インフルエンザに罹患して高熱を呈して、脱力で動けなくなった高齢者(80歳以上)が救急搬入されて入院している。またインフルエンザに罹患して、いったん解熱して、その後数日して再度発熱があり、肺炎になった高齢者も入院してくる。
今日はインフルエンザによる高熱・脱力で85歳女性が入院した(認知症治療中)。93歳女性はインフルエンザ後の肺炎で入院した。後者は施設に入所していて、インフルエンザA型陽性と診断されて、ラピアクタが点滴静注された。再度の発熱ではセフトリアキソンが投与されていた。1日だけの投与なので効果判定はできないが、投与してすぐに解熱しなければ、施設(の嘱託医)としては病院に送り込むという方針になる。セフトリアキソンを継続するか、変更するか迷うところだ。
昔だったら、このような高齢者はインフルエンザで、あるいはその合併症で死亡したのかもしれない。今は数日から1週間で治ってしまう。いい時代になったものだ。