最近、友人関係でPCのトラブルに遭う方が多いので、私のデスクトップPCに生じた不具合を紹介します。
上の写真は、PCとディスプレイを接続しているビデオカードと呼ばれる部品です。
ビデオカードは、広いディスプレイを高速に表示したり、美しい色再現には欠かせない部品です。
しかし、高性能化によって、部品の処理能力も高くなり、発熱を下げるためにファンが付けられているものが少なくありません。
私の場合、いつの間にかディスプレイの表示が遅くなり、さらに残像が残ったりするようになりました。
ソフトの不具合かとも思いいろいろと考えられるところをチェックしましたが、原因は不明のまま。
そのうち、電源を入れても起動画面の一部で止まってしまうようになってしまいました。
やむなく、OSの再インストールをすることに。
順調に進んでいた作業が、ある時点から止まったままに。
この時点でソフトではなくハードの不具合と判断をして入念に調べたところ、ビデオカードのファンが回っていないことに気付きました。
触れてみると、火傷をしそうなくらい熱を持っていました。
原因を探ってみると、意外なことに気付きました。
PCの内部は、ファンの作動により空気が一定方向へ流れています。
この流れによって、埃も運ばれてきます。
このファンに、かなりの埃が溜まっていたのです。
結局、この埃が原因でファンが止まり、熱でビデオカードの部品が焼損したことが原因でした。
定期的に内部を掃除しているのすが、もう少し入念に掃除をしていれば防げたのかも知れません。
CPUのヒートシンクやファン等は、エアスプレーで埃を飛ばしていたのですが、ビデオカードの小さなファンは見落としていました。
思わぬ落とし穴に、完敗でした。