東銀座の駅を出ると、カメラを手にしている人の姿が目につきます。
カメラが向けられているのは、今月いっぱいで建て替えに入る歌舞伎座です。
今日は、その最後を飾る公演「御名残四月大歌舞伎」の初日ということもあるのでしょうね。
建設時は、特異に映ったかも知れない建物も、火災や関東大震災、東京大空襲により立て直しを繰り返してきました。
さらに時を重ね、国登録文化財となりながらも、この公演を最後に正面のデザインを残しつつ高層のオフィスビルに立て替えとなります。
銀座のシンボルの一つとも言える見慣れた姿が見納めとなると、カメラを向ける人たちがさらに増えそうです。
外観だけでなく、独特の雰囲気のある建物内部の雰囲気も好きだったのですが、立替後は無くなってしまうのでしょうね。