東京の西部を流れる、玉川上水沿いを、西武線の武蔵砂川から玉川上水駅までを歩いてきました。
玉川上水は、承応2年(1653年)から翌年にかけて作られ、羽村で多摩川から引き込んだ水を、立川や三鷹を流れ、四谷大木戸までのおよそ43kmにもなる上水路です。
上流部では、現在も導水路として利用されているそうです。
そのため、流れに沿ってフェンスが続いていて水辺に下りることができないのが残念です。
それでも、流れに沿っていくつもある橋の上からは、木漏れ日を受けて水面をきらきらと輝かせている様子が見られます。
流れに沿うように雑木林があり、小鳥のさえずりと、風に揺れる枝の音が心地よく感じます。
近くには五日市街道があり、沿道には白い蔵を持つ家が多く見られます。
家の入り口には掘割があり、なかなか趣のあり風景です。
ケヤキの大木がいたるところで見られ、武蔵野の森をイメージさせてくれます。
たまには、こんな道をのんびりと歩いてみるのも良いですよ。