カーテンコールを終えてみて、とても熱い舞台でした。
昨年10月にスタートした東京公演も、今回が8回目となりましたが、今日の舞台を観る事が出来て良かったと思わせる舞台でした。
アイーダ、アムネリス、ラダメスのメインの3人は、それぞれ変わりながら観ているのですが、濱田アイーダと阿久津ラダメスの組み合わせは素晴らしいです。
樋口さん阿久津さんの組み合わせでも観ているのですが、別台本があるのかと思えるほど印象が異なります。
誤解されないように書きますが、樋口さんのアイーダも素晴らしく、とても好きです。
ところが、2回目となる濱田さんと阿久津さんの2人は、互いに一番良いものを引き出すタイミングを心得ているかのようです。
「勝利ほほえむ」では自信に満ちた将軍の姿を見せていたラダメスが、次第にアイーダに惹かれ「どうしたらいい」でアムネリスとの関係に悩む青年の姿に変わり、更にラストへ向けて「星のさだめ」アイーダへの愛に満ちた心境の変化が良いですね。
アイーダも王であり父であるアモナスロの忠告を無視したが故にエジプト軍に捕われ、「あの日は遠くに」で心境を切々と歌う姿に涙が出てきます。
ラダメスが少しずつ理解でき始め「儚い喜び」で1人の女性の可愛らしさが垣間見えながらも、アムネリスと共に歌う「お洒落は私の切り札(リプライズ)」では同じ王女としての辛さを歌い、「ローブのダンス」「神が愛するヌビア」ではヌビアの民に勇気と生きる力を与える存在であることを歌い上げます。
「人生の苦しみ」では、捕らえられた父アモナスロの言葉にラダメスとの愛を断ち切ろうとして苦しい心を歌い上げるものの、「星のさだめ」でエジプトの将軍でありファラオの後継者となるラダメスと、脱出をしてヌビアの王女として生きるアイーダの心境を歌い上げる「星のさだめ」は気持ちが痛いほど伝わってきます。
それぞれのシーンでの2人のシーンが、他のキャストと比べても数段素晴らしいと感じさせます。
光川さんのアムネリスの存在が、この舞台の魅力を高めています。
メレブの金田さん、WICKEDのボックのイメージが強かったのですが、いい感じに変わってきました。
船着き場での剣捌きは、「脇で声援をおくる・・・」ほど苦手なはずですが、他のメレブと比べても一番しっかり戦っています。
ゾーザーに対して皮肉を込めて挨拶をしたり、兵を買収している様は中島さんの方が上ですね。
田中さんのゾーザーは、好みの問題ですが、私には声が今一つ馴染めないようです。
飯野さんと比べると、一目瞭然の悪人に見える?風貌も・・・。
あくまでも、私の中ではの話ですが。
土曜ソワレにも関わらず、少なめの客席でしたが、私と同様に感動した方が多かったようです。
惜しみなくおくられた拍手が、それを物語っていました。
舞台上でも、何度も応えてくれ、最後はスタンディングオベーションとなりました。
今、twitterを利用して、街で見かけたポスター、CMをアップするキャンペーンが続いています。
都心部を中心に、かなりの数の駅に掲出されたポスターを見かけた方も、多いはず。
そんな方々にも、ぜひ観ていただきたい舞台です。
今日の舞台を観て、改めて思いました。
■ツイッター『アイーダ』ポスター・CMなう! キャンペーン
□応募要領
街やテレビで『アイーダ』広告物を見かけたら、写真に撮ってツイッター上で、「 アイーダポスターなう! #aidanow 」?「 アイーダCMなう! #aidanow 」と投稿してください。
□応募(投稿)締切?2010年4月15日
詳細は、こちらに。
四季劇場[海] | |
2010年4月10日 | |
アイーダ | 濱田めぐみ |
アムネリス | 光川 愛 |
ラダメス | 阿久津陽一郎 |
メレブ | 金田暢彦 |
ゾーザー | 田中廣臣 |
アモナスロ | 石原義文 |
ファラオ | 維田修二 |
ネヘブカ | 松本昌子 |
【男性アンサンブル】 | 品川芳晃 |
田井 啓 | |
朱 涛 | |
川東優希 | |
黒川 輝 | |
影山 徹 | |
深堀拓也 | |
河野駿介 | |
【女性アンサンブル】 | 杏 奈 |
長島 祥 | |
小川飛鳥 | |
小島光葉 | |
濱田恵里子 | |
岡本有里加 | |
木許由梨 |