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シュワスマン・ワハマン第3彗星

2006年05月03日 17時09分30秒 | 

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1930年にドイツでシュワスマン氏とワハマン氏によって発見された、シュワスマン・ワハマン第3彗星がこのコールデンウィークに見頃となっています。
この彗星、過去に太陽への接近に伴い、核が分裂したり、急激に明るくなったりするため、最近のニュースでも話題になっています。この彗星は、5月12日に最も地球に近付きます。
そのため、この頃には肉眼でも見られるのではないかと予測されています。
ただし、12日頃には満月に近い月が煌々と輝いているために、淡い彗星の姿を捉えるのは困難だと思います。
また、地球に大変近付く特殊な軌道のため、見かけ上大きくなるために同じ明るさでも面積が大きい分暗く感じてしまいます。
そのうえ、地球に近いために移動が早く、1日でかなり移動してしまいます。
そんなことを考えると、今晩辺りから週末頃までが見頃となります。
参考までに、今夜深夜2時頃には頭の真上近いところに見えます。
空の暗いところでも、双眼鏡程度は必要と思います。
カメラをお持ちの方は、三脚に固定をして真上に向けて、1分くらいの長時間露出をすると、尾を伸ばした彗星の姿が写せるかも知れません。
彗星の明るさの予測は、専門家でも非常に難しいものの一つです。
特にこの彗星の場合は、突然明るくなることがありますので、運が良ければ・・・。