今日は大学病院で研修医向けのエコーガイドの内頸静脈穿刺のセミナーがあったので行ってみた。当院ではエコーで位置決めをすることはあるが、エコーガイドの穿刺はやっていない。自分の世代は鎖骨下静脈穿刺をもっぱら行ってきたが、今は気胸などの合併症をきたすリスクがあり、避けるようになっているそうだ。
内頸静脈穿刺はランドマーク法でもやったことはない。1cmくらいの穿刺なので安全だと若い循環器科医に言われるが、施行していなかった。エコーガイドではしないかもしれないが、事前のエコーで位置決めをして手技に慣れた若い先生に指導してもらって行ってみよう。エコーガイドの方が好ましいし、エコーにかぶせる器具を購入すればできるので、他の先生方に相談して検討しよう。大腿静脈穿刺でも今はエコーガイドで行う時代だ。
研修医に混じって受講するのも恥ずかしいものだ。それにしてシミュレーション訓練ができる今時の研修医は幸せだと思う。