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アナログからデジタルへ

2006年01月14日 23時03分55秒 | 写真

Dsc_0597

写真機材の整理をしていたら、使い忘れたリバーサルフィルムを発見しました。
使用期限を見ると、2003年07月。
と言うことは、このフィルムを入手したのは2002年の夏頃のようです。
おぼろげな記憶をたどっていくと、人に頼まれて撮影をするつもりでフィルムを買ったものの、結局はデジタルで撮ったために使わないまま眠っていたようです。 おそらく、今世紀になってから、フィルムでの撮影はしていません。
プロカメラマンの場合も、135や120タイプのロールフィルムは、かなりの部分がCanon EOS 1Ds MK-IIやNikon D2Xに代表されるデジタルカメラにシェアを奪われています。
Phaseons社やLeaf社では3900万画素(112MB)もの大きなデータが撮れる機種が続々発売されていて、4×5サイズに代表されるシートフィルムも徐々に、市場を奪われています。
こんな状況下では、従来の銀塩フィルムが市場を確保するのが困難なことは、誰の目にも明白です。
先日、代表的なカメラメーカーの一つであるNikonが一部の機種をのぞいて、銀塩カメラやレンズの販売を終了することを発表していました。
西ドイツのアグファが、昨年倒産してしまいました。
KodakもB/W印画紙の生産を終了しています。
時代の流れとしては当たり前のことと理解していながらも、B/Wの現像やプリントを一生懸命作っていたり、チバクロームやカラーネガの現像等、自分で試行錯誤しながら処理をしたことが懐かしく思い出されます。
今後は、Nikon以外のカメラメーカーも同様な方向へシフトしていくのでしょうね。
フィルムメーカー各社も、いつまで現在のラインアップを維持していくのか、興味は尽きません。
社会に出てから今まで、写真業界に身を置く者の一人としても、激変する状況を肌で感じています。