃については最初より賛意を表せず、GF(注・連合艦隊の略)に対しては抑へ役に回りありたるが今次の発令はまったく急突にして如何とも為し難く、わずかに直衛戦闘機以って協力し敵空母の攻撃を以ってこれに策応するほか道なかりしなり」。と書いている。宇垣も伊藤整一長官同様、大和の水上特攻には反対であったことが分かる。

屋形船で両岸の満開の桜を眺めながら、大和を思う。

 

 


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