コンピュータ、特にMacitnoshに興味のない方には、『いったい何?』という話です。
私が最初に買ったPCは、当時は国内で一番のシェアがあったと思われるNECのPC9801シリーズでした。
Windowsではなく、MS-DOSの3.3と言うOSを、苦労しながら自力で覚えていました。
数年後に、MS-Windows3.0が登場しアイコンを利用したグラフィカルなデスクトップに、MS-DOSからの激変を驚いたものでした。
今から10年ちょっと前に、Apple ComputerのMacintosh PowerBookをアウトレット品で入手したのですが、初めて使ったこのマシンの使い勝手のよさに、MS-Windowsに始めて触れたとき以上の感動を覚えました。
またこのMacintoshは、使い勝手以上にプロダクトデザインと言う面でも興味深いものでした。
IBMやMicrosoftとは比較すべもないくらい規模の小さいメーカーが、しっかり生き残っている理由は、ハードウェア・ソフトウェア両方を独自の開発力で切り拓いてきたからだと思います。
そのAppleが、なんとWindows PCの心臓部とも言うべきIntel製のCPUを使用したMacintoshを発売したのです。
とっても乱暴な言い方をすれば、MacintoshのOSであるMacOS Xしか動かないWindows PCを発売したといっても過言ではないのです。
通常では、考えられないことなんですね。
性能の向上と、コストパフォーマンスを上げ、先進性を追及していくことを絶えず要求される業界だけに、開発力と安定供給を確保できるIntelのCPUを利用するのは、不可避な選択だったのでしょう。
今後、どんな風に進んでいくのか、楽しみです。