My Favorite Things

写真、舞台、Jazz、バーボン、星空 等々。
私のお気に入りです。

CATS

2007年05月06日 20時59分28秒 | 観劇

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GW最終日、運良くチケットが入手できたので、五反田・キャッツシアターで、初となるCATSの舞台を楽しんできました。
とは言え、今日はなぜか乗り物のタイミングが悪く、バス、地下鉄、JRとことごとく発車直後。
多少の余裕を持って家を出たものの、どうにかJRに乗り継いだ時点で計算をすると、会場に着くのは開演ギリギリ。
結局、日曜であることと、タクシー待ちが少ないであろうという判断で、田町からタクシーを利用することに。
結果的には、10分前に劇場に着きましたが、思わぬところで冷や汗です。
劇場に入って驚いたこと、客席と舞台が一体化した作りに、しばし呆然。
席もS回転席という他の劇場にはない特殊な席で、係員に案内されて舞台を通って自分の席へ。
それにしても、まるでプラネタリウムをも思わせる作りに、開演まで周囲を見舞わしてしまいました。
いよいよ始まると、背後に何やら気配を感じて振り返ると、すでに猫が至る所に。
思わず、睨み合いという状況も。
OVERTUREとともに座席と言うべきか、舞台と言うべきか、両者が回転し、本来の位置フィクスするまでは不思議な感覚です。
このS回転席は構造上床下に回転用の設備があるため、舞台で猫たちが踊る度に揺れが伝わってきます。
この妙な臨場感は、この席ならではですね。
カラフルで個性的な猫が、合計24匹。
特徴的なもの以外、ハッキリ言って区別をするのが大変です。
でも、楽しい舞台です。
食わず嫌いで今まで観に行かなかったのが、もったいないくらいです。
4月中旬、日本テレビの深夜の番組で、青○さやかさんがキャッツに出演をするために特訓をしてオーディションを受けるという企画を面白く見ていましたが、その気持ちが理解できるくらい楽しめました。
ステージの仕掛けも様々なものがあり、飽きさせません。
久し振りに、2月のファントム以来の村さんの歌声を聞くこともできました。
グロールタイガーとグリドルボーンのデュエットも、なかなか素敵ですね。
唯一、以前から知っている曲のメモリーを目の前で歌われると、思わずホロッときます。
あっと言う間の舞台は、ラストもサプライズが待っていました。
まさか、猫たちが客席にきて握手をしてくれるとは、思ってもいませんでした。
正月に「朧の森に棲む鬼」の楽日に、おぼろを演じていた役者さんから楽日記念?のおせんべいを手渡しされたとき以来です。
私の席は、オールドデュトロノミーを演じた種井さんでしたが、希望を言えばタントミールを演じていた高倉さんの方が・・・。
思いっきり楽しめたキャッツでしたが、一つだけ難点が。
クローク、売店、トイレなどの施設がエントランス近くに集中していること。
休憩時間は、さながらラッシュアワーの駅のホームの様です。
休憩のアナウンスと同時に猫以上の速さでダッシュする女性の意味が、この時理解できました。
今さら改善はできないのかも知れませんが、1200人も収容する劇場なのだから、もう少しの配慮が欲しいですね。