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窯焼きパン工房

2006年05月04日 23時17分00秒 | グルメ

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以前から気になっていたパン屋があり、自宅からはちょっと遠いのですが、休日ということもありお邪魔してきました。
西武拝島線、西武立川駅から歩いて15分ほどのところに、このお店はあります。
ロードサイドではないので、この看板を見落とすと迷ってしまいそうです。


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お店は大正時代に作られた、蚕室を改造したものだそうです。
当初は、素材や焼き方にこだわっていたため、パンが焼きあがる週に2日だけの営業だったそうです。
こだわりのパンは、天然酵母を使い、石窯で薪を使って焼いていたそうです。
そんなこだわりでは、1日に作れるパンの量が少ないことは素人の私でも想像できます。
現在は、2004年9月に溶岩を素材にした窯を作り、週5日の営業になったそうです。
10時から17時の営業時間ですが、すべてのパンが焼きあがるのは11時頃だそうです。
この時間までに焼き上がったパンがすべて売れてしまうと、その日の販売は終了です。
ちなみに休日の今日は、14時に着いた私は、残念ながらパンを手に入れることはできませんでした。
平日の方が、入手しやすいようです。
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店内はカフェも兼ねていて、パンが売切れるまでは、パンと飲み物が店内や外のテーブルで楽しめます。
窓際には、昔の蚕室だった頃のイメージでしょうか、白い繭が飾られていました。
店の中央には、薪ストーブが置かれています。
よく見ると、正面には猫のオブジェがあり、サイドには『ギャラリー繭』というレリーフが。
週に2日しか営業ができなかった頃、残りの5日間はギャラリーとして利用されていた頃の名残だそうです。
庭を見回すと、当時の名残があちこちに。

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外のテーブルに座ると、緑があふれ、ケヤキの高木から陽射しがこぼれてきます。
このお店の名前のZELKOWAは、ケヤキの意味だそうです。
車の音もほとんど聞こえず、林を抜けてくる風の音が心地よいBGMです。
次は、美味しいパンを味わいたいです。

写真はお店の方の許可をいただいて撮影しました。