私にとって初の記念回公演となる、キャッツ7000回公演です。
全席完売のチケット情報を見て想像はしていたものの、劇場に着くと考えの甘さを思い知らされました。
開場10分前頃に付いた時点で、入場待ちの長蛇の列です。
休憩の女性用トイレ待ちの列でしか見たことがない「最後列」のプラカードを持った職員がこの後目にする混雑を予想させました。
記念チャームを受け取りロビーに入った途端、目が点になりました。
溢れんばかりの人・人・人!
立錐の余地も無いほど、混雑していました。
近くにいた職員に確認すると、記念の限定グッズを買うために列を作っているとのことでした。
7000回記念の限定写真集に興味があったので並んでみたものの列は短くなる気配が無く、開演5分前頃には「休憩・終演後にご購入ください!」のアナウンスに、諦めて客席へ移動しました。
結局、この直後に整理券が配られたようで、休憩時間中に私と同様に客席に移動した人達からの不満がかなり聞こえてきました。
なかには、購入できないものと諦めたのか、限定数量を増やせと職員に詰め寄っている方もいました。
結局、休憩時間半ばで改めて整理券が配られ、終演後に無事購入しました。
商品在庫は思いの外あるようで、ただでさえトレイ待ちで混雑しているロビーを考えれば、事前に対応策は取れたと思えるだけに残念です。
座席の関係で、私の後ろを御大が数人を引き連れて歩いていきましたが、この異常な混雑をどう考えているのかと問い糾したい気分でした。
そんな不満も、席について舞台を見渡せばどこへやら。
おそらく初めて見る満席の状態に、圧倒される思いです。
それでも「ミュージカルキャッツ、開演です。」のアナウンスとともに、いつも通りの舞台が始まりました。
ネーミングの時に、予期せぬことが。
ネーミングの終わり近く、私のそばにいた磯谷ランペの表情にドキッとしました。
上目遣いで見つめながら語っているのですが、途中微笑みながら見つめ直された時、思わず心を掴まれた思いです。(笑)
イベント日のせいなのか、満員の観客のせいなのか、役者の皆さんもいつもよりもテンションが高い気がします。
中でも、スンラタガーはそんな印象です。
飯田ガスは、「子供たちにも~」のフレーズで表情が弛む以外は、相変わらずの仏頂面ですね。
登場シーンの年老いた雰囲気が、逆に若くて頑固者のように見えてなりませんが、いかがなものでしょう?
金平さんのグリドルボーンは、ちょっとお疲れ気味かな?
前回の方が、もっと愛らしい感じがしたのですが。
今回一番目を引いたのは、宮内ヴィクでした。
下手のスロープ下の座席ということもあり、蒼白いスポットに照らされながらの美しい姿に見とれてしまいました。
スロープを駆け抜けていく時も、笑顔をみせてくれたので、なおさらでした。
カーテンコールは、カウントダウンの特別カテコについて書かれたかの記事を読んでいて、「数字のオブジェをヒモで引っ張る」云々とあったので、どんなものかと期待をしていました。
いよいよと思ったとき、ステージから猫たちが凄い勢いで走り抜けていき何事と振り返ると、最後列の壁際に
いつの間にか置かれた7と0のオブジェが。
猫たちがステージ上に並べ、ゴールドやシルバーのテープが仕込まれた巨大クラッカーが客席に向けられました。
スンラタガーが「Happy Anniversary」のカードを書けると一気に盛り上がります。
いつまでも鳴りやまぬ盛大な拍手に、最後はタガーが箒を持ち出しステージを掃きながらAnniversaryのカードを裏返すとENDの文字が。
満員の観客も納得の、カーテンコールでした。
今年はもう一度、11月11日に25周年のイベントが控えていますが、どんなカーテンコールが観られるのか楽しみです。
とは言え、手持ちのチケットはなし。
運良く入手できればの話です。
さて、大入り袋に入った記念チャームですが、想像以上に小さかったので最初はどの猫か解らず、帰宅後調べてみたらコリコパッドでした。
もらった人の中には、猫の名前が解らないというかともいらっしゃるのでは?
裏面にプリントされた日付は、強く擦ると剥げてしまいそうですね。
できることなら、刻印をして欲しかったと思うのは、私だけではないと思うのですが・・。
キャッツシアター | 2008年6月27日 |
グリザベラ | 奥田久美子 |
ジェリーロラム=グリドルボーン | 金平真弥 |
ジェニエニドッツ | 鈴木由佳乃 |
ランペルティーザ | 磯谷美穂 |
ディミータ | レベッカ バレット |
ボンバルリーナ | 増本 藍 |
シラバブ | 南 めぐみ |
タントミール | 高倉恵美 |
ジェミマ | 王 クン |
ヴィクトリア | 宮内麻衣 |
カッサンドラ | 永木 藍 |
オールドデュトロノミー | 石井健三 |
アスパラガス=グロールタイガー/バストファージョーンズ | 飯田洋輔 |
マンカストラップ | 西門宇翔 |
ラム・タム・タガー | 金森 勝 |
ミストフェリーズ | 金子信弛 |
マンゴジェリー | 田井 啓 |
スキンブルシャンクス | 岸 佳宏 |
コリコパット | 牛 俊杰 |
ランパスキャット | 高城将一 |
カーバケッティ | 松永隆志 |
ギルバート | 入江航平 |
マキャヴィティ | 赤瀬賢二 |
タンブルブルータス | 川野 翔 |