土日は「援助者必携 はじめての精神科 第3版」春日武彦著(医学書院)を読んでいた。これまで初版・第2版と購入してきたが、今回は全面改稿ということで、よりわかりやすい記載になっている。
境界性パーソナリティ障害(BPD)を筆頭とする、困った人たちへの援助、困った人たちからのクレームにどう対処するかということが、実践的に(諦めも含めて)書かれている。
医師・看護師を始め、MSWや苦情担当の事務職員の必読書だと思うが、当院でこの本を読んでいる人はいるのだろうか。
県内の新型コロナウイルス感染症の発生数は関東圏などに比べれば、まだ少ない。県内の感染症病床はまだ完全には埋まっていない。当院でのPCR検査はまだ3件に留まっている。しかし今後首都圏からの流入で一気に広がる可能性がある。
先週の会議では、感染病床が埋まった時から移行期・蔓延期として一般病床に新型コロナウイルス感染症患者を入院させるとされた。
各病院が院内の1病床を専用の病床に変更することにしているが、それだけでも他の疾患への対応力は低下する。1病床でもあふれた時は、医療崩壊でコントロールが付かない状態になる。