今日から仕事初めだが、年末年始もほとんど出ていたので、年末からの継続になる。外来(内科再来)を診ていると、施設に入所している73歳女性が発熱・呼吸困難で受診してきた。酸素飽和度と血圧が低く、すぐに救急室へ移動した。今時としてはまだ若い年齢だが、寝たきり状態で四肢は拘縮している。4年前から胃瘻による経管栄養を行っていた。胸部X線・CTで心陰影背側に浸潤影があり、誤嚥性肺炎と思われた。PMRということになっているが、多分典型的ではない症状の方で、プレドニンを長期に内服していて今でも5mgを継続している。肺炎の陰影の割に状態は悪い。
私の入院はこの患者さんだけだったが、内科の若い先生方は、心不全で1名入院、肺炎で2名入院、そして午後5時過ぎに93歳女性が発熱で救急搬入されるという状況で忙しかった。小児科では1か月の児が、急性心筋炎疑いということで、こども病院に救急搬送していた。小児科医がその児を抱きかかえてバタバタと走って救急車に乗っていった。
外科に入院している80歳女性のことで、外科の主治医から相談を受けた。下肢の血管置換術後で経過をみていたが、1か月前から白血球増加があり、単球が90%だった。軽度の貧血と血小板減少もある。血液専門の技師さんが末梢血の白血球分画を見て、単芽球といえそうなものもあるが、ほとんどは成熟(と思われる)単球らしい。急性単球性白血病ではなくて、慢性のものなのだろうか。午後から骨髄穿刺を行ったが、結果は外注なのですぐには出ない。
12月30日に両側肺炎で人工呼吸となった患者さんは、酸素濃度も30%まで下げられて自発呼吸となっていたので、抜管した。もっと早く抜管できたが、大事を取って連休明けの今日にした。たぶん誤嚥性肺炎なので、食事摂取は慎重に開始することにした。